猫の両親に育てられた猫少女・辻家このみと、化け猫の魂を自らの肉体に封印している(という設定の)猫耳コスプレ男子・海老沼隼人。
 この奇妙な二人の出会いが、互いの運命を大きく変えていきます。

 ウサ耳エイリアン物『月が爆発したので』を描いたまことじ氏が送る、ちょっとヘンテコなハートフル・ネコミミ漫画『猫なのでもうすぐ死にます』の初単行本が本日6月15日より発売です!
猫なのでもうすぐ死にます 1 (ファミ通クリアコミックス)
猫なのでもうすぐ死にます 1 (ファミ通クリアコミックス)

 辻家このみは高校に入学したばかりの、華の15歳。
 でも、彼女は猫なので、そろそろ自分は寿命を迎えて死んでしまうと心配しています。

 猫の父親は、自分は18年も生きているし寿命なんて心配してても仕方がないとか、人間の体を持つこのみはもっと長生きかもしれない、と色々励ましてくれて・・・・・・このみは、とりあえず今を精いっぱい生きようと心を切り替えます。

 そうして始まった新しい高校生活。新しいクラスにはなんと・・・・・人型の猫がいました!

 猫耳尻尾を付けた海老沼隼人という男子生徒は、自分は身体の中に化け猫を封印していて、そのせいで猫耳が生えてしまったのだと説明します。

 明らかに中二病をこじらせているだけの隼人を見て、「人型の猫」である自分の仲間だと信じ込んでしまったこのみは、どうにか彼と友達になりたいと願うのですが・・・・・・。

 ※ ※ ※

 手に包帯を巻いていて、傷がうずくと猫のようになってしまう、という「邪気眼+猫耳」というキテレツな属性の組み合わせで迫ってくる隼人。
photo_463







『猫なのでもうすぐ死にます』1巻P37(まことじ/KADOKAWA)












 「男の娘+猫耳」である雄の三毛猫キャラ(『幸運猫』など)や、「病み+猫耳」である『恨み来、恋、恨み恋』と同様に、「流行の属性+猫耳」という発想で作られたキャラクターですが、本作の場合は猫耳の無い猫少女・このみと対にすることで、ギャグとは別方向の、独特の雰囲気を生み出すことに成功しています。

 長い間友達がおらず、「人型の猫」の仲間を探し求めていたこのみが、どう見てもギャグでしかない隼人に心を寄せてしまう様に、痛切なものを感じてしまうんですね。

 淡々としたギャグが光るまことじ氏の作品ですが、もう一つの作風の特徴として、複雑な家庭環境のキャラを描く(これは『月が爆発したので』でも見られる)という点が挙げられ、この『猫なのでもうすぐ死にます』でも、その特徴が良く出ています。



萌え ブログランキングへ