好評のみなぎ得一の『足洗邸の住人たち。』の完全版、玖(9)巻と拾(10)巻が8月25日より発売中です!
 今回は9巻の内容をご紹介。
 表紙は「中央」の七支柱悪魔軍団から逃げるこま。
足洗邸の住人たち。 【完全版】 9巻 (ガムコミックスプラス)
足洗邸の住人たち。 【完全版】 9巻 (ガムコミックスプラス)

 過去に出た大判コミックの10巻~11巻の内容が収録されています。
 一番最初の『足洗邸の住人たち、七』と最後の『足洗邸の住人たち、十一』に描き下ろしが追加。


 悪魔軍団のアイム公が生玉得たことで、悪魔になる以前の神の姿に「祖神回帰」し、毒の火焔を吐く伝説の悪龍、アジ・ダハーカに変身してしまいます。
 破壊の衝動にしたがって暴れ廻るアジ・ダハーカを、「中央」は「鬼号怪異」と認定し、討伐を開始します。

 悪龍に対するは、「中央」の七支柱――万魔学園の黒瀬先生として赴任していた第一軍団員・クローセルに、福太郎がオセに催眠をかけられて変容した第一軍団長・サタナキア――その他、主要悪魔が一堂に会します!

 その裏では、日本の大妖・大太の分霊である「白山菊理媛大神」こと白姫が、異国の悪魔軍団から主導権を取り戻すべく、静かに暗躍しつつあるわけですが・・・

 こまら足洗邸のメンバーは、ちょっと影が薄くなってます。
 笠森・仙は、焦るあまりなぜか言葉に「ニャ」が混ざったりして(義鷹に『こまか』とつっこまれる)、それなりにアジ・ダハーカの出現に動揺している感じではあるのですが。


 今回気になったシーンはこちら。
 十支王バアルがカッコよく決め台詞を言うシーンですが、ここで注目なのはツッコミを入れているのが、こまと玉兎という獣人ペアであるところ。
 『蛙が言うか!』という二人のツッコミに対して、さらに読者側から『猫(兎)が言うなよ』というツッコミを誘っているような構図になっている気がするのですが・・・どうでしょう?
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『足洗邸の住人たち【完全版】』9巻P30(みなぎ得一/ワニブックス)




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