あこがれの剣と魔法の異世界に転移し、魔王を倒す勇者候補になった!(?)男子学生・神野琥珀。
 新たに身についた特殊能力――召喚術を意気揚々と使ってみますが、なぜか召喚されるのは青坊主やら化け狸やら、異世界には似つかわしくない微妙な妖怪ばかり。

 何かがおかしいと思い始めるも後の祭り。事態はどんどん微妙な方向に向かっていきます、、、
 最近話題の異世界転生物の強烈なパロディノベル! 『異世界妖怪サモナー~ぜんぶ妖怪のせい~』は、9月30日より発売中です!


 異世界に行って、最強の勇者になって、美少女ハーレムパーティーでちやほやされたい、という、とてつもなく不純な動機で異世界にあこがれていた琥珀少年。
 ついに念願かなって、異世界へのゲート(段ボール製)を見つけ、剣と魔法の異世界に行くことに成功します!

 さっそく出会った異世界らしい(?)ビキニアーマーをつけた少女戦士・ライカに、勇者としての才能を見いだされ、偉大(?)な召喚術師としての第一歩を踏み出した琥珀少年。
 しかし、ドラゴンやスフィンクスを召喚しようとすると、なぜか野槌(ツチノコ)や化け狸が召喚されてしまいます。

 そう、この世界の召喚術は、別世界から来た人間の故郷のモンスターが召喚されるものであるらしく、日本人の琥珀の故郷における「モンスター」とは、日本古来の妖怪なのでした!
 しかも、妖怪たちは物理的な戦闘よりも精神攻撃・・・・・・つまり、人を驚かす方が得意なので、琥珀の考えていた剣と魔法の異世界バトルとはまったく異質な、微妙に低レベルな戦いが繰り広げられることになります。

 色々誤解された挙句、廃ダンジョンの主になってしまい、勇者どころか魔王の一味だと思われて、冒険者から狙われるようになってしまう琥珀&妖怪たち。
 理想の異世界生活からどんどんかけ離れていってしまう琥珀の明日はどっちだ!?

 ※ ※ ※

 ここ最近の異世界転移物の徹底的なパロディで、登場人物がみんな変だったり病的だったりして、まともな人物が誰一人いません。琥珀が召喚する妖怪も、「青坊主」や「件」のような戦闘の役に立つのかわからない微妙な妖怪が多く、その点も物語のヘンテコさに拍車をかけています。
 下ネタ大好き化け狸娘のヤエが、なんだかんだいって一番戦えそう、というのが戦闘力不足を物語っています。

 召喚されるのが妖狐とか鬼とか龍とか、日本でも強力とみなされる妖怪なら、『サモンナイト』みたいにカッコよくなるんでしょうけどねえ。
 個人的に「ファンタジーな異世界で妖怪を召喚して戦う」というモチーフの作品では真っ先にこれが思い浮かびます。 
 
 『サモンナイト2』ではケモミミ妖怪ヒロインは妖狐(ハサハ)でしたが、『異世界妖怪サモナー』ではケモミミ妖怪ヒロインは化け狸となっています。

 日本のケモミミ妖怪ヒエラルキーは、狐>犬(狗神)>狸・狢>猫となるパターンが多いので、『異世界妖怪サモナー』は「微妙な強さの妖怪」としてあえて狐ではなく狸ヒロインを選んだのだと思われますが、近年の美少女妖怪モノ最大手の《東方project》が狸を強キャラとして設定していたり、『タケヲちゃん物怪録』の狸(ポンちゃん)もかなり強力な妖怪だったりしますので、狸妖怪の印象は、もしかするとそのうち変わるかもしれませんね。
(水木しげる漫画では結構昔から強かったりしますが。)





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