「異端」として迫害されてきた古の獣人種族の少女ウル・フェネシスと、「異端」と呼ばれる世界に魅入られてしまった錬金術師クースラが、それぞれの理想の地「マグダラ」を探し求めて旅を続ける物語。
ついに二人の旅の終着点が見つかる!? 『マグダラで眠れ』注目の8巻が2月10日より発売中です!

明言はされていませんが、この巻でいわゆる「第一部完」といった位置付けになっています。

フェネシスの属する古い種族についての伝説を記した、異端審問官アブレアの記録を求めて旅してきたクースラたち。
ついにたどり着いたのは、北の果てに近い旧・アッバスの地。

フェネシスのような獣耳を持つ「白き者たち」が、かつてこの地を猛烈な火で焼いて完全な廃墟にしたと伝承されていますが、現在は一応それなりの村ができていて、クースラが当初考えていたほどの荒れ地ではないことが分かります。

しかし、とある場所に立って眺めてみると、その地には「白き者たち」がつけたとてつもない爪痕が残っていました・・・・・・つまるところ、その地は巨大な爆心地の一部だったのです。

クースラたちは「太陽の欠片」=火薬の発見に次いで、白き者たちの技術を再現するべく、「空を飛ぶ方法」についての研究を開始します。
技術の再現によって白き者たちの軌跡を辿り、いつかは彼らと邂逅できるのではと(同時にフェネシスを同族に引き合わせてやれるのではと)意気込むクースラですが・・・・・・!

※ ※ ※

8巻まで読んでみて、実はこの作品、SF読みから高い評価を得ている名作ラノベ『猫の地球儀』と同じテーマを扱っているのだなあと思ったり。禁じられた異端の研究をする者に、ガツンとパンチを浴びせる内容というか。
でも、最終的な結論がだいぶ異なっているので、ぜひ読み比べてみることをお勧めします。

猫の地球儀 焔の章<猫の地球儀> (電撃文庫)
秋山 瑞人
KADOKAWA / アスキー・メディアワークス
2014-03-26


『猫の地球儀』の登場人(?)物は猫で、『マグダラで眠れ』のフェネシスも猫っぽいということで、こういうSF的テーマを扱う時には「異端者」と「猫」という組み合わせがいいのかもしれませんね。

フェネシスは砂漠の出身部族なので猫っぽい(猫は砂漠の動物)と考察していますが、それ以外に使い魔・魔女猫のイメージが重ね合わせてある可能性があります。




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