神様や死者が訪れる不思議な温泉宿『此花亭』。
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今回気になった描写。

『このはな綺譚』8巻P9(天乃咲哉/幻冬舎)
そこで働く狐っ娘の仲居たちの日々を描く、モフモフ成分120%の狐耳百合漫画『このはな綺譚』の単行本8巻目が1月24日より発売中です!
今回の表紙は此花亭じゃなくて神社の狐巫女さんたちですね。彼女たちもだいぶキャラが立ってきました。
8巻の収録は全5編+α。今までありそうでなかった此花亭の水着回を手始めに、転生するのが嫌な女子学生の話、神社の巫女さんたちの話、柚が新しい着物を買いに行く話、そして新人時代の桐の話が描かれていきます。
今回は全体的に「自信を取り戻す、自信を深める」ことについて描かれている感じがしますね。
此花亭の水着回『渚でつかまえて♥』は、柚たちに「海水浴」の概念がないことになるほどなあと思ったり。海水浴が「遊び」になったのって20世紀後半かららしいので、文化的には大正時代あたりで止まっているらしい此花亭の狐っ娘たちにはよく理解できない概念なのかも。
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今回気になった描写。
水着の着方が分からずに変なことになっている柚。

『このはな綺譚』8巻P9(天乃咲哉/幻冬舎)
普通の人間がやったらただのヘンタイさんですが、頭に狐耳がある柚や櫻だとわりとしっくりくる形だったり。
ケモミミ種族が普通に生活している世界だと、左右に二つの穴が開いた形状の衣類は「獣耳を通す穴がついたもの=帽子」という考え方に行きつきそうな感じはしますね。