ケモミミ生活 ~獣耳作品情報ブログ~

獣耳のいる生活をはじめてみませんか?
獣耳キャラクターに関連する最新情報と懐かしい情報を織り交ぜて紹介していきます。

※世界で唯一(?)の獣耳評論サークル・S猫出版部のブログです。
※『総解説・猫耳史』『総解説・狐耳史』『総解説・兎耳史』等を頒布しています。
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2017年05月

「午」の家、本領発揮です!『恨み来、恋、恨み恋。』7巻

十二支を司る旧家が大きな力を持つ街、「十二町」。
今、この街では十二の旧家を陥れようとする陰謀が渦巻いています。

十二支の「子」を司る子国家の恭一は、自分を殺しに来たはずのコミュ障妖怪「恨み猫」・夏歩と協力して、十二町に襲い掛かる悪意を退けようと奮闘します。
しかし、その最中に大切な人物が最強の妖怪「鬼」に変じてしまうことに・・・!

ラブストーリーから伝奇バトルへと移行してゆく『恨み来、恋、恨み恋。』の7巻目が5月22日より発売中です!

恭一とデートする絶好のチャンスを得ながらも、うまく想いを伝えられなかった丑蔵朱華。
その心の隙を突かれたのか、謎の邪悪な存在に襲われた朱華は最凶の妖怪「鬼」へと変えられてしてしまいます。

進路上にあるものを全て破壊しながら、「何か」を目指して進み続ける朱華。
暴走する彼女を止めようと、子国宮湖、辰川勇全らの現十二家当主、朱華の親友である午坂家の遥菜、そして恭一と「恨み猫」・夏歩が朱華の進路に立ち塞がりますが・・・!

※ ※ ※

恭一・朱華・夏歩間の恋愛話が中心だった6巻後半とは打って変わって、激しいバトルが繰り広げられる7巻です。
最近他の十二家の人物の個性が強すぎてやや目立たなくなっていた夏歩ですが、今回はかなり見せ場があります! 

さて、今回はこれまでちょくちょく姿だけは出ていた午坂家の遥菜が本格的に参戦します!
人に頼られるのが好きだけど、誰かに頼られないとうまく力が出せない(だから自分から人に助けを求めたりもしない)という、少々ややこしい性格の娘として描かれています。
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『恨み来、恋、恨み恋。』7巻P166(秋タカ/スクウェア・エニックス)











日本の漫画作品における馬娘キャラは、人外娘系のケンタウロスキャラと、本作のような十二支の午に由来する擬人化キャラの二タイプに分けられますが、十二支の「午」タイプは「ちょっと面倒くさい性格になる」というパターンがありそう。

古くは『フルーツバスケット』の依鈴から、近年では『えとたま』のウマたんまで、「午」由来のキャラは総じて「付き合うと面倒くさい」性格になる感があります。


このあたりはリアル馬の神経質さが反映されているのかなあとも思うのですが、もう少し詳しく調べてみたいところですね。



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猫嫁(!)と経営する喫茶店!『異世界駅舎の喫茶店 小さな魔女と記憶のタルト』

名古屋行きの特急列車での帰宅途中、19世紀風の異世界の駅に転移してしまった若い夫婦。
しかも、お嫁さんの方はなぜか猫耳娘に変身し、記憶を失ってしまいました。

元の世界に戻れなくなった夫婦は田舎の駅舎の一部を改装して喫茶店を始めます。
予想以上に好評で、評判を聞いた様々なお客さんが訪れるようになりますが・・・。

第4回ネット小説大賞受賞の異世界喫茶店グルメ小説『異世界駅舎の喫茶店』の2巻目、『小さな魔女と記憶のタルト』が5月25日より発売中です!

元の世界に戻るあてのない黒金匠ことタクミと、黒金柚が転身した猫耳嫁(!)ニャーチは、相変わらず駅長代理としての業務と、駅舎併設の喫茶店『ツバメ』の営業という二足の草鞋を続けています。

今、この異世界では都市部のマークシティにて大きな博覧会が開催されようとしているところ。
商会の商人や商社の社長、投資先を求める銀行家などが、田舎町であるハーパータウンの駅を通り過ぎていきます。

ヴルスト(腸詰)を取り扱うルーデンドルフ夫妻や、紅茶を商品化しようとする銀行家ソフィアと交流する過程で、タクミとニャーチは今までこの世界では入手できなかった(でも、日本ではわりと一般的に入手できていた)いくつかの食材を入手することに成功するのですが・・・。

※ ※ ※

公開されている原作web小説の、おおむね16話~29話目までが一部順番を変更した形で収録されています。
最後の話がちょうど『大晦日と年越しの料理』で、この一冊の中で初秋から冬まで季節が過ぎて一年を締めくくるような流れになっています。

「異世界」という設定ではあるのですが、どちらかというと食材・設備・料理器具が不十分な外国で日本的な軽食を作ろうとする感じの話です。
異世界の文明レベルが19世紀くらいなので、そもそも食材・調味料自体が存在していないことは少なく、こちらの世界と似たような物が存在してはいるけど使い方が違う/一般的でなくて流行っていないというパターンが多いので、設定に無理のない説得力ある料理小説に仕上がっています。
(中世ファンタジー風の世界だと、根本的にその料理は調味料が無くて作れないんじゃないか・・・とツッコミたくなることがありますので)

※ ※ ※

嫁が猫耳少女に変化するという、ネコミミストからすると「もう元に戻らなくていいよ!」という事態に遭遇したタクミですが、その内心はかなり複雑なようです。
やはり柚の猫耳化したニャーチが、柚の頃の記憶をあまり覚えていない・・・性格的にも変わってしまっている点が辛いようで。

だからといって、元の世界に戻ると今度はニャーチと暮らしてきた1年の思い出が消えてしまう可能性があり、タクミをさらに悩ませるという流れが巧いなあと感じさせられます。



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『けものフレンズ』共通構造を探る(ガイドブック3巻まで)

BD付ガイドブック3巻が5月26日に発売されました。
そこで漫画版-アプリ版-アニメ版の世界が時間的につながっている可能性を示唆する「世代交代説」が紹介されています。

以前からアニメ版のプロデューサーやスタッフが「各メディア作品のストーリーは繋がっていない(かもしれない)けれど、吉崎観音先生が考えた共通の世界観が存在する」という話をしていましたので、今回のガイドブックの内容はその点の裏付けとなるものといえそうです。

私、アニメ版が始まった当初、時系列の順番を下のツイートように「アプリ版⇒漫画版⇒アニメ版」だと考えていたのですが、実際は「漫画版⇒アプリ版⇒アニメ版」だったみたいですね。

私がミスリードした原因は、アプリ版のミライさんが「今回が初めてのガイド」だと話していたこと、漫画版でミライさんがナナちゃんの「先輩」として登場することから、[アプリ版]新人⇒[漫画版]ベテランという風にミライさんが成長したんだと考えたせいですね。
アプリ版の台詞をよく読むと、ミライさんはあくまで「パークガイドが初めて」としか言ってなくて、ジャパリパークのスタッフとして新人だとは言っていないんですよね、、、

『ChaosTCG』のミライさんの肩書を見るとジャパリパークのガイドは「調査隊長」を兼ねるみたいなので、スタッフとしてある程度経験がないと就けない役目なのかもしれません。



アニメの最終回と1~3巻のガイドブックの内容で、『けもフレ』世界の謎だった部分がかなり分かってきましたので、あらためて気になる共通事項をピックアップして考察してみたいと思います!
前回の記事から更新したところは、青色の文字で追記しています。


【アニメ版・アプリ版・漫画版全てで共通】

●サーバル
性格や能力は各メディアで微妙に異なるけれど、ものすごく友達想いなのは共通
プロジェクトのテーマである「フレンズ」を体現しているキャラ。
世代交代説をとるなら、アニメ・アプリ・漫画全て別人(別猫)?(少なくともアニメとアプリは違うサーバル)

(アニメ版)友達の良い所を探そうとする。絶対に友達を否定しない。(11話)巨大セルリアンの攻撃から、かばんちゃんとラッキービーストを身を挺してかばった。
(アプリ版)アニマルガールと相容れない存在であるセルリアンとも「トモダチ」になった。誰かが落ち込んでいるとすぐに励まそうとする。絶対に友達を裏切らない。
(漫画版)雪山で遭難して死にかけた時に出た「最後の」言葉は、親友カラカルへの感謝の言葉。新人飼育員・菜々の歓迎会を率先して企画したのはサーバル。ミライさんの夢の中における「転校してきて、はじめてできた友達」がサーバル。

●ジャパリパーク
「超巨大総合動物園」である点が共通。
外界から隔絶された島につくられた施設らしい(ガイドブック1巻)。

●ジャパリまん/ジャパまん(ジャパリまんじゅう)
ジャパリパークのアニマルガールの好物。
漫画版のみ「肉まん」という名称。⇒もともとただの「肉まん」として売られていたものが、アプリ版の時代には「お土産物」となり、アニメ版の時代にはアニマルガールの主食となるように改良された「特別な食糧」へと変わったとみるのが正しいのかな?(ガイドブック1巻)

●ミライさん
アプリ版では初めてガイドを担当する新人スタッフとして。
漫画版では新人飼育員・菜々の先輩として登場する。ゆえに時系列があるとするなら、アプリ版⇒漫画版の順番。
漫画版⇒アプリ版の順番で、漫画版ではガイドに就任したばかり(飼育員⇒パークガイドみたいな昇進制度があるのかな?)、アプリ版で初めて実際の案内を担当、といった時系列?
(アニメ版)
ミライさんの体組織(髪の毛)からフレンズ化した存在がかばんちゃん。



【アニメ版・アプリ版で共通】

●セルリアンの存在
アニメ版とアプリ版で同一の存在であるかは不明。どちらも無機的・機械的な存在として描かれる。
(アプリ版ではトキが「自然現象のようなもの」、アニメ版ではキンシコウが「山火事みたいなもの」と語っている)

漫画版には登場しない。⇒時系列からすると、漫画版の時点では「ほとんど見かけなかった」が正しそう。ガイドブック2巻では漫画版の時点でもセルリアンにより行方不明になったアニマルガールがいることが示唆されている。

(アニメ版)セルリアンは公園管理システムの一部である可能性。⇒9話のミライさんの発言から、パーク側で準備したシステムである可能性は否定的
(アプリ版)セルリアンは絶滅危機動物保護システムのバグである可能性。

(ガイドブック2巻)より、おそらくアニマルガールとセルリアンはどちらもサンドスターから生まれた同源の存在。サンドスターが動物や動物だったもの(化石等)と反応するとアニマルガール、無機物や無機物に近い単純構造の生物(プランクトンなど)と反応するとセルリアンになる。
アプリ版のセルリアンは元がプランクトンだったものが中心、アニメ版は元が無機物であるセルリアンが中心。

「女王事件」(アプリ版)の頃はプランクトン中心だったセルリアンが、アニメ版の少し前の時代には無機物からセルリアンが生まれる事例が多くなっていき、火山の溶岩がセルリアン化するにいたって手がつけられなくなった⇒ジャパリパーク放棄という経緯か?

ちなみにアプリ版でも、「女王事件」その後を描く裏ストーリーでサンドスターの力により勝手に動き出した着ぐるみ(無機物)と思われるパッションビースト、クールビースト、ピュアビーストの3体が登場。無機物がセルリアン化する可能性が示唆されていた。



●同じけもののフレンズが同時に出現することがある
(アニメ版)10話で映像の中の先代サーバルを見た時のサーバルの発言。
(アプリ版)サブイベント『光の回廊プロジェクト』における、アルル(アフリカンゴールデンウルフ)とキンコ(キンイロジャッカル)のエピソードより。記憶喪失のアルルは自分のことをキンイロジャッカルのアニマルガールだと思い込んでいた。それに対して、キンコは『あなたは私と、違う気が・・・します』と返している。キンコの言葉は同族の仲間がいることを前提とした発言。

(ガイドブック3巻)同じけもののフレンズが同時に出現する確率は多胎児の産まれる確率と同じくらい。他のチホー(島)に同種が居る可能性は高いらしい。

●セーバル
アプリ版ストーリーの鍵となった、人やアニマルガールとコミュニケーションをとれるほど高度な知性を持つセルリアン、偽サーバルことセーバル。
アニメ版の初期設定資料には「セーバルの丘」と呼ばれる場所が存在していた。(ガイドブック3巻)



【アプリ版・漫画版で共通】

●カラカル
アプリ版・漫画版ともにサーバルの親友として登場する。
アニメ版で登場しないのは、かばんちゃんとサーバルの関係を重視したため?
⇒10話・11話にて、映像記録の中のミライさんと先代サーバルがカラカルの名前を呼んでいる。


●カコさん
漫画版の菜々はアプリ版で名前の出てくるカコ博士の従妹。

●各エリアの名称
熱帯エリアの名称が「リウキウチホー」で共通している。
アニメ版はパーク開園当初の名称が失われている?⇒これは推理が当たりました。アニメの舞台はアプリ版における「キョウシュウチホー」であったことが明らかに。

●ジャパリパークに貢献した者が「園長」になる
(アプリ版)プレイヤーがエンディングで「園長」と呼ばれることに。ちなみに、園長以外にも「創始者」(オーナー?)と呼ばれるより上位の役職者がいるようだ。
(漫画版18話)アライグマが園長になることを目指して活動をしている。ヒトでなくフレンズでもなれるらしい。

⇒このネタ、アニメでも出てくるかと思ったけど出なかった、、、今後展開される作品で使われるかもしれないので期待。ガイドブックでパークスタッフの特集がされるなら、組織図みたいなものが見られるかも。



【アニメ版・漫画版で共通】

●サーバルの身体能力
(アニメ版)岩山を登る、そして落下しても平気。ジャパリバスを持ち上げてジャンプする。
(漫画版3話)岩山を登る、そして落下しても平気。300kgの岩を軽々と持ち上げて投げる。
アニメ版と漫画版でサーバルが身体能力を発揮するシーンの描写が似ている。

アプリ版でもそれなりに身体能力は高いと思われるが、サブイベント『秋のスーパー遠足』を見る限りエクストリーム登山じゃない普通の登山をしていて、やたらハードな運動描写は無い。

●ペンギンアイドルユニット「PPP」
ペンギン5人組のユニットであるところが共通。
アプリ版はロイヤルペンギンがおらず、4人組の「PIP」というユニットだった。
現実世界にすでにPIPというアイドルグループが存在するので、変更したのかな?
(アニメ版8話)現在のPPPは3代目。アニメでも、ロイヤルペンギンはもともとメンバーではなかった。

●雪山で遭難しそうになるサーバル
漫画版もアニメ版も、軽々しくサーバルが雪山に入っていって遭難しそうになる、というシチュエーションが同じ。



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せっかく結婚できたのに、嫁には狐が憑いている。『あねコン』3巻

兄嫁の芳乃に片想いしていた柊二。

実家の温泉旅館の跡継だった兄が亡くなったことで柊二が跡継となることになり、さらに母親から芳乃との結婚を促されます。
兄の二番目にしかなれない婚約話に躊躇していた柊二ですが、様々な事態を共に乗り越えてきたことで想いが固まり、芳乃とついに結婚することになりました!

しかし、芳乃には伝説の「白面金毛九尾の狐」がとり憑いており、ことあるごとに狐娘に変身してしまうという問題は解決していません。
九尾の狐が離れると芳乃は死んでしまう(本来の寿命はすでに尽きている)こともわかっており、狐と離れられない関係がこれからもずっと続いていくのかと思われましたが・・・・?!

義姉×未亡人×妖狐の四角関係ラブストーリー『あねコン』、完結編3巻が5月23日より発売中です!

前半部は九尾の狐の力を狙う別の妖狐があらわれて、芳乃の身体ともども危険になる状況に、柊二が命懸けで立ち向かう話。

クライマックスとなる後半部は、芳乃の中にいる九尾の狐の力が強まったことで柊二の身体に悪影響が出るようになり、芳乃-柊二-妖狐の関係が清算されるまでが描かれます。

※ ※ ※

エピローグの場面がものすごく綺麗にまとまっていて、おそらくこの場面を最後にすることを初めから作者が考えていたんでしょうね。

九尾の狐から分かれたちっちゃい分身狐がわりと活躍してるのが良い感じ。もう少しエピソードがあってもよかったなあ、とも思います。

※ ※ ※

本作、日本の狐の話で雰囲気もかなり和風なのですが、芳乃&狐の花嫁衣裳は白無垢ではなく西洋的な「お姫様」ドレスになっています。定型からはずすために、わざと和風を避けたのかもしれませんね。
ドレスを着ている花嫁狐というネタは『もののけ荘のニートども』3巻にもあります。


先日でた『狐のお嫁ちゃん』の書籍版の表紙はきっちり和装でした。狐耳作品の花嫁シーンはこちらが多いかな。




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ケモ耳に蒸気機関車に美味しい軽食。『異世界駅舎の喫茶店』(コミカライズ版)

特急列車での移動中、19世紀風の異世界の駅に転移してしまった若い夫婦。
しかも、お嫁さんの方はなぜか猫耳娘に変身し、記憶を失ってしまいました。

元の世界に戻れないので、夫婦は田舎の駅舎の一部を喫茶店に改装して新生活を始めます!

第4回ネット小説大賞受賞の異世界喫茶店グルメ小説『異世界駅舎の喫茶店』の、待望のコミカライズ版単行本が5月22日より発売中です!

タクミと柚(ゆう)の若夫婦は名古屋行きの特急列車に乗っている途中で「時空の転轍(てんてつ)」・・・並行世界間の混線に巻き込まれた結果、19世紀風の異世界の駅・ハーパータウン駅にたどり着きました。

しかも、お嫁さんの柚はなぜか身体が小さく縮んで、猫のような耳まで生えた猫耳少女の姿に変わってしまってます。
これまでの記憶のほとんど失ってしまった様子で、柚だった猫耳少女は自分の名は「ニャーチ」だと言い、性格も幼い(猫っぽい?)感じに変化してしまいました。

お嫁さんは猫になるし、名古屋には帰れないしで途方に暮れるタクミに対して、親切な駅長さんがとりあえず駅舎の空き部屋に泊まっていくように、と配慮してくれます。


・・・・・・それから一年後。

元の世界に戻るあてのないタクミとニャーチは駅の業務を手伝うかたわら、駅の一角を改装して喫茶店「ツバメ」を営業しています。
この異世界ではまだそこまで一般的ではない喫茶店を目当てに、様々な事情を背負ったお客さんがハーパータウン駅を訪れるようになりました。

そして今日も、新たなお客さんがやってくるのですが・・・。

※ ※ ※

公開されている原作web小説の、プロローグから6話目までがほぼそのままコミカライズされています。

「異世界」という設定はそれほど重要ではなくて、『魔女の宅急便』的なややクラシカルな世界における「軽食グルメ(喫茶店なので)」を中心としたエピソードが描かれることと、姿かたちが変わり記憶さえも失くしてしまったお嫁さんに対する夫・タクミの心情がしみじみと描かれるのが特徴の作品です。

よくイメージされる「なろう小説」よりは、ポプラ文庫メディアワークス文庫あたりにラインナップされる小説の作風に近い感じ。

※ ※ ※

柚の変化した猫耳娘ニャーチは「~なのな!」みたいな語尾をつけてしゃべる元気な娘です。
無邪気で奔放なように見えますが、わりとやきもち焼きな一面があって猫っぽさがあります。
コミカライズでは神名ゆゆ氏の手により、全編にわたって猫らしい仕草がみられるのも良いところ。

ちなみに舞台となる異世界は獣の姿をした「亜人」が普通に大勢いる世界ですが、ニャーチも含めて亜人に尻尾は無いという設定になっているようです。コミカライズもその設定に沿っています。
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『異世界駅舎の喫茶店』1巻カバー下(神名ゆゆ/Swind/pon-marsh/メディアファクトリー)















『放課後アサルト×ガールズ』のイズナ人のように、尻尾の無い獣人が登場する作品は今でも時々ありますが、獣人といえば尻尾!という人が多い中では珍しい設定になります。

過去にイラストレーターのBLADE氏が、獣耳娘の尻尾を描かないことがある理由について「お尻が尻尾に隠れて見えなくなるのがもったいないから」とコメントしていたことがあって、なるほどなあと思ったのですが、「なぜ尻尾が無いのか」でも議論できるのが獣耳ジャンルの奥深いところかもしれません。
ZEALOTIC BLADE ZERO BLADE 夢創作画集
BLADE
エンターブレイン
2007-04-06




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