なぜか女子高生に見えてしまう飼い犬・ワン子と、なぜか人生最高のモテ期に突入した、ぱっとしない独身サラリーマン・仲坂康一。

 元カノ、ペットショップの店員さん、財閥のご令嬢、そして猫耳娘に犬耳娘!
 様々な女の子にモテまくる康一も、ついに誰と一緒になるか、決断する時がやってきました・・・!

 犬耳美少女とのラブラブ同居漫画・完結編! 『わんこナンバーわん』の4巻目が3月9日より発売中です!
わんこナンバーわん(4)<完> (講談社コミックス)
わんこナンバーわん(4)<完> (講談社コミックス)

 ワン子の動画を上げてみたり、ワン子の母親を探してみたりと、相変わらずワン子との仲睦まじい日々を過ごしている康一。

 そんな中、クリスマス・イヴに向けて、元カノのエリカが彼氏と別れたことを告白し、もう一度ヨリを戻したいと申し出てきます。
 同時に、ペットショップのリオさんからクリスマス・イヴの夜に康一の本音を聞きたい、という話を受け、さらに西園寺家の令嬢・アイコから、12月24日にデートすることを半ば強引に約束させられます。

 優柔不断な康一は、どの女性を優先するか決められず、トリプルブッキング状態にしてしまって、ワン子に呆れられる始末。

 ワン子自身にとっても、康一が誰か一人の女性を選んだ時、ワン子はもう二度と人間の姿で康一とは会えなくなるため、康一の選択が非常に重要なはずなのですが、ここにきて、ワン子はやや一歩引くような態度を見せるようになります。

 雪が舞い散るクリスマス・イヴの夜、康一が最後に選ぶのは・・・・・・!

 ※ ※ ※

 本作の擬人化の方法、やっぱり凄く独特で工夫されています。

 例えば下のコマ、ワン子とエリカが会話しているように見えるんですが、ワン子が女子高生に見えるのは「康一」視点、または「ワン子」視点のみのはずなので、実際には会話になっていないはずなんですよね(エリカにはワン子は普通の犬に見えているはず)。

 でも、この場面の意味を、後の展開から考えると「エリカとワン子が本当に心を通じ合って、会話している」という風に見ても、決して不自然ではない描写だったりします。

 こういう解釈の余地を残すような擬人化シーンを、効果的に交えているところが、本作が他のケモミミ漫画と一線を画する点と言えるでしょう。

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『わんこナンバーわん』4巻P30(玉越博幸/講談社)














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