ケモミミ生活 ~獣耳作品情報ブログ~

獣耳のいる生活をはじめてみませんか?
獣耳キャラクターに関連する最新情報と懐かしい情報を織り交ぜて紹介していきます。

※世界で唯一(?)の獣耳評論サークル・S猫出版部のブログです。
※『総解説・猫耳史』『総解説・狐耳史』『総解説・兎耳史』等を頒布しています。
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2017年09月

アニメに期待ですが、漫画も良いですよ!『このはな綺譚』6巻

神様や死者が訪れる不思議な温泉宿『此花亭』。
そこで働く狐っ娘の仲居たちの日々を描く、狐成分120%の漫画『このはな綺譚』の単行本6巻目が9月23日より発売中です!

6巻の収録は全4編。
話の密度がこれまでよりもちょっと濃くなっている感じです。

前の巻からひきつづき、里帰りした柚が育ての親・比丘尼様からの問いに悩む『柚の里帰り・後編』。

仲居ではなく巫女になる道へと進んだ、皐の姉・柊と蓮の妹・モモを中心とした巫女たちの話『大桜の宴』。

柚と櫻が風鈴を作る、夏らしく、かつ此花亭らしい話『びいどろ横丁』。

そして、蓮が棗の実家に行って、棗の姪っ子さんと対立する話『片恋の達人』の4編です。

※ ※ ※

今回気になった描写。

蓮が棗の実家に行く話にて、棗のお父さんとお兄さんが登場します。
お兄さんはケモミミ青年なのですが、お父さんは獣人の狐の姿です。
photo_1086




















『このはな綺譚』6巻P88(天乃咲哉/幻冬舎)


此花亭の女将さん・椿も普段は狐の獣人の姿をしていて、化粧をすると狐耳女性になったりしますが、この世界の狐人たちは人によって獣人度合いがけっこう違っているのですかね?
その設定なら、この世界で「ケモノ狐っ娘」が登場する余地があるので、かなり気になる描写です。

同じケモミミ種族の中に、獣人とケモミミの二種類の形態の人々がいる、というパターンは時々見かけます。
えびふらい氏の『ねこだま』が代表例ですね。
こういうパターンの場合、だいたい男が獣人で、女がケモミミ娘になります。


「ケモノ」ジャンルがもう少し進展したら、女が獣人で、男がケモミミというパターンが見られるようになるかもしれませんね。


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馬耳アニメの感想~『セントールの悩み』第12話

今期注目しているケモミミアニメの感想です。
先週は『縁結びの妖狐ちゃん』がお休みだったので、セントールだけです。
10月からは『このはな綺譚』が始まるので感想は狐耳アニメオンリーになりそうかな?


●『セントールの悩み』第12話
ファンタジーをRPG気分で作ってみた。
・激闘! 腕相撲! 女(ヒロイン)だらけの勝負の行方は


最終話!

Aパートは『セントール』世界の価値観でファンタジーRPGをやったらどうなるかの例のネタ。
原作漫画は徹底的にシュールなんですが、アニメは色々動いて色々な角度で姫乃たちのえっちぃ格好が見られるので、これはこれで良い感じ。

途中でアメーバに装備溶かされるけど、下手に裸にするより普通に着ている方がエッチな気がするなあ。

※ ※ ※

最後の最後Bパートは「ラストの話にこの腕相撲エピソードはちょっと地味じゃないか」と最初思ったのですが、姫乃と真奈美が対決する場面を見て、「ああ、そういうことなのか」と合点させられました。

このアニメの主役が誰と誰だったのかを、最後に明確に示したわけですね。

『セントールの悩み』なので当然姫乃が主役なのですが、アニメ版については真奈美がもう一人の主役である、ということを。だからエンドロールでメインに描かれているのは真奈美だし、アニメ全体で見ても真奈美がらみのエピソードが多かったわけだ。

「真奈美⇒アニメのもう一人の主役」ということ、私は最後の最後で気づいたんですが、みんなは早くから気づいていたのかな?

・・・とにもかくにも、癖の強い漫画の雰囲気を損なわない形で、アニメならではの演出が盛り込まれた本作は十二分に愉しめる作品でした。
姫乃の実家帰りエピソードとか、他にもアニメにして欲しかった話がたくさんあるので、また続編に期待したいと思います!

※ ※ ※





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犬耳社長の図解も載っています。『若者の黒魔法離れが深刻ですが、就職してみたら待遇いいし、社長も使い魔もかわいくて最高です!』2巻

いけにえの儀式とか怪しげな雰囲気とかで、若者からは3K職場として嫌われている黒魔法業界。
就職先が決まらず悩んでいた魔法学校卒業見込みの青年は、謎の犬耳社長に誘われて黒魔法会社に就職することになりますが・・・。

『異世界お好み焼きチェーン』を著した森田季節氏による、文字通りのブラック魔法企業ノベル『若者の黒魔法離れが深刻ですが、就職してみたら待遇いいし、社長も使い魔もかわいくて最高です!』の2巻目が9月22日より発売中です!

今回の表紙は不眠症の偉大なる(?)魔族・メアリ。犬耳社長ケルケルは次の巻の表紙に期待かな?

7種に色分けされた魔法属性があり、属性ごとに社会の需要が異なる世界。

王都国際魔法学校を卒業した青年フランツは、就職難の末に、若者からは3K業界として嫌われている黒魔法業界の「ネクログランド黒魔法社」に就職しました。

背に腹は代えられないと覚悟して入社した会社でしたが、「給料も相場の二倍、基本残業無し、寮などの福利厚生完備、上司が飲みに誘うのも原則禁止」と待遇はかなりのホワイト企業。

見た目:犬耳女の子、実年齢:五世紀というケルベロス種の社長・ケルケルの指揮のもと、フランツは怪しげな黒魔法を駆使して荒地の不動産整備・開発といった仕事に従事します。

今回はフランツの忘れられた所有不動産だった、大きな沼のある過疎地ファントランドの再開発の過程で、先住民の沼トロールを追い出して大規模商業施設を作る計画が立ち上がり、黒魔法社の先輩・社長たちに助力を求めることになりますが・・・。

※ ※ ※

5話+おまけSS1話で構成されています。

魔法があったり魔物がいたり魔族がいたりする以外はかなり現代的な資本主義世界で、可愛い先輩・上司に囲まれながらブラックな案件を解決していく、相変わらずの癒し系お仕事ファンタジーです。
ケルケル社長も変わらず可愛い。

ケルケルのイラストはダッシュエックス文庫のサイトの特集ページでも閲覧可能ですが、今回は水着だったり裸だったり(風呂場で遭遇)、露出度高めな場面が多いです。

ケルケル社長は500年以上生きているからかフランツに裸を見られてもわりと冷静で、そのまま普通に浴場で彼の仕事の相談を受けたりするところが年配者(というかロリババア)らしい感じですね。



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ケモ耳&戦車!な漫画の第四弾です。『砂漠のウサギ ―1942年6月の戦い―』

亜人種の築いた架空の欧州国家フェアリーランド王国の第二次世界大戦での戦いを描く、『砂漠のウサギ』シリーズの4巻目!
『1942年6月の戦い』が9月19日より発売中です!

北大西洋はヒルべニア島(アイルランド島)にある「フェアリーランド王国」は、ウサギのような長い耳を持ったケルト系亜人種を中心とした、人と獣の両方の特徴を持つ獣人たちが集まって築いた国。
総人口の7割を女性が占める女王国ということで女性が社会の中心を担っており、兵役も完全に男女平等となっているため、フェアリーランド軍は女性兵士が大半を占めています。

地中海のキプロス島と中東レバノンに海外領土を持つフェアリーランドは、ロマーニャ(イタリア)とオリュンポス共和国(ギリシア)の英領エジプト侵攻と同時に二国から圧力を受けるようになり、英連邦側として参戦。北アフリカでの戦車戦を繰り広げていました。

フェアリーランド軍そのものはロマーニャ軍に対して善戦していたものの、枢軸国軍の圧倒的な物量と、後方で繰り広げられる様々な政治的工作により、英連邦側の前線は後退を余儀なくされますが・・・!

※ ※ ※

作者あとがきでも書かれていますが、史実の北アフリカ戦線でも一番連合軍が苦戦した1942年6月の状況に合わせて、このフェアリーランド王国の物語も後退戦を強いられる様が描かれます。

キャラクターとしては漆黒の獣耳と尻尾を持った古代種出身の戦車連隊長、リリー・バレロが目立つ回でもありますね。フェアリーランド軍人は古代~中世の誇り高い戦士が馬の代わりにそのまま戦車を駆っているような雰囲気があってカッコいい。

そのほかにも、フェアリーランド女性の生活に突っ込んだインタビュー記事や、多数の登場人物を分かり易くまとめた「キャラクター図鑑」もあるので、今回の4巻はファンの人はぜひ入手すべき一冊だと思います。

※ ※ ※

本作のウサギ系亜人、ウサミミとして見た時に特徴的なのが、ウサギの耳が背中側に向かって伸びていること。
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『砂漠のウサギ ―1942年6月の戦い―』P110(M.WOLVERINE/イカロス出版)


この形は実際の動物のウサギのフォルムに近い姿である、という以外にも、帽子やヘルメットをかぶっても長い耳が邪魔になりにくい、という利点があります。

頭に何をかぶる場面の多いミリタリー物を描く場合は、耳の形の設定は結構重要かも。そうでなければ『セントールの悩み』の大戦エピソードや『猫瞽女-ネコゴゼ-』のように、帽子やヘルメットのデザインを全てケモミミ向けに変えなければいけないので。



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新婚獣耳カップルの周囲の人々が今回の主役です。『月が綺麗ですね』3巻

どこかにある遠い遠い國。
その國では、住民の頭に獣耳が生えていて、そして同性同士の結婚が許されているのです!
世間知らずの箱入りお嬢様と、まじめで苦労人な薬屋の娘の新婚生活と、そんな二人のお世話をする侍女の姿を描く、獣耳百合漫画『月が綺麗ですね』の3巻目が9月15日より発売中です!

春日財閥の一人娘である春日ちる(16歳)は、幼いころから決められていた婚約者、薬屋「仟年堂」五代目・東雲千里(18歳)と結婚しました。
お互いぎこちないながらも、徐々に自分たちの幸せな結婚生活を築いていきます。

一方で、これまでずっと春日ちるのお世話をしてきた侍女の月ヶ瀬カヨ(16歳)は、ちるがカヨよりも千里と関係を深めていくことを(夫婦なので当たり前とはいえ)寂しく思っています。

そろそろ、ちるを中心とした生活から離れて、自分も自分なりの人生を生きなければいけない、と考えていた矢先、カヨは寮住まいの学生・夏目鈴(16歳)と出会い、読んでいる本の趣味が合うこともあって仲良くなっていきます。

しかしそれによって、カヨとちるの関係に、少しずつすれ違いが生じていくのでした・・・。

※ ※ ※

本作、「同性同士で夫婦になれる世界」を下地に、巻ごとに中心となる視点が切り替わるのが特徴です。1巻はちる中心の視点、2巻は千里中心の視点だったのに対し、3巻は千里とちるの新婚カップルの周囲にいる人々にスポットが当てられています。

カヨのような「物語の中心カップルの従者」的なポジションにいるキャラにスポットを当てる作品は珍しいと思いますし、カヨとちるの関係もかなりガールズラブっぽくて良いですね!

新しく話に加わる人物として、獣耳の先っぽがスコティッシュフォールドみたいに折れている日和先生、眼鏡をかけている夏目鈴が登場しますが、どちらもケモミミキャラとしてはちょっと変わった外見的特徴を持つのが面白い。



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