ケモミミ生活 ~獣耳作品情報ブログ~

獣耳のいる生活をはじめてみませんか?
獣耳キャラクターに関連する最新情報と懐かしい情報を織り交ぜて紹介していきます。

※世界で唯一(?)の獣耳評論サークル・S猫出版部のブログです。
※『総解説・猫耳史』『総解説・狐耳史』『総解説・兎耳史』等を頒布しています。
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2018年08月

TRPGでもラーテルの獣娘が出るよ!『ソード・ワールド2.5リプレイ 水の都の夢みる勇者』

和製TRPG代表作『ソード・ワールド2.0』の10年ぶりの改訂版『2.5』の新しいルールをわかり易く解説したリプレイです!

個性豊かな四人のビギナー冒険者が挑む最初の依頼・・・「奈落の魔域(シャロウアビス)」探索の様子が描かれます。
リプレイ集『水の都の夢みる勇者』電子版が8月20日より発売中です!(ちなみに書籍版は先月から発売中ですよ)

剣と魔法の世界ラクシア。
今回の舞台はその世界の一大陸アルフヘイムにある《水の都》ハーヴェスです。
風と雨の女神フルシルに守護されたその都は近隣諸国の交易の中枢であり、貿易商人や旅人をはじめ様々な人種・文化の人々で賑わっています。

そこで、冒険者になったばかりの四人の若者が出会います。

“ソード”・ワールドなのになぜか使う武器がメイスばかりのファイター、カイルバーン。

実家が破産して冒険者になった、フルシルに仕えるプリーストのニコラウス。

年齢1歳(!)でありながら様々な記憶を持っている、ルーンフォーク(魔導生命体)のセージ&コンジャラーのフィディック。

そして、パーティーのムードメーカー(というより天然娘)! 
ラーテルの獣人(リカント)にしてグラップラー(格闘家)のラティです。

彼らは手始めに「行方不明になった少年を探す」という初心者向けの依頼を引き受けたのですが・・・。
あれよあれよという間に、大陸の危険地帯である「奈落の魔域(シャロウアビス)」へと足を踏み入れる羽目になってしまいます。

ビギナー冒険者たちの運命やいかに!?

 ※ ※ ※

バージョン2.5のみならず、TRPGの初心者向けの内容も多いリプレイ集です。

当ブログが最も注目する点は、ラーテルのケモミミ娘が登場するところ!

ラーテルのケモミミ娘といえば『キリングバイツ』なのですが、他にも『群れなせ!シートン学園』や『けものフレンズ』といった作品にも登場していて、ラーテルもだいぶメジャーになってきた感じがします。

これまでファンタジーにおける格闘家型獣人といえば猫科獣人が主流でしたが、近年の動物擬人化モノの影響で裾野が広がったのか、ファンタジーに登場する獣人もバリエーションが増えているように思います。
『盾の勇者の成り上がり』のヒロイン・ラフタリアがアライグマの獣人だったりとか。
※ ※ ※

ラティは攻撃力が高く、素早く、レベルアップして三回連続攻撃ができるようになったりと、ものすごくアグレッシブな能力値・スキルを持っているのですが、防御力がほぼゼロという防御自慢のラーテルらしからぬパラメーターになっています。

その点はゲームシステムのせいなので仕方がないのですが、そのあたりの不備を「何があっても動じない天然娘」というロールプレイで補っていたところは、テーブルトークRPGならではの工夫でとても良かったです!

擬人化回で猫耳娘化があります。超シュール四コマ『ベルリンは鐘』5巻

パルプンテ系無秩序四コマ『ベルリンは鐘』の5巻目が8月8日より発売中です!
普段は人?・・・というか、生き物?・・・みたいな謎めいたキャラクターがひしめいている漫画ですが――


今回の5巻は『第88話/寝違え』が擬人化ネタなので、表紙も擬人化されたローズちゃん&チャイム・ビッグベルになっています。

猫耳娘ローズちゃんめちゃ可愛いね!
もともと『バンバンドリドリ』で普通(??)に可愛い女の子が出てくる漫画を描いていた作者なので、スタンダードなゆるふわキュート女の子四コマとかも実は描けるんだろうなあ。

そもそもローズちゃんは普段の猫形態でもわりと可愛いキャラだしね。
(もう一人の女の子動物キャラ・兎のミミちゃんは可愛いを超えて、セクシーというかちょっとえっちぃ時があるし)

今回は1話だけでちょこっとしか登場しなかったけど、今後も時々擬人化ネタやってほしいです。


「猫だよね?」「ねこだよ」(ねこまたとの会話)『ねこにまたたび恋ばなし』1巻

亡き兄嫁から引き取った猫は、なぜか 巽りりこ の目にだけ猫耳尻尾のついた幼女に見えるのです!

モテない少女小説家とねこまた一年生の日常を綴る四コマ漫画『ねこにまたたび恋ばなし』。
初単行本が8月7日より発売中です!

巽家の飼い猫「ぱる」。
前の飼い主・・・病気で亡くなった兄嫁の「みっちゃん」から、巽りりこ が引き取った猫です。
普通の人の目からはただの可愛いモフモフ猫にしか見えない ぱる ですが、実は大きな秘密があります。

それは、ぱるが実は人語を解し、文字も読める「ねこまた」だということ。
そして、なぜか りりこ の目には ぱる が猫耳尻尾の生えた幼女に見えてしまう!ということです。

猫の ぱる とガチで話す姿を周囲に見られて不審がられながらも、今日も りりこ は ぱる との穏やかな日常を過ごすのでした――

※ ※ ※

猫耳漫画の古典『綿の国星』からの伝統である「動物の猫を擬人化して描く」というパターンの変種として、「動物の猫が(ある人物にだけ)猫耳人間に見えてしまう」という作品群があります。

近年の漫画では『ふくねこ』といった作品がありますが、本作『ねこにまたたび恋ばなし』もその系譜にある作品です。
1話ごとに月または季節が巡っていく形式になっており、亡き「みっちゃん」の想い出を時々挟みつつもしんみりとした雰囲気は無く、ぱる と りりこ の賑やかな日常が描かれる作品になっています。

とにかく子供のように天真爛漫で表裏の無い ぱる がめちゃくちゃ可愛い作品なので、表紙の猫っ娘にピンときた方はぜひ読んでみましょう!

※ ※ ※

ぱる は漫画中では りりこ視点から猫耳幼女として描かれますが、実際は普通の猫なので、その行動はかなり猫っぽいです。
ぬいぐるみをけりけりしたり、いきなり思いついたようにドタドタ走り回るというのは、リアル猫だとそれなりに見かける動きですが、猫耳漫画ではやや珍しい描写です。
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『ねこにまたたび恋ばなし』1巻P106(松田円/芳文社)

巻末のメイキング記事を読んでみると、猫らしい仕草を不自然なくさせるために原案よりも ぱる の頭身とサイズを縮めた、という話があり、猫耳漫画の表現を考える上でとても参考になります。

ロリババァ狐娘大家さんですよ!『ヒトでなしに振り回される童貞。とてもつらい』1巻

古いアパートに住む売れない漫画家(童貞)の周りには、なぜか(変な)人外種族の女性ばかり住んでいるのです!

ちょこっと下ネタな人外ギャグ漫画『ヒトでなしに振り回される童貞。とてもつらい』の初単行本が7月31日より発売中です!
古いアパートに住む、売れない漫画家(童貞)の主人公。
ある日、彼の部屋の隣に美人(巨乳)のエルフさんが引っ越してきました。

想定以上に親切にされたことで、期待に胸やその他諸々を膨らませる主人公ですが、エルフさんが既婚者だと知って大いにガッカリ・・・。

しかし、エルフさんとのご近所づきあいをきっかけにして、今まで全くコミュニケーションをとっていなかったアパートの他の住人との付き合いが始まります。

これまで主人公は知らなかったのですが、実は、このアパートの住人のほとんどが人外女性だったのです!

これは色々なことが期待できると、あらためて息を荒くする主人公ですが、、、

※ ※ ※

変な日本語でしゃべる、毎日お盛んなエルフの若奥さんをはじめとして、かなり変な性格の美女&美少女が多数登場する作品です。

夢の中でだけナイスバディな貧乳サキュバスとか、えっちなことに抵抗がありすぎて逆にえっちな感じになっているエルフさんの娘さんとか、バイト代を身体で払おうとする鬼女の店長とか、全般的にえっち&下ネタなギャグで貫かれている人外漫画になっています。

※ ※ ※

ケモミミキャラとしては、「こっくりさん」の化身であるらしいロリババァ狐の大家さんが登場します。
やや酒癖が悪いですが、本作の登場キャラの中ではわりと常識人といったタイプです。
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『ヒトでなしに振り回される童貞。とてもつらい』1巻P83(とく村長/株式会社キルタイムコミュニケーション)


「ロリババァ」を自称しているので、口調だけの「のじゃロリ」では無く、実年齢も相当に経ている狐なのだと思われますが、面白いのが服装が大人らしくないゴスロリになっている点。

格好がこんなにロリなのに、仕草はババァっぽい(あぐらをかいたりする)というアンバランス感が魅力的なキャラになっています。

1巻では登場シーン少なめなので、今後の活躍に期待です!

タヌキによる人類支配計画!『目指せ東大!たぬ子さん』1巻

タヌキによる恐るべき人類支配計画が開始されました!
その尖兵となるのが、女子高生に擬態した化け狸・・・田抜たぬ子さんなのです!

ほのぼの学園生活風・タヌキ侵略漫画『目指せ東大!たぬ子さん』の初単行本が8月10日より発売中です!
山を破壊し、川を汚す人類に生活を脅かされてきたタヌキたちは、ついに反撃の狼煙をあげました!
人間に化けるのが上手い「たぬ子」を女子高生に化けさせて人間の高校に送り込み、まずは東大へ進学させることを目標に定めたのです。

たぬ子に東大で力をつけさせ、ゆくゆくは政治の世界に打って出て、合法的に人類を支配しようという壮大な作戦です。

東大合格に向けて猛勉強を開始するたぬ子ですが、彼女にやたらとつきまとうタヌキ好きの変な人間・春風遊(はるかぜゆう)があらわれて、たぬ子の勉強をとことん妨害してきます。

はたして、たぬ子は無事に東大に合格できるのでしょうか!?

※ ※ ※

人間世界の常識を知らない人外種族が人間の学校にあらわれて、騒動を巻き起こす・・・というよくある構図の作品に見えますが・・・本作、実は人外のたぬ子さんよりも、普通の人間の方が常識外れな存在になっている点で異色のギャグ漫画です。

タヌキ狂いといっても良いくらいタヌキにこだわりまくる春風遊や、ジョウロで居合い抜きができる(?)恐怖の生徒会長・橘咲花(たちばな はな)といった奇人変人が多数登場して、常識のないはずのたぬ子さんが比較的常識人に見える、という不思議な状況が生まれています。

シュール&ぶっ飛んでいる独特のギャグと、勉強を邪魔されてばかりで困惑するたぬ子さんの可愛らしさに、お腹一杯になれる一冊です。

※ ※ ※

たぬ子さんの初登場シーンは、まさにお手本といってもいいくらい「ケモミミ登場シーンの様式美」(「獣耳」→「尻尾」→「顔」または「尻尾」→「獣耳」→「顔」の順でコマ送りされる)を満たしていました。
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『目指せ東大!たぬ子さん』1巻P4・5(川井みる/LINE株式会社)


狸耳→尻尾→全身像の順でコマが移り変わっています。

本作の場合は「狸耳と尻尾があるのは変だと学校のみんなが気づいているけど、たぬ子さんだけはバレていないと思っている」という設定があるので、「学校のみんな」の視点に読者を一致させるようなコマになっているのでしょうね。

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