ケモミミ生活 ~獣耳作品情報ブログ~

獣耳のいる生活をはじめてみませんか?
獣耳キャラクターに関連する最新情報と懐かしい情報を織り交ぜて紹介していきます。

※世界で唯一(?)の獣耳評論サークル・S猫出版部のブログです。
※『総解説・猫耳史』『総解説・狐耳史』『総解説・兎耳史』等を頒布しています。
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2019年03月

ロリコ・・・ではなくユニコーンは純潔(童貞)がお好き(ニンジン嫌い)。『ユニコーンをオトナにする方法』

伝説のユニコーンが「幻想の話術師」と呼ばれる人気ホストのもとにやってきた!!
純潔な人間に寄り添うはずのユニコーンが、なぜ女性関係の多そうなホストのもとにやってきたのか?
その理由は・・・!

モンスター少女×イケメンホストのドタバタコメディ『ユニコーンをオトナにする方法』が3月9日より発売中です!
ホストクラブ「ILLUTION」の人気ナンバー2・・・「幻想の話術師」の異名を持つ天空城 陸(うぶしろ りく/28歳)はある夜、突然駆け寄ってきた(というより突進してきた)少女に押し倒されます!

「純潔の匂いです!!」と騒ぎ立てる少女を、陸は慌てて物陰に連れていきます。
その少女の下半身は人間ではなく、馬の形をしていました・・・。

そう、キオと名乗る少女の正体はユニコーン。
そして、キオの狙いは純潔(=童貞)の存在である陸なのでした!!

童貞であることがコンプレックスで女性関係を拗らせている陸にとって、陸の純潔(=童貞)を宣伝するかのようなユニコーン・キオの存在は大問題なのですが・・・性格の優しい陸は結局キオを世話することになってしまいます。

果たして、陸は童貞を秘密にし続けることができるのか!?

※ ※ ※

陸の純潔(=童貞)を守ろうと、キオがヤンデレ気味に猪突猛進(馬だけど)の活躍を見せるところが愉しいコメディ作品です。

キオはいい子だし、陸もとてもイイ男なので好感が持てます。

※ ※ ※

本作、ユニコーンであるキオの描写に興味深いところが多数あります。

キオは足が完全に馬だけど四本足ではない、いわゆる牧神パーンやサテュロスのような形態になっている点や・・・

馬っ娘だけどニンジンが嫌いという描写がある点(これは「あぶらあげが嫌いな狐っ娘」の描写と共通する部分がある)。

そしてもう一つ注目は「ケモミミ娘が電話する場面」に、かなり納得感のある描写を提案している点です。
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『ユニコーンをオトナにする方法』1巻P94(結ゆい/株式会社KADOKAWA)


今の時代、スマートフォンが主流の現代だからこそ、ケモミミ娘にとっては「電話を直接耳に近づける必要の無い」上のシーンのような通話方法がベストだと思いますね。



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化け猫でも雷は怖い!『ねこむすめ道草日記』18巻

のどかな地方都市・群馬県渋垣市を舞台に、化け猫・黒菜と妖怪仲間たちのドタバタな日常を描いた『ねこむすめ道草日記』、最新18巻が3月13日より発売中です!

今回はテーマにとらわれない、様々な場面の黒菜&妖怪たちの日常エピソードが収録されています。

ラインナップは以下7編とおまけ一編。
 「黒菜が子供と鬼ごっこする話」
 「頑固なおばあちゃんと独楽&獅子丸の話」
 「黒菜がついにタイトル通り日記を書く!・・・猫娘日記の話」
 「雷が大嫌いな黒菜が、雷雨夕立の日に頑張る話」
 「現代の雷様の日常の話」
 「ねこむすめ的タクシー怪談」
 「ゴミ出し怪談」

雷の日に黒菜が頑張る第110話『夕立の雨宿りで道草』が、黒菜のお姉さん的側面が強く感じられて特におススメなのです。

黒菜は他の成長した妖怪たちから見るとまだまだ子供といった雰囲気なのですが、実際に子供たちの中に混じると、わりと「お姉さん」な立ち位置になることが多いのが良いなあと思います。

黒菜は良い子なので、「お姉さん」の役割を求められると、結構頑張ってそれを務めようとするんですよね。

※ ※ ※

今回気になった描写。
黒菜が雷を酷く怖がっている様子がうかがえます。
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『ねこむすめ道草日記』18巻P76(いけ/徳間書店)


近年の猫耳娘に見られるようになってきた重要な特徴が「猫娘が蛇を怖がる」「猫娘が雷を怖がる」の二つ。

本作以外の例として、『異世界駅舎の喫茶店』の猫嫁ニャーチも雷を怖がっていました。

このあたり、私の調べた限りでは90年代やゼロ年代の猫耳娘には見られなかった特徴で、この要素の広がり方を興味深く見ています。

おそらく「ケモミミキャラクターに実際の動物の特徴をより色濃く盛り込む」という近年の傾向が、猫耳娘の描写にも影響を与えているためだと思うのですが・・・。

狐っ娘が超いい子で尊い・・・青春恋愛キツネミミ小説!『おいなりさんは恋をする。』2巻

男子高校生・神上愛(かみじょうめぐみ)が、子供の頃にちょっと変な方法で助けた子ギツネが、狐耳尻尾の女の子の姿になって恩返しにきました!

でも実はその狐っ娘、愛のお姉さんである神上立(かみじょうりつ)が、他の女を近づけることなく自分が弟を独占しやすいように、「弟の恋人候補としてコントロールしやすい女子」として見つけてきた娘で、それゆえに複雑な恋愛模様が繰り広げられるのですが・・・。

第7回講談社ラノベ文庫新人賞・優秀賞受賞作のド直球狐っ娘ラブコメ『おいなりさんは恋をする。』。
2巻目が3月2日より発売中です!
今回の舞台は海!

姉・立(りつ)の謎の配慮で、海辺の旅館に行くことになった愛といなり。

それまで海を見たことの無い いなり にとっては全てが初めての体験でテンションが高く、愛もいなりに泳ぎを教えるといった普段とは違った体験をすることに、大きな満足を感じています。

前巻で いなり に強い感情をぶつけられたこともあり、愛は永遠に一緒にいることはできない いなり との関係を真剣に考えることが多くなっていて、今回の旅行もしっかりと「二人の思い出」にしていこうと努めて振る舞っているのでした。

そんな中、ある出来事を経て、旅館の手伝いをしている同年代の少女・姫宮七海(ひめみやななみ)と、愛といなりは親しくなっていきます。

七海が抱えている悩みを知った愛は、なんとか彼女の力になれないかと考えますが・・・。

※ ※ ※

1巻はラブコメの「コメディ」部分が濃かったですが、2巻はかなり真剣な青春・恋愛を描く内容になっています。

とにかく、狐っ娘いなりが良い子すぎて眩しい・・・!
純粋で無垢、といった部分もありますが、彼女なりに真剣に考えて答えを出している部分もあるので、彼女が愛に向ける発言のひとつひとつに大きな重みがあります。

今巻から登場の七海は、いなりとは別のベクトルで純粋なせいで、深く傷ついてしまっているタイプで、七海といなりの対比が非常に巧みに描かれています。

近年のラノベでこういう直球の青春小説が描かれるのは、やっぱり珍しいと感じます。
狐っ娘だけでなく、ライトノベルの多様性に興味を持つ人にもぜひ読んで欲しい作品です!

※ ※ ※

『うどんの国の金色毛鞠』『狐のお嫁ちゃん』と同じく、本作も「人外の存在が現実に生活していく上で立ちはだかる大きな問題」が描かれています。
このあたりを描いていく所は、近年の妖怪小説のトレンドを汲んでいる感じですね。



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狐と狸と女子高生の戦場!『放課後アサルト×ガールズ』7巻

狐型宇宙人(?)vs狸型宇宙人(?)の戦争に巻き込まれてしまった福岡県立織峰高等学校の女子生徒たち。
現代戦の戦場を模したFPSゲームのような異世界で、謎のゾンビ兵士との戦闘を繰り広げながら、元の世界へ帰るための手段を探し続けてきました。

ようやく狐たちの軍の本隊との合流を果たし、元の世界に戻れる算段がついたと思った矢先、一部の女子生徒が敵軍に拉致されてしまいます。
さらにその救出部隊も敵に捕らわれてしまって、大ピンチに陥りますが・・・!

銃と狐と魔法少女!が織りなす新感覚ミリタリー・SFファンタジー『放課後アサルト×ガールズ』。
クライマックス直前の7巻目が3月9日より発売中です!

教室に突然現れた狐耳少女によって、地球の平行世界「中空地球」にクラス丸ごと転送させられた織峰高校の女子生徒たち。
そこはさらに別の平行世界である「第5太陽地球」の二大勢力「イズナ」と「フタナ」が争う戦場でした。

前回、「フタナ」軍に捕虜にされたクラスメートたちを救うために、「イズナ」のレンジャー部隊とともに敵収容所への侵入を果たした、仲良し女子高生四人組――突撃兵のアヤコ、工兵のハルカ、偵察兵のマチ、衛生兵のキヨミ――と、狐耳のイズナ陸軍中尉・諏訪原サキ。

しかし、敵の罠にハマってしまい、乱戦の末についにアヤコが最後の命を落としてしまいます・・・!
ゲームのような世界で「死んでしまった」アヤコの運命やいかに!?

※ ※ ※

今回はゲーム的な残機があることを利用し、「一旦死ぬこと」を作戦に組み込むようになった女子高生たちの戦術が裏目に出て、アヤコがついに「残機0」になってしまう展開が描かれます。

なぜこの世界はFPSゲームのようになっているのか?

その謎の一端も明かされ、クライマックスに向けて展開が加速する第7巻です!

※ ※ ※

今回気になったコマ。
本作で対立しているイズナとフタナの二種族。
イズナが狐系種族なのに対してフタナは狸系種族なのですが、二種族とも尻尾がないので、外観上の区別はケモノ耳で行う必要があります。
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『放課後アサルト×ガールズ』7巻P12(高田慎一郎/フレックスコミックス株式会社)


イズナ人のサキ、久我山、シマ中佐のケモノ耳は縦に細長くピンと立っており、周囲で銃を持っているフタナ兵士のケモノ耳は短くてやや丸っこい、という形で二種族の区別ができます。
しかし・・・ケモノ耳の無い“丸頭”の私たちからすると、ぱっと見では区別つかないことがありそうですよね。

二種族で対立し、戦争までやっている第5太陽地球の人類は、このあたりの外観上の区別に敏感なんだろうなあと想像してしまいます。

中国古典文学を大胆な解釈で漫画化! ケモミミ娘もいるよ!『蓬莱トリビュート 中国怪奇幻想選』

有名な中国古典文学を大胆な描写で漫画化した『蓬莱トリビュート 中国怪奇幻想選』が3月15日より発売中です!
帯に「人外×古典」とあるように、ほぼ全編に人外の存在が登場します。
表紙は狐耳娘ですが、ほかにも獣が人の姿に化けた娘が多く登場します。
獣娘の登場する話は以下のとおり。

●第3話『狐の掟』
助けた狐が娘の姿になって恩返しに来るけど、実は・・・。
中国の化け狐は道教の陰陽の要素を持っているという点が良く分かる話。
原典は17~18世紀の清時代に刊行された小説『閲微草堂筆記』。


●第5話『異類の娘【虎】』
山奥で出会った美しい娘と結婚した役人の男。
子も授かり幸せな生活を送っていたけれど、ある頃から妻は山を恋しがって思い悩むようになります。
その理由は・・・?

誰が悪いというわけではないのに、非常に切ない話。
獣娘と添い遂げるのは難しいのか・・・。
原典は10世紀頃の北宋時代に編纂された奇譚集『太平公記』です。


●第7話『異類の娘【狼】』
なぜか山奥に大きなお屋敷があり、そこに住む令嬢に一目惚れして結婚した狩人の男。
幸せな結婚生活を送っていましたが、唯一気になるのは、妻が時折、侍女と連れ立って山に入っていくこと。
「山に住む人嫌いの義姉と会うため」という妻の言葉を完全に信じ切れず、こっそり妻の後をつけた狩人が見たものは・・・?

こちらも切ない話。
鶴の恩返しもそうですが、人外っぽい娘に「見てはいけない/覗いてはいけない」と言われたら、守らないといけませんね!
原典は18世紀頃の清代の奇譚集『夜譚随録』。

※ ※ ※

本作に登場する獣娘のうち、明確にケモノ耳が生えているのは第3話の狐娘だけで、第5話の虎娘、第7話の狼娘は髪の毛の形がケモノ耳っぽい、という外見になっています。

気になった描写としては、第7話の狼娘。
ものすごくたくさん食べるところカワイイ。

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『蓬莱トリビュート』P152(鮫島円人/株式会社リイド社)


それにしても「狼娘=大食い」という要素はどのあたりが原点なんですかね。
日本の作品でも『狼と香辛料』のホロが食べることに目がなかったりしますし、『幻想グルメ』のシルフィンの設定がエルフ娘から狼娘に変更になったのも「食べる」という要素に関してはエルフよりも狼の方が適役、という判断があったからなのかもしれません。
小梅けいと画集 狼と香辛料~十年目の林檎酒~
小梅 けいと
KADOKAWA / アスキー・メディアワークス
2017-03-10




本作『蓬莱トリビュート』が中国古典を下敷きにしていることから考えても、「狼の化けた存在=大食い」はかなり昔からある概念なのだと思われますが・・・。

このあたり、どこかできちんと調べておきたいところ。



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