1985年12月号のSFマガジンに掲載された、大原まり子『女性型精神構造保持者』における挿絵。作者はSF・ファンタジー系の挿絵で有名な加藤俊章。
 狂ったマザーコンピューターに支配される世界での、狼少年と猫少女の逢引きを描いた短編小説で、イラストはヒロインの猫少女を描いたもの。SF小説に登場する猫人間は、<人類補完機構>の猫娘ク・メルの影響を受けていることが多く、本作の猫少女もク・メルと同じく赤毛という設定です。

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『SFマガジン』333号P283(加藤俊章/早川書房)