他の萌え属性と違わず、ケモミミ作品もその時代時代の流行を反映しているわけですが・・・
 1980年代前半に着目すると、当時の女子プロレス人気(いわゆるアイドルレスラーが目立ち始めた時期)にあやかってか、なぜかプロレスするネコミミが登場する例が見られます。

 とり・みきの代表作『クルクルくりん』(1983~84年)より、プロレスラー「ニャンニャコマスク」としてリングに登場するくりん。
 プロレス観戦に来たはずが、持ち前の多重人格能力で、そのまま本物顔負けのレスラーになってしまうわけですが、ネコミミに鈴付き首輪という格好になるところは、くりんの可愛らしさがそのまま出ています。

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『クルクルくりん』少年チャンピオンコミックス2巻P45(とり・みき/秋田書店)

















 ほぼ同時期に連載されていた、遠山光のネコミミ漫画『おてやわらかにぴんく!!』(1984~86年)より、新人プロレスラー「ザ・ピンクパンサー」の代役(?)として登場するぴんく。
 こちらもプロレス観戦に来ていたら、ピンクパンサー本人と勘違いされて、リングに出されてしまうという話です。彼女は元々猫なので、超人的な身軽さとトリッキーな動きで、本職レスラー相手にも十分に戦うことができます。基本はネコミミ付きマスクですが、ピンチになると尻尾も生えます。

 愛蔵版における作者談では、当時の『クラッシュギャルズ』が好きで女子プロネタを入れてみたけれど、予想以上にウケなかったので早々に撤退・路線変更したとのこと。
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『遠山光CutieGirlコレクション おてやわらかにぴんく!!』P196(遠山光/英知出版株式会社)













 今のネコミミ作品も数十年後に見れば、似たようなネタが共通して使われているのが、目立って見えるようになるかもしれませんね!



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