犬だと思っていたペットのハスは、実はオオカミ少年だった?!
 狼なのに甘えん坊のハスと、彼に振り回されつつもしっかり世話を焼く女子中学生・冬華の日々を描く、人気の狼少年漫画の4巻目が10月30日より発売中です!

 今回もハスを中心に様々な騒動が起きます。

 血液型占いに影響されたハスが、自分の血液型を調べようとして妙なことになってしまったり・・・。

 大学生の兄が帰省することになったのだけど、兄はハスが人間に変身できることを知らないので、どうやって誤魔化そうかと冬華が悩んだり・・・。

 冬華とより接近したくて、夏祭りでのお化け屋敷デート!を計画するハスに対して、お化けの類が本気で嫌いな冬華が拒絶してしまって、物語が怪しい方向にいってしまったり・・・。

 相変わらず犬のように(犬だから?)冬華にベタベタするオオカミ少年ハスですが、ところどころ他人を慮って行動するようにもなってきていて、少年少女の成長がみられる点が、やっぱり『ちゃお』の連載作だなあと感じさせられます。

 4巻で気になった描写はこちら。
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『オオカミ少年♥こひつじ少女』4巻P88(環方このみ/小学館)















 北海道の下宿先へ戻る冬華の兄を空港で見送るシーンですが、ここでハスが思いっきり狼耳・尻尾を出した状態になってしまいます。
 空港という、人が大勢いる場所で正体がばれているわけですが、現実はそんなに大騒ぎになったりせず、左の吹き出しで『コスプレ?』とちょっとツッコまれるくらいの反応しかありません。

 以前、『うどんの国の金色毛鞠』の項でも指摘したことがあるんですが、2010年以降のケモミミ作品では、ケモミミの正体が普通の人にばれたとしても、「コスプレ」で押し通して、そんなに問題にならない場合が多いんですよね。
 80年代の、例えば『おてやわらかにぴんく!!!』なんかだと、正体がバレそうになる話でまるまる1話作られたりしているんですが、ケモミミに対する周囲の環境がだいぶ変わってきているのかな、と考えさせられます。


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