百の師匠に師事してきたけれど、いまだに自らが望む力を得ることのできない「最弱の弟子」ルーイは、人間的にいろいろとアレな師匠たちの、人間的にどうなの?という行為を防ぐために、世界中を駆け巡ります!

師匠暴走系ファンタジー『師匠どもに告ぐ』の2巻目!『おとなになってください』が6月30日より発売中です!

人類最強の攻撃法術を操る魔女にして、人間的に最悪な守銭奴(そして指名手配されている)「紅蓮の魔法使い」セリス・フォレストランナーを2年間追い続けてきたルーイは、大陸最大の霊木「ヴィテ・ユグドラシル」にてセリスと対峙することになりますが・・・・・・!

暴走するセリスの必殺魔法攻撃にさらされたルーイは、ヴィテ・ユグドラシルに住む昔の師匠・「地記の神術師」パユメールに助けられます。

パユメールはヴィテ・ユグドラシルの内部に一瞬にして大迷宮を造り上げられるほどの迷宮神術の使い手(ダンジョン・マスター)で、ルーイと妹弟子ミレーナを即席の迷宮にかくまってくれるわけですが、一つ問題が・・・・・・・それは、パユメールが極度の方向音痴であること!

元・師匠の造った迷宮の罠にひっかからないようにしつつ、同時に暴走するセリスとの突然の遭遇にも警戒しないといけない、という困難な状況で、なんとか現・師匠(セリス)を出し抜く方法がないかと頭を絞るルーイですが・・・・・。

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百の師匠を持つと称するルーイもかなりヘンなキャラなのですが、それ以上に彼の師匠たちがぶっとんでいるので、比較してわりとマトモに見えるのが面白いところ。

「はわわー」と言うばかりで頼りない天然妹弟子のミレーナが、なんだか結構常識人っぽく見えてしまうのが凄い作品です。

コメディ中心のファンタジーですが、後半はなかなかシリアスで印象的なストーリーになります。

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ケモミミとしては、今回の表紙にもなっている猫獣人(ケットシー)の娘・ターシャが登場します。
両親が行方不明になったためパユメールが保護している娘です。

無愛想で人見知りが激しくて、いかにも猫!という感じの性格をしています。

初見のルーイたちを警戒する最初の登場シーンが凄く野良猫っぽくて、ネコミミ好きは必見です。
ラノベでここまで猫っぽいネコミミ娘を表現をした作品は数少ないと思いますよ。
イライラすると尻尾で床を叩く仕草をするのもまたカワユイです。

彼女は今回、物語終盤で、重要な役割を担うことになります。



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