サイボーグ技術や神経接続ネットワーク、知能を持つアンドロイドといった夢の技術が実用化されつつある一方で、非NBC兵器による限定戦争や自然破壊による災害、それによって引き起こされる貧困と混乱が拡大しつつある近未来。

そんな世界の混乱から離れた人工リゾート島≪セナンクル・アイランド≫を舞台に、夢は「世界平和」な脳ミソ以外全部機械の能天気娘・七転福音(ナナコロビ・ネネ)と、天才科学者に創られた無愛想なネコミミアンドロイド・クラリオンのなかなか危険な日々を描く、『紅殻のパンドラ』単行本8巻目が3月23日より発売中です!

ネネとクラリオンの活躍(?)により、新兵器・粒子荷電砲を備えた巨大自律掘削装置「ブエル」への接触に失敗したアメリカ帝国軍大佐のクルツ。

高い地位を築いてきた米帝軍を裏切り、満を持して「ブエル」強奪の陰謀を発動させたはずなのに、ただ単に世界に「お宝フトモモ画像」をばらまいただけに終わってしまったクルツは、失意のドン底に叩き落とされ、もはや自棄になってネネとクラリオンを抹殺しようとします!

破壊したはずの戦闘アンドロイド「フィアー」も、ほぼスクラップ状態になりながらしぶとくネネとクラリオンの前に立ち塞がり、あらためて大ピンチに陥る二人。

そんな中、クラリオンは超必殺技「プラズマ=ネコパンチ」の発動させるべく、ネネに助力を願いますが・・・・・・・!

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ネネだけでなく、クラリオンも変化していく様が描かれた8巻です。

昔のクラリオンなら、自らが行動停止する(=ネネを自分の力で護れなくなる)ような判断はしなかったと思うのですが、8巻では「ネネを信頼する(=自分が行動停止してもネネは自力で何とかする)」という判断ができるようになっています。

物語はさらに新たな章に入るようなので、これから二人の関係がどうなっていくのか楽しみですね!


・・・・・・個人的に、おまけ漫画で言及されているクラリオンの体重(ドラ○もんと同じ=129.3kg)に衝撃を受けたり。華奢な外見ながらも、戦闘用アンドロイドとしてのスペックは伊達じゃないですね。

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さて、ブエル騒動を解決したネネとクラリオンは、『Episode 21』にて「全自動販売機」の襲撃(?)を受けることになりますが・・・・・・。
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『紅殻のパンドラ』8巻P118(六道神士・士郎正宗/角川書店)















この自律ロボット型自動販売機=「全自動販売機」というネタは、あとがきによると士郎正宗氏の同人誌『アトラス』時代の知人・鋼鉄はがね氏のネタだと言及されています。

でもこのネタ、古いケモミミ作品を探している時にどこかで見た記憶があるなあ、とあらためて探してみたら、アニメ監督の庵野秀明氏が1983年に『まんがアニメック』に書き下ろしていた漫画『お風呂』にも使われていました。
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『まんがアニメック』第1巻P140(庵野秀明/ラポート社)










もしかすると、士郎氏と庵野氏で、同じ鋼鉄はがね氏のネタを使っているのでしょうか?
もしそうであるなら、30年もの時を超えて、庵野氏が猫耳作品と繋がったことになり、なんともすごい縁だなあと思ったりします。



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