あこがれの剣と魔法の異世界に転移し、サモナー(召喚師)としての能力を開花させた男子学生・神野琥珀。
 しかし、彼の召喚術で召喚されるのは青坊主やら化け狸やら、西洋ファンタジーな世界には異質すぎるヘンテコな日本妖怪ばかり。
 何かがおかしいと思い始めるも後の祭り。事態はますます微妙な方向に向かっていきます、、、

 流行の異世界転生物を強烈に皮肉るパロディノベル! 『異世界妖怪サモナー~ぜんぶ妖怪のせい~』の第二弾が、12月26日より発売中です!

 異世界に行って、最強の勇者になって、美少女ハーレムパーティーでちやほやされたい、という、とてつもなく不純な動機で異世界にあこがれていた琥珀少年。
 ついに念願かなって剣と魔法の異世界に転移し、サモナーとしての能力を開花させた彼ですが、彼の術で召喚されるのはなぜか日本の妖怪ばかり。
 それもそのはず、この世界の召喚術は、術者の故郷のモンスターが召喚されるものであり、日本人の琥珀の故郷における「モンスター」とは、日本古来の妖怪なのでした!

 せめて水木しげる漫画に出てくるような大妖怪であれば見栄えもまだ良かったのですが、琥珀の術で召喚される妖怪は、野槌(ツチノコ)やらクダンやら化け狸やら、物理的な戦闘よりも精神攻撃・・・・・・つまり、人を驚かす方が得意なヤツらばかり。
 琥珀の考えていた血沸き肉躍る異世界バトルとはまったく異質な、どうにも低レベルな戦いが繰り広げられることになりますが・・・・・・。

 しかし今回! 琥珀は「四国の山々に足をかけ、瀬戸内海で手を洗う」ほどの超々巨大妖怪・手洗鬼を召喚することに成功します!
 今までの妖怪とは違う迫力に期待をかける琥珀の目の前で、召喚された手洗鬼はついうっかり魔王ごと魔王城を踏みつぶしてしまいます!・・・・・・・世界はあっさり平和になったのでした。

 「異世界で冒険者になる」のが夢だったはずなのに、世界が平和になったことで冒険者という職業自体が不要になってしまい、失業状態になってしまう琥珀&妖怪たち。

 そのうち、妖怪の偽物!?が各地に出現して悪さをするようになり、琥珀は無職になった上に濡れ衣を着せられて、さんざんな目に遭うことになりますが・・・・・・・。

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 「魔王と戦争することで成り立っている異世界は、魔王がいなくなったら妙なことになるはずだ」という設定は、著者の前作品の『闇堕ち騎士がダンジョン始めました!!』と似たようなテーマになっていますね。
 典型的なファンタジーの世界観を異なる切り口で描く手法は、この作者ならではといったところ。

 あと前作品のヒロインがネコミミ娘で、本作もタヌキ娘やネコ娘が出てくるところをみると、かなりケモミミっ娘好きなんですかね~



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 ケモミミキャラとしては、相変わらずの下ネタ大好き化け狸娘のヤエともう一人、今回は猫又の娘・トラが登場します。
 近年の漫画や小説に登場する、狸・狐・猫といった化ける獣同士はそれぞれ反目していることが多いのですが、本作のヤエとトラもあんまり仲が良くありません。

 ちなみにヤエは狸耳の生えた娘の姿が通常形態なのですが、トラの方は動物の猫の姿の方が標準のようです。トラは最初の扉絵では一応ネコミミ娘として描かれているのですが、真実の姿がどういう姿なのかは謎な存在となっています。
 偽物として登場する方のトラはネコミミ娘でしたが、作者のあとがきでも触れられているように、偽物は「妖怪をゲーム風ファンタジーっぽくしたモンスター」の姿をしているそうなので、真のトラはああいうセクシーキュートなネコミミとは違う存在なのかもですね。



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