ケモミミ生活 ~獣耳作品情報ブログ~

獣耳のいる生活をはじめてみませんか?
獣耳キャラクターに関連する最新情報と懐かしい情報を織り交ぜて紹介していきます。

※世界で唯一(?)の獣耳評論サークル・S猫出版部のブログです。
※『総解説・猫耳史』『総解説・狐耳史』『総解説・兎耳史』等を頒布しています。
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2017年04月

おいでよキツネ村(狐娘がいます)。『魔物と始める村づくり!』

左遷された宮廷魔導師が辺境の地にキツネ村(狐耳少女が住む村)を作る!
端的に言うとそういう作品です。

狐耳Web小説『魔物と始める村づくり!やる気なし魔導師の開拓記』の書籍版が4月23日より発売中です!

狐獣人の国・コーヤン国にて、尻尾の無い異民族――新人族でありながら史上最年少で宮廷魔術師となった青年・ヴェイセル。

しかし、とてつもなくやる気が無いために周囲から疎まれて、ついに北方の辺境の地へと長期調査に派遣・・・・・・つまり、宮廷から追い出されて左遷されてしまいます。

北方の地には恐るべき魔女がいるとか、魔物が暴れているとか色々な噂が流されていますが、実情は野生の魔物や野盗と戦って村を作るほどのメリットが無く開拓者が居つかない、ということのようです。

やる気はないけど能力は高いヴェイセルの魔力(と財力)を使えば、それなりの拠点づくりは片手間にできるのですが・・・・・・なぜかヴェイセルの左遷に、幼馴染の狐のお姫様・リーシャまでついてきて、お姫様育ちの彼女のために衣食住揃った「村」を建設する必要に迫られます。

ヴェイセルは様々な魔物を召喚し、やる気無い中でやる気を振り絞って、本格的に開拓を進めることになりますが、、、

※ ※ ※

北方の辺境の地から覇権を狙うとか、内政チートで世界に革命を起こすとか、そういう物語ではなく、つつましやかな(でも、ある意味とてつもなく理想的な)狐娘の集った小さな村を作る、というほのぼのスローライフな話です。

とにかく狐娘が大勢登場する・・・というより狐娘オンリーのハーレムっぽい展開になっているところが前代未聞の作品。

ヴェイセルについてきたわがままな金色狐のお姫様リーシャのほかに、
リーシャについてきた貴族令嬢の銀色狐ミティラ、
ヴェイセルの魔法道具の仕入れ先である、無口な錬金術師の白狐レシア、
機械道具の修理でヴェイセルと付き合いのある、破天荒な赤狐エイネ、
そして北方の地に住む魔女・黒狐のイリナが登場します。

作者が『転生魔術師の英雄譚』などで狐娘ヒロインにこだわる佐竹アキノリ氏だけあって、狐娘の描写にかなり力が入っています。

転生魔術師の英雄譚 2 (ヒーロー文庫)
佐竹 アキノリ
主婦の友社
2017-02-27


作中の価値観として、「女の子の尻尾に触る」=「えっちなこと」という風になっていて、他の作品なら胸を触ったりお尻を触ったりすることに当たるヴェイセルの行動が「尻尾を触る」になっているところが面白いです。



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猫のアバターは猫舌ではないようです。『デスゲームから始めるMMOスローライフ』2巻

デスゲームと化したヴァーチャルMMO-RPGの世界で、そんなこととは全く関係なくスローライフを送る主人公たちに、新たな災厄(?)が来襲します!

小説家になろう発の『デスゲームから始めるMMOスローライフ』の2巻目!『押しかけドワーフ嫁と作る究極のグルメ』が4月20日より発売中です!

ヴァーチャルMMO-RPG《サバイバルアーツ・オンライン》は、「ゼロ」と呼ばれる謎の人物によって、ログアウト不可、ゲーム内での死がプレイヤーの本当の死となるデスゲームへと作り変えられました!

そんなこととは全然関係なく、戦闘には役立たない《DIY》スキルを使ってヴァーチャル世界でフルーツを探したり、釣りをしたりとスローライフを満喫していた古参プレイヤー・ミナトのもとには、このゲームの攻略をほぼ諦めて行くあての無くなった女の子たちが集まってくるようになりました。

天才ゲーマーなのに、このゲームと相性が合わずに最弱化してしまった猫耳っ娘アバターのヒノカ。
現実にもゲームにもイマイチやる気のないフェアリーアバターのシーナ。
記憶を失くしているという自称初心者、エルフアバターのココ。

そして今回、「運営会社の社員」と称するドワーフ娘アバターのタマネがミナトたちの前に現れます!
タマネはココがデスゲームを引き起こした張本人「ゼロ」だと確信し、何もわかっていない様子のココに執拗な追及を始めるのですが・・・!

※ ※ ※

記憶を失くしたと言うココが、実は記憶を失くしたふりをしている「ゼロ」なのか、はたまた「ゼロ」だったけれど本当に何も分からなくなっているのか? 作品世界の根幹に関わる謎がストーリーの底流に置かれてはいますが、お話自体は主人公ミナトが女の子たちとイチャイチャしながら新しい料理を作ったりするスローライフな内容です。

※ ※ ※

このゲームにおける「ドワーフ」が、両こめかみに角が生えた容姿であるところが気になります。あまり他作品では見ない設定なのですが、何か元ネタがあるのかな?

本作のケモミミ筆頭である猫娘ヒノカは、今回はとある料理を食べて感涙するシーンが印象に残っていたり。
本物の獣人ではなくあくまでゲームの「アバター」なので、彼女は熱いスープも大丈夫みたいです。
彼女はどちらかというとツンとした猫っぽい性格で、猫らしさを表現している感じですね。



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銃(擬人化)漫画ですが、獣(耳)漫画でもあるんですよね。『うぽって!!』9巻

青錆学園と紅鋼工業高校の対立は、ついに「戦争」というレベルにまで悪化。
あくまで戦いを求める紅鋼校は箱根を戦場と定め、青錆学園に宣戦を布告します!

ついに表紙が狐耳娘(AK74)になったリア銃美少女漫画『うぽって!!』単行本9巻は4月4日より発売中です!

FALが凶弾に倒れてしまうという惨事!
しかしそれにとどまることなく、紅鋼校は青錆学園に執拗に襲撃を仕掛けてきます。

今度はじーすり(G3A3)の妹たちが紅鋼校のPKMに襲われ、青錆側の紅鋼に対する感情は最悪に。初等部からも敵討ちを志願する生徒が現れます。

そんな中、紅鋼校のAK74が現れ、FALの記憶を司る「ボルト」を確保しており、返してほしければ箱根へ来るように、という「宣戦布告」を受けます。

紅鋼の銃が青錆の銃との戦いにこだわるのは、冷戦時代から因縁のようなものだと言われていますが・・・果たして戦いの真実はどこにあるのか?
見逃せない展開が続く9巻です!

※ ※ ※

温泉回なのに温泉シーンがない、と裏表紙カバーでもネタにされていますが、シリアスなバトルの続くストーリーが展開されています。『うぽって!!』以外の「天王寺きつね」作品の作風が出てきてしまっている感じ。

※ ※ ※

AKシリーズとその派生銃の大半が獣耳付きの女の子として描かれる関係で、実は漫画史上でもケモミミ登場人物の数がトップクラスに多い本作。『DNAは教えてくれない』が発表されるまでは、(名前のついた)ケモミミキャラが最多で登場する漫画でした。

今後の展開次第ではまだまだ獣耳キャラが出てきそうな気がするので、銃成分だけでなく獣成分にも期待です。

天王寺キツネ氏は昔からケモノっぽいキャラに定評がある方ですが(ニャコ様とか)、本作も狐系キャラの尻尾のフサフサ感が凄いことになっています。
あと、ケモミミキャラにデフォルメ的にヒゲを描くことがあるのも氏の特徴かも。ビゾンはだいたいヒゲが描かれていますが、他にもAK47にヒゲが描かれているシーンがあります。
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『うぽって!!』9巻P80(天王寺キツネ/角川書店)









過去に『魔法医猫といばら姫』の記事にて、日本の獣耳キャラはあまりヒゲが描かれないと書きましたが、天王寺キツネ氏は例外的に、わりと昔から獣耳と一緒にヒゲを描く方なんですよね。

 

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狸を題材にした落語って多いんですね。『化けてます こだぬき、落語家修行中』

数十年もの間弟子を取らなかった老落語家が久々にとった弟子の正体は・・・化け狸!?

双葉文庫が送る落語ファンタジー『化けてます こだぬき、落語家修行中』が4月13日より発売中です!

大阪は住吉に済む女子高校生・梓の祖父は、上方の落語家・木の葉亭枝鶯(このはていしおう)です。
その祖父がある日突然、子狸を連れて巡業から帰ってきました。

なんと、祖父はその狸を弟子にすると言い出したのです。
何を言っているのかと不審の思う梓の目の前で、狸は人間の男に・・・素っ裸の青年の姿になります!
その狸は化け狸だったのです。

狸は人間が山に捨てた落語のテープ『桂米朝落語全集』を聞いているうちに、自分も落語を作りたくなったらしく・・・・・・落語の中で狸はどうもカッコ悪い役ばかりやらされているので、「カッコいい狸の落語」を作るのが夢なのだと、狸は語ります。

まず、人間社会の常識からして全く分かっていない狸・・・命名「こだぬき」の振る舞いに梓はあきれつつも、その熱意に次第に心動かされていくことになるのですが、、、

※ ※ ※

実のところ、本作の主人公はこだぬきではなく、こだぬきを見ている梓の方なのかなと感じます。

これまで自分に向いていた祖父の関心を持って行ってしまったこだぬきにやや嫉妬している様子や、お囃子としてなんとなく祖父の仕事を手伝っている自分と、下手でも熱意をもって落語に取り組んでいるこだぬきを比較して、複雑な想いを抱いている様子が描かれます。

※ ※ ※

こだぬきについて。表紙絵では獣耳&しっぽが付いていますが、作中では明確にそのような姿になる場面は描かれていないです。完全な人間型か、完全な狸型のどちらかの姿になっている場面がほとんどです。

このあたり、獣耳作品と分類していいのか悩ましいところでありますね、、、



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「銀の狐亭」という宿名の謎が明かされる・・・!『セーブ&ロードのできる宿屋さん ~カンスト転生者が宿屋で新人育成を始めたようです~』3巻

冒険者たちの間でひそかに噂される「泊まると死なない宿屋」。
その秘密は・・・セーブ&ロードができること!

どんな新人冒険者もトライ&エラーの「稼ぎ」によって、わずか数日で大レベルアップ!
しかし最近は、レベルアップだけでは解決しない問題も多いようで・・・。

大作長編Web小説が多い中では珍しい、連作ファンタジー『セーブ&ロードのできる宿屋さん ~カンスト転生者が宿屋で新人育成を始めたようです~』の3巻目が3月24日より発売中です!(Kindle版は4月25日配信予定!)

大通りから一本裏通りに入った場所にある二階建ての質素な宿屋「銀の狐亭」。
どう見ても元・冒険者には見えない奇妙な宿の主人と、どう見ても少女にしか見えない愛らしい獣人の婦人によって切り盛りされているその宿は、冒険者たちの間で「そこに宿泊すれば死なない」と噂されるいわくつきの宿です。

そんな宿屋に、今回も思い詰めた末にやってきた二人の女性の物語と、
「銀の狐亭」の由来に関する過去の逸話が描かれます。

ひとりは、伝説の聖剣を求め、それに比肩するような剣を鍛えたいと考えているドワーフ娘の鍛冶師コリー。
もうひとりは、奴隷仲間を解放するための資金を欲している元・剣闘奴隷の猫獣人オッタ。

今回のふたりの問題は、単に戦闘技能を高める(=レベルアップする)だけでは解決しない複雑な内容なのですが、「銀の狐亭」の面々はいかにして解決するのか・・・?

※ ※ ※

3巻の表紙は宿屋の主人アレクの若い頃の「師匠」である、魔族の「はいいろ」(中央)と、狐獣人の「狐」(右)と「輝き」(左)です。

この三人が、[ なぜ「銀の狐亭」は銀色の狐がいないのに「銀の狐亭」と呼ばれるのか ]の鍵を握っています。

3巻は登場人物がケモミミだらけといった感じで、第6章の『ヨミの回顧録』でも「狐」と「輝き」が話に大きく絡んできますし、第8章ではオッタがそのまま猫耳娘ですし、彼女との関係で宿のウェイトレスをしている双子の猫獣人の姉・ブランの話も出てきます。

さらに本作の世界ではドワーフも犬耳っぽい種族になっていて、ドワーフ娘のコリーもロップイヤー型の耳を持っています。
ドワーフが犬系種族になるのは、『ウィザードリィXTH』が起点となり、『ととモノ。』が広めた「ドワーフ」の設定の影響が大きいんでしょうね。




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