くしゃみをすると猫になってしまう妹・サヤが、猫になったことを良いことにお兄ちゃんに甘えまくる!
 『お兄ちゃんのことが(略)』・・・通称『にゃんブラ』の2巻目(完結)が3月1日より発売中!
お兄ちゃんのことが好きすぎてにゃんにゃんしたいブラコン妹だけど素直になれないの 2 (角川コミックス・エース 457-2) 
お兄ちゃんのことが好きすぎてにゃんにゃんしたいブラコン妹だけど素直になれないの 2 (角川コミックス・エース 457-2)
 
 この巻からは従妹の百乃も猫になったり、飼い猫のざくろが人間の女の子になったりして、サヤのライバルがさらに増えてしまうわけですが・・・

 基本的にみんな猫になって、お兄ちゃんとにゃんにゃんする点は変わりません!
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『お兄ちゃんのことが好きすぎてにゃんにゃんしたいブラコン妹だけど素直になれないの』2巻P98(オオハマイコ/角川書店)
















 実際は猫の姿であるはずの女の子たちが、裸の女の子に擬人化(?)されて描かれるのが、本作の特徴ですね。
 例えば、上のコマの現実の図は下のような感じ。
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 『お兄ちゃんのことが好きすぎてにゃんにゃんしたいブラコン妹だけど素直になれないの』2巻P97(オオハマイコ/角川書店)



 猫を撫でたりする動作が、すごくえっちぃ構図になって描かれたりします。


 さて、実は2005年以降の猫耳漫画にしか見られない表現が、この作品でも見受けられます。
 それは「猫が擬人化された姿と、実際の猫の姿が、一つのページに同居する描き方」です。

 例えば、擬人化猫耳漫画の原点である『綿の国星』では、猫は全て人型で描かれて、猫の姿が出てくることはありません。

 「擬人化された姿と、実際の姿が混在するような描き方」にきっかけを与えたのは、間違いなくカザマアヤミの『ちょこっとヒメ』でしょうね。

ちょこっとヒメ 3 (ガンガンWINGコミックス)
カザマ アヤミ
スクウェア・エニックス
2007-10-22


 漫画表現は出尽くした、的な言説がしばしば見られますけど、丁寧に観察していれば、新しい表現がひっそりと生まれて広がっていることに、気づくはずですよ。



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