生まれつき選ばれた天才(ギフテッド)を栄光へと導く魔法の文具、「賢者のシュライブヴァーレ」。

 困っている人や助けを求めている人の力になりたい、という素朴な夢を持っていた引っこみ思案な少女・一之瀬七梨は、シュライブヴァーレに宿る精霊・「品格と優美の」カトレアと契約したことによって、本当に人を救えるだけの奇跡の力を扱えるようになりました!

 しかしそれは、天才たちの酷く醜い争いに巻き込まれていることも意味していたのでした――

 さらに激しく、過酷になる、七梨とカトレアの戦いを描いた『回転る賢者のシュライブヴァーレ』。2巻目が5月24日より発売中です!

 回転る賢者のシュライブヴァーレ(2) (ビッグガンガンコミックス)
回転る賢者のシュライブヴァーレ(2) (ビッグガンガンコミックス)

 第七話より、七梨たちを苛む新たな敵として、狼っ娘の姿をした精霊・ルピナスが登場します。

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『回転る賢者のシュライブヴァーレ』2巻P33(星屑七号/スクウェア・エニックス)















 軍服はだいぶアレンジしてありますが、かつて収容所で大量虐殺をしていたという来歴や、「アウシュビッツの狼華」という二つ名から、彼女がナチス関係者をモチーフにしたキャラクターであることが分かります。

 狼のモチーフを多用していたナチスは、ケモミミ文化の普及以前からSF・ファンタジー分野で人狼と結びつけられることが多いわけで・・・。
 例えば、『仮面ライダー』に出てくるゾル大佐とか。ナチス=狼男のイメージを日本に広く普及したキャラクターの一人でしょう。
仮面ライダーバトルガンバライド 第10弾 ゾル大佐 【SR】 No.10-063 

 近年の作品では、平野耕太『HELLSING』の大尉が「ナチス」で「人狼」という属性を持ったキャラですね。
HELLSING OVA VIII Blu-ray 〈初回限定版〉 

 そして、人狼との関連性から、狼耳キャラクターもナチスと関係付けられる余地があるわけです。
 ケモミミ属性のうちで、ナチスネタと強い繋がりを持つのはおそらく狼耳だけではないかと思うので、今後もルピナスのようなキャラクターの広がりを注視していきたいところですね。



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