女神さまに異世界に転移させられたミチナガ青年。
本当は世界を救うように指示されているのだけど、異世界の争乱に巻き込まれて全然それどころじゃない!

一味違った異世界転移モノにして、第3回なろうコン金賞受賞作、『救わなきゃダメですか? 異世界』の2巻目が2月3日より発売中です!


女神さまからは「この世界を救えなかった場合、世界は消滅し、そこにいる転移者も共に消滅する」と聞かされたミチナガ。
そのためには転移者たちで協力してダンジョンを攻略(破壊)する必要があるのですが、強大な力を持った転移者たちはこの争乱の世界における重要な戦力として、相争う各陣営が抱え込んでいる状態になっています。

そんな状況の中、重武装の騎士団を敗走させるほどの戦力を持った「盗賊団」の話を聞いたミチナガたちは、探索者ギルドを通して、領主の盗賊団討伐隊に参加することになります。
大火力の魔法で攻撃してくるという、盗賊団らしからぬその戦術に、ミチナガは転移者がそこに加勢しているのではないかと考えたのです。

討伐というより、もはや戦争といった殺伐とした雰囲気の中、ミチナガは敵だけでなく柄の悪い貴族の騎士団にも警戒しながら、戦闘を開始することになりますが・・・・・・。

※ ※ ※

戦時中の雑用係としてミチナガのパーティに加わることになる、狐の獣人奴隷・メロディが登場します。
髪と耳、そして尻尾が赤毛なので、黒アリスからは「赤いキツネ」という呼ばれ方をしていますが、性格的にはあまり笑えるところはなく、おどおどして大人しいタイプのようです。

昔は西洋風ファンタジーに登場する獣人は猫と狼(犬)が基本だったのですが、最近は狐耳キャラクターの人気から、狐の獣人も時々登場するようになってきました。『精霊幻想記』や『レトリカ・クロニクル』が代表例かと。

精霊幻想記 2.精霊の祝福 (HJ文庫)
北山結莉
ホビージャパン
2015-11-28



レトリカ・クロニクル 香油の盟約 (メディアワークス文庫)
森日向
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
2015-10-24



東洋ファンタジーだと狐は神秘的な能力を持つ精霊的なキャラクターになりがちなのですが、西洋風ファンタジーの場合、その役回りを担うのは「狼」だったりします。
西洋風ファンタジーにおける狐キャラは、狐の「ずる賢い狩猟者」というイメージから、暗殺者的なキャラクター付けがされることが多いような気がしますね。



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