「地上最強の小型哺乳類」――ラーテルの獣人娘である瞳は、人間どころか哺乳類の域からも逸脱した「壺舞螺(コプラ)」の獣闘士――大沼電と激しい死闘を繰り広げます!

 話題の獣人バトル漫画の最新3巻が3月5日より発売中です!
キリングバイツ(3) (ヒーローズコミックス)
キリングバイツ(3) (ヒーローズコミックス)

 2巻から引き続き、無人島を舞台とした多数の獣闘士によるバトルロワイヤル・・・・「獣獄刹(デストロイヤル)」編が続きます。

 紆余曲折あって、獣獄刹に「プレイヤー」として参加することになった超平凡な大学生・宇本。
 獣闘士に移動指示を出すことのできる「プレイヤー」の彼は、(競技上は敵である)知り合いのチータの獣人娘・中西エルザがピンチに陥っているのを見て、瞳をエルザのいるマスへと移動させます。

 瞳を待ち受けるのは、角供財閥所属の凶暴な爬虫獣人(レプティア)の二人・・・・暴走族上がりの「壺舞螺(コプラ)」の大沼電と、元・香港マフィアの女用心棒「守宮(ゲッコー)」の風間楓。

 瞳は一時エルザと共闘関係となり、残虐無比な爬虫獣人たちとの戦いに挑みますが・・・・・・!

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 獣闘士たちが野性の残酷さにあふれているのは当然として、盤上で駒(獣闘士)を動かす「プレイヤー」たちも、かなり人間離れした雰囲気を漂わせているところが、皮肉が効いていて面白い。
 一見淑やかそうな三門財閥の令嬢・陽湖も、青筋を立てて怒りを露わにしたりして、ホラー漫画みたいな表情を見せたりしますし。

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 下のコマに見られるような「獣闘士たちの戦闘術を、実際の動物の蘊蓄に絡めて解説する」という一連の流れも、3巻になってかなり板についてきた感じがします。おそらくは原作者・村田真哉氏の芸風(特に『アラクニド』からの流れ)から来ているのだと思うのですが。

 ケモミミの登場する格闘モノはこれまでにも何作かありましたが、「虚実ないまぜの解説で内容に説得力をもたせていく」という伝統的な格闘漫画のフォーマットを持ちだしてきた、という点が、本作の革新的な部分といえます。
 ケモミミキャラが可愛い役を演じていただけの時代は終わり、伝奇から本格バトルまで、ありとあらゆる役をこなす時代になってきた、ということですね。
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『キリングバイツ』3巻P173(村田真哉・隅田かずあさ/小学館クリエイティブ)














 



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