ケモミミ生活 ~獣耳作品情報ブログ~

獣耳のいる生活をはじめてみませんか?
獣耳キャラクターに関連する最新情報と懐かしい情報を織り交ぜて紹介していきます。

※世界で唯一(?)の獣耳評論サークル・S猫出版部のブログです。
※『総解説・猫耳史』『総解説・狐耳史』『総解説・兎耳史』等を頒布しています。
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2017年10月

どんな時でも猫耳は外さない!『まほろばきっさ』3巻

英国からやってきた本場(?)のメイドさん、シオリ・シャーロット・K・サージェントが経営する正統派(?)のメイド喫茶を描く、超メイド四コマ『まほろばきっさ』の完結編・3巻が10月27日より発売中!

3巻は駅の反対側にライバル店ができた!という話が中心。

東南アジアのカフェ文化の本場・ベトナムからやってきたグエン・ニオが展開する本格ベトナム喫茶「ホアンカオカフェ」。異国情緒あふれるアオザイを着た店員さんがいるカフェで、メイド喫茶(?)である「まほろばきっさ」にとってはかなり手ごわいライバル!

・・・かと思われたのですが、ニオもシオリに負けず劣らずかなり変な店長で、せっかくのアオザイやメイド服もどこへやら、結果的に奇行対決といった状況になってしまいますが、、、

最終巻も癖になるような独特の会話のテンポと、シュールなギャグが冴えわたっています。

※ ※ ※

まほろばきっさの面々は第27杯目(27話)にて健康ランドに行くのですが、猫耳を付けた猫っぽい店員さん「三ケ田りずな(通称リズ)」は、風呂場でも猫耳を付けています。
普段と色が違うのでわざわざ防水仕様のものをつけているのですかね?
(あるいは手ぬぐいを猫耳の形にしているのかも)
photo_1104






















『まほろばきっさ』3巻P22(tugeneko/竹書房)


単なる猫耳コスプレと「付け耳キャラ」を分けるのは、どんな場面でも付け耳を外さないかどうか
付け耳キャラは付け耳がアイデンティティになっているので、外してしまう(無くしてしまう)とキャラが変わってしまう現象がしばしば見られます。(例:『デ・ジ・キャラットファンタジー』、『月詠』など)

月詠-MOON PHASE- Neko Mimi DVD-BOX
斎藤千和
flying DOG
2009-12-16


眼鏡っ娘属性と似た現象が生じるのが、コスプレを超えた「付け耳属性」の特徴と言えそうです。



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「相手をして欲しいのなら尻尾の一つも生やしてこい!!」( byケモナ―マスク)『けものみち』2巻

獣人もいる異世界に召喚されたのは、変態的なまでに獣を愛するプロレスラー!
あまりにも変すぎて召喚者からも見捨てられたプロレスラーは、「ペット」という概念がない異世界でペットショップを開くことにしますが・・・。

『この素晴らしい世界に祝福を!』の暁なつめ氏と、漫画版『バカとテストと召喚獣』のまったくモー助氏&夢唄氏が送る、残念系異世界転移物語『けものみち』。単行本2巻目が10月26日より発売中です!

異世界に召喚されたプロレスラー「ケモナ―マスク」・・・本名・柴田源蔵は王国を脅かす魔獣と闘うことを拒絶し、ペットを飼うという概念の無いこの世界で「ペットの魔獣」を普及するべく、異世界初のペットショップ「けものみち」を開店しました。

しかし、源蔵がペットを手放したがらなくて商売になってない状況に、店員の狼少女シグレは常々あきれ顔。
なぜか店に居候している竜人・花子&吸血鬼カーミラも商売より日々を楽しく暮らすことに熱心です。

今回も街を騒がすヴァンパイア?の謎に迫ったり、街に襲来したワイバーンに(動物好き的興味から)アプローチしようとしたりと、商売と関係ないことにばかり首を突っ込んでいる源蔵&「けものみち」メンバーですが・・・。

※ ※ ※

相変わらず残念な性格の登場人物たちがシュールな日常を繰り広げる、いつもの暁なつめ作品です。

かなり変態的ではありますが、獣耳や角や尻尾といった動物的特徴の無い人物には全く興味を示さない源蔵の感性は、ケモミミ好きの人にはわりと共感できるところも多いのでは?
彼はモフモフしたほ乳類・鳥類以外の爬虫類・両生類も分け隔てなく愛するようで、動物好きの鑑でありますね!

※ ※ ※

本作では一番の常識人である狼少女のシグレ。
普段は冷静なツッコミ役といったところなのですが、今回、凶悪なワイバーンを見に行く源蔵に無理矢理付き合わされるシーンで、冷静さを失ってガチで怯えています。
photo_1103





























『けものみち』2巻P90(まったくモー助・夢唄/原作・暁なつめ/KADOKAWA)


耳を思いっきり伏せて、尻尾を股の間に巻き込んでいます。彼女、過去のピンチな時でもこれほどの様子になることは無くて、今回相当怯えているのがよく分かります。

獣耳キャラはこういう「本気で怯える様子」を描写する時、獣耳や尻尾の動きをプラスアルファとして加えることができるので有利ですね。

「マイロード」って呼びかける狐娘。『てのひら開拓村で異世界建国記』2巻

病弱ゆえに死んでしまった少年。
異世界に転生して健康な身体を手に入れたものの、禁忌の神と契約したことがきっかけで、異端者として絶海の無人島に追放されてしまいます!

再び生命の危険にさらされた少年は、神から与えられた唯一の特殊能力――別空間で物を生産できる能力――を使って、無人島でのサバイバル生活を始めますが・・・。

意外とのんびりじゃないサバイバル小説『てのひら開拓村で異世界建国記~増えてく嫁たちとのんびり無人島ライフ~』の2巻目が10月25日より発売中です!

生まれつき病弱で、病院でゲームばかりしていた少年。
20歳になる前に力尽きた彼は、気がついてみると異世界の国・ラベルダ王国のカイ・ハクスバーナという孤児に転生していました。

特に何の能力もない平凡で健康な少年に転生したカイですが、10歳になった時に「アラミラ」と呼ばれる誰にも知られていない神様の祝福を受けたことが原因で、王国の教会から「異端者」として島流しにされてしまいます。

何もない絶海の孤島で飢え死にを待つだけかと思われたカイは、アラミラ神から授かった能力――手のひらに箱庭ゲームのような「開拓村」を出現させて、そこで生産したものを食べたり飲んだり、現実に持ち出したりできるという能力を使って、島を少しずつ居住できる環境に変えていきます。

畑から採れた(!)狐っ娘の魔導師・レン、開拓村にやってきたエルフのエネルやコロモといった放浪者たちと協力しながら生活基盤を整え、ミカンや陶器などの特産品も作れるようになった無人島。

カイは開拓村をより発展させるために、ついに島から船を出し、海を越えた他の国と交易することを画策しますが・・・!

※ ※ ※

相変わらず、ほのぼの日常ファンタジーのような見た目の印象と、けっこうサバイバルな内容のギャップが大きい作品です。

今回は表紙でも中央前面に出てきている狐娘のレンですが、彼女、おもしろいことに主人公のカイとは恋愛関係にならないように配慮されているんですよね。
理由はおそらく、主人公カイの精神から分裂した分身のような存在だから。

なので仕事面ではパートナーとして活躍するんですが、お風呂でイチャイチャみたいな場面ではカイとは微妙に一線を引いている感があります。
「複数ヒロイン物だと、ケモミミヒロインは主人公と結ばれない」の法則が、やや変化球を使った形で満たされています。

※ ※ ※

レンについてはカイのことを「マイロード」って呼びかけるのもちょっと面白い。
外見は和風狐娘なのに、西欧の騎士みたいな言葉選びのギャップが、、、

もしかすると、もともと作者は西洋風の魔導師狐としてレンを想定していたけど、イラストレーターの人が和風狐娘として描いたから、こうなったのかな?



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狐耳アニメの感想~『このはな綺譚』第4話/『縁結びの妖狐ちゃん』第16話

今期注目しているキツネミミアニメの感想です。


●『このはな綺譚』第4話 夢の浮き橋

「〇〇の生んだ子供」ネタ二連発。
原作にあった「卵を持ってきた櫻」の場面は省略されてますが、それでも話は十分つながるのでOKかな。
それにしても、一番アニメ映えしそうな櫻の登場シーンが少なくて寂しい、、、
まだ残り8話あるので、今後もう一話二話くらい櫻がメインになる話があることを期待したいです。

Bパートで柚が「皐ちゃんの笑顔って・・・」と思いふけるシーン、原作と結構意味が変わっちゃってますね。
原作は皐の可愛らしさを引き立てるシーンなんですが、アニメはそういうことを考える柚の可愛らしさが際立っている感じ。こんなに変わるものなんだなあと感心したり。

毎回意地でも狐っ娘の温泉シーンを入れてくるアニメ版の心意気はなかなか好き。
あと柚の「まーらいおーん!」も。


※ ※ ※

●『縁結びの妖狐ちゃん』第16話 東方月初の選択

「月紅篇」4話目~

オリジナルを見ていた中国の人からかなり不評だった日本版16話。
おさらいパートが長すぎて(Aパートがほぼ前回までのシーンの総集編)、これは確かに苦言が出るのも仕方ないと思ったり。
もともと日本版は「前回までのおさらい」パートが長めではあるんですが(だいたいいつも3分くらい)、今回はどうしてこんな構成になったのか・・・(日本のTVで放映する上で、放送回数と尺を編集で無理に合わせているせいだという噂もありますが)。
オリジナル版だと15話からそのまま話が続いて16話Bパートといった構成のようなので、話がスムーズにつながってきちんとクライマックスに向けて感情が高まりそうなのですが、今回の編集は無意味に冗長感が増しているだけで良くないです。

物語自体は良い感じ。
月紅篇に入るまでヤヤの性格が掴みづらかったのですが、今はヤヤへの好感度がかなり上がりました。彼女は本来はかなりはっちゃけた性格だけど、ココがいなくなってその後を継がなければならなくなってから、相当に意識して「ココのように威厳ある妖怪になろう」としているわけなんですね。
それでもいまだに心の奥底ではリーダーになり切れずに悩んでいるという・・・かなり好みのキャラだ。

次回からまた現代に戻ってスースも登場するみたいなので、今後の展開に期待です。



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シェアハウスから始まる、壮大な完結編!『もののけ◇しぇありんぐ』4巻

ぼっち女子高生(貧乳)が妖怪(巨乳)たちとルームシェアリング!
『小林さんちのメイドラゴン』のクール教信者氏による妖怪同居漫画『もののけ◇しぇありんぐ』の完結編4巻が10月20日より発売中です!

親元を離れて勉強する苦学生のヤタ。
彼女が下宿先として見つけた家賃二万円の激安ルームシェアリング物件は、実は人間社会に紛れて暮らす妖怪たちの住処でした!

前回、妖怪世界の偉い人である「般若の智慧姫」がやってきて「シェアハウスの解散」を要求してきましたが、ヤタ&妖怪5人娘で協力して無事要求を退けました。
その結果、なぜか智慧姫もシェアハウスに同居することになり、ヤタの同居生活にも大きな変化が生じます。

いつの間にか同居していた「ぬりかべ」との別れ、智慧姫に繋がる妖怪の「総大将」との対話、そして受験と、様々な出来事が起こり、そしてヤタは妖怪に関する重大な秘密を知ることになるのですが・・・!

 ※ ※ ※

妖怪とのルームシェアという日常的な場面から、妖怪の存在意義についての壮大な話に繋がっていく流れは、作者の得意とする手法といえそうです。

当初は人付き合いにかなり問題のあったヤタが、最終話に近づくにつれて角が取れて徐々に丸くなり、きちんと成長を遂げている点も見逃せません。

本作、妖怪娘以外に、ヤタの同級生のカズとミホがかなり良いキャラをしていて、今後この二人の話が見られなくなるのはかなり惜しい。外伝でもいいので、いつかまたヤタと一緒の高校生活エピソードをやって欲しいです。

 ※ ※ ※

あらためて妖狐・よーこのキャラデザインを見た時に、尻尾がなかなか特徴的な形をしている事に気づきます。
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『もののけ◇しぇありんぐ』4巻P76(クール教信者/講談社)


狐娘の尻尾はたいてい滑らかな毛並みのサラサラな質感で描かれるのですが、本作はどちらかというと先っぽがモコモコした感じで描かれています。もっふり感が増していて良い感じ。

よーこは上半身(というより大きな胸)がアピールポイントのためかあまり尻尾が目立たなかったのですが、よくよく見てみると面白い形です。



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