2014年末に急逝した水玉螢之丞氏のSFイラストエッセイ総まとめの第二弾が先月発売されております。

(ちなみに第一弾はこちら)
SFまで10000光年
水玉 螢之丞
早川書房
2015-07-23


 水玉螢之丞氏はSFに関連して「人外」キャラの良さについて結構色々語っていらっしゃるわけなのですが、氏の言う「人外」は、どちらかというとロボット・人造人間を指していることが多いのが、時代の移り変わりを感じてしまいます。
 今は「人外」という語は、ケモミミorケモノな獣人や妖怪、もしくはモンスター娘を指す言葉になっていて、ロボ娘に対して「人外」という言葉は使わなくなりました。
(たとえば今、初音ミクを「人外」キャラと言う人はあまりいないのでは?)



 水玉螢之丞氏は1990年代のエッセイにおいて「外見が人間で中身が人間じゃないもの」=「人外」という定義で使っていて、もしかすると元々の意味はこちらの方だったのかな?とも思ったりします。(「中二病」の意味が変わったのと似たような感じで)
 「人外」キャラの歴史をきちんと調べてみるのも、いつかやってみたいところ。

 ※ ※ ※

 ちなみに、水玉螢之丞氏はケモミミではなくて「(エルフ耳のような)とんがり耳フェチ」だったことで有名ですが、何点かネコミミ娘のカットも描いていますので、ケモミミ好きの人も一見の価値はあるかと。氏のイラストに懐かしさを覚える方はぜひ単行本を手に取ってみてはいかがかと思いますよ。



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