服部あゆみ氏は80年代から2010年代にいたるまで、様々な媒体で活躍されている漫画家。
代表作《風水斎》シリーズのほか、約30年近く続くコバルト文庫の(というか少女小説・ラノベ全体でみても)最長級シリーズ、《星子》シリーズのイラストを手掛けています。


また、元・アニメーターとして『ミンキーモモ』のキャラデザを手掛けていたことが良く知られています。


その服部あゆみ氏のデビュー作が、スペースパトロールの男女二人のドタバタを描くSF漫画『オレンジトリップ0926』です。
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『オレンジトリップ0926』表紙(服部あゆみ/徳間書店)










SPSS(スペースパトロール・スペシャル・セクション)に属するアクティブ・・・・・・というより猪突猛進に近い女性捜査官のセラと、彼女をサポートする猫型種族の捜査官・タマサブローが、超種族の古代遺物「火星人路(マーシャンロード)」に関わる事件に巻き込まれていくというお話。

常に怒っていてやたら突撃的なセラも面白いのですが、ケモミミブログ的には、見た目がほぼ女の子にしか見えないタマサブローの特徴的なキャラクターが目を引きます。

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『オレンジトリップ0926』P50(服部あゆみ/徳間書店)








タマサブローは喋り方も立ち振る舞いもかなりフェミニンな感じなのですが、服装は女装ではない(ボーイッシュな格好をした少女という雰囲気)というところが、今の視点で見てもかなり絶妙なバランスの男の娘になっています。

過去に『幸運猫』の記事で、「三毛猫の男の娘」キャラクターは「ネコミミ」が「男の娘」属性と出会ったことで生まれた新種の萌え属性なのではないか、と考察していたのですが、三毛猫ではない猫耳男の娘は、猫耳漫画の原点『綿の国星』から早くも5年程度で出現していたということなのですね。



21世紀の萌え属性はどんなに新奇に見えても、すでに80年代の誰かがやっている、ということが多いのだなあとつくづく感じる今日この頃です。



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