イウナ、ミルナ、キクナはブレデュール家の三姉妹!
いつも三人一緒だったけれど、そろそろ、それぞれの世界を持つ時期が近付いてきたのかも・・・?
物語の中で、幼かったケモミミっ子がちょっとだけ成長する、という過程を描いた作品としては、『らびっとアリス』、『きつねとパンケーキ』といった作品があります。そういう要素が気になる方には本当におススメの作品。
雪の日に外出する時に付ける耳当て(イヤーマフ)的なものは、頭に獣耳のある住人の世界だとこんな形になるらしい。
『ブレデュール家の娘たち』3巻P56(財賀アカネ/LINE Digital Frontier株式会社)
いつも三人一緒だったけれど、そろそろ、それぞれの世界を持つ時期が近付いてきたのかも・・・?
獣耳と尻尾を持つ人々が棲む世界の、ごく普通の一家の、ごくごく普通の日常を描く、『ブレデュール家の娘たち』、最終巻となる単行本3巻目が7月15日より発売中です!
ブレデュール家の三姉妹。
感受性が強く、一番お姉さんらしい気質のイウナ。
悪戯を主導することも多い、冒険心旺盛なミルナ。
お化けが大嫌いな怖がりのキクナ。
三人は今回も、予防接種の注射を受けたくなくて逃げ回ったり、雪の中をソリで駆け巡ったり、パパのためにレアアイテムを探して街中を探索したりと、様々な大騒ぎを繰り広げます!
いつもと変わらない愉快な生活・・・ではあるのですが、一方で、長い間「ひみつきち」だったランネさんのガーデンハウスが取り壊されることになったり、三姉妹の周囲の世界は少しずつ変わっていきます。
そして、三姉妹自身も、徐々に変化していくのでした・・・!
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強く強く、三姉妹の成長を感じられる最終巻です。
単に見た目が急に大きくなるという感じじゃなくて、「いつの間にかほんの少し大人っぽくなっている」という、親子・姉妹の関係性の機微を描いている点が素晴らしい。
物語の中で、幼かったケモミミっ子がちょっとだけ成長する、という過程を描いた作品としては、『らびっとアリス』、『きつねとパンケーキ』といった作品があります。そういう要素が気になる方には本当におススメの作品。
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今回注目した描写。
『ブレデュール家の娘たち』3巻P56(財賀アカネ/LINE Digital Frontier株式会社)
この作品世界、「椅子の形が、尻尾のある種族に合わせてあるように見える」点など、さり気なくSF心をくすぐる描写が多いな~と感じます。