亡き姉から引き継いだ猫が、なぜか人型の猫耳幼女の姿になってしまいました!
あらゆるものをキッチリしたい仕事人間の男性は、いかにも気ままな猫といった風に振舞う活発な猫耳幼女を、少々煩わしく思ってしまうのですが、、、
一人と一匹の関係はこれからどうなる?!
コーヒーのような苦さと癒しが同居する『陽だまりのニーノ』、初単行本が6月25日より発売中です!安仁屋 基(あにや もとい)は会社でもチームリーダーを務める、自他ともに認める仕事人間。
全ての物事をスケジュール通りにテキパキ進行し、常に労力とリターンの最大効率を追求するような生活をしてきました。
しかし、最近はその生活にも大きな変化が。
それは先日、母親代わりに自分を育ててくれた姉が亡くなり、姉が飼っていた猫を引き取ったことがきっかけです。
仕事だけでなくプライベートの時間も予定を組んで、無駄な時間を作らないように心がけていた基ですが、仕事から帰ってきてすぐ、猫が散らかした部屋を片付けなければならない状況に、彼は大きなストレスを感じていました。
しかも、仕事の疲れからなのか、その猫が猫耳幼女の姿に見えるようになってしまい、猫+幼児の騒がしさの相乗効果で基のストレスを倍加させていきます。
あまりの煩わしさに(たとえ姉の可愛がっていた猫だとしても)実家に預けてしまおうと考え始める基ですが・・・。
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父親代わりに猫耳幼女の世話をする、疑似親子物の要素を持った作品です。
疑似親子物はケモミミジャンルでも人気がありますが、本作は少し毛色が違います。
まさにコーヒーのように、癒しもあるけど苦みもある点が特徴です。
他の疑似親子ケモミミ系作品、例えば『うどんの国の金色毛鞠』にしても、『きつねとパンケーキ』にしても、父親役になる男性は「どちらかといえばもともと動物好きで」「元動物っ子たちの破天荒な振舞いもおおらかに許容する」タイプなのですが・・・。
本作の基は明らかに「動物(特に猫)を飼うには不向きなタイプ」で、しかもその猫が子供の姿になってしまうという、二重の障害をどう乗り越えていくかが、物語の肝になっています。
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今回注目した描写。
ニーノは「悩む(イライラしている)」の感情で、尻尾をぺちんっぺちんっと振っています。
『陽だまりのニーノ』1巻P177(肋兵器/みなつき/講談社・一迅社)
猫耳キャラの尻尾振りは「不機嫌」の表現として使われることが多いのですが、本作のニーノもその例の一例としてメモしておきます。
(猫耳漫画の尻尾振り表現の例 その1 その2 その3 その4 その5)
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