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 サラリーマンが獣人やエルフのいる異世界に行っちゃう!?『サラリーマン中二病』が9月30日より発売中です!
サラリーマン中二病(1) (モンスター文庫)
サラリーマン中二病(1) (モンスター文庫)

 25歳独身のサラリーマン・在澤幸貴(ありさわゆきたか)の夢は「異世界にトリップすること」!
 小学生の頃からありとあらゆる方法を使って異世界に行こうとしていた彼は、3528回目の試みとして、ネットオークションで落とした伝説の『ネクロノミコン』(50万円10回ローン)に描かれていた魔方陣を用いることを考えます。
 詐欺だ、金の無駄だ、とさんざんバカにしていた幼馴染たちの目の前で、突然姿を消してしまう幸貴。
 そう、ついに幸貴は本当に異世界へ行くことに成功するのです!

 ※ ※ ※

 幸貴が辿りついた異世界は、若干ヨーロッパ風味が追加されていますが、わりと現代日本に近い外観の世界。
 ただ、元の世界と違うのは本物のケモミミやエルフや鬼族が住んでいるところ!
 転移した途端、気を失っていた幸貴は、介抱してくれたクールなネコ耳娘・ルナの案内に従って、異世界を探索することになりますが、異世界はいやに普通な感じで・・・・・・。

 ルナさんの性格は本の紹介文などでは「ツンデレ」と表現されているのですが、実際はクールビューティーというのが的確な感じで、ほとんどデレません。
 突拍子もない幸貴の振る舞いに呆れつつも、猫的な好奇心・興味を持って見ている、という感じで、恋愛感情があるのか微妙な感じです。(幸貴はまんざらでもない様子ですが)


 ちなみに、本作が真に『中二病』ちっくな所は、平凡な人間が魔法で異世界に転移する点でも、ネコ耳娘とお近づきになる点でもなくて、「子供のころから習っていた町道場の拳法で悪漢たちをやっつける」とか、「平凡なサラリーマンがちょっと本気で活動したら外資系企業に転職できた」とか、現実にありそうだけど、まあ無いよね、というような描写だったりします。
 このあたり、作者も狙って書いてるんでしょうねー。



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