おさらい
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※メインストーリー全10章のうちの第9章です。
セルリアン襲撃の末に放棄されてしまった遊園地エリア「パーク・セントラル」。
たくさんの人々の笑顔を集めるはずだった数々のアトラクションも、
今は無人のまま寂しげに屹立するのみ。
この場所に輝きを取り戻すためのフレンズたちの戦いが始まります・・・!
【第9章】パーク・セントラル入場
超巨大総合動物園ジャパリパークの玄関口となるはずだった遊園地エリア「パーク・セントラル」。
自然公園風の他のエリアとは異なり、ジェットコースターや観覧車といったアトラクション設備に、ショッピングモールやホテル等の施設が建ち並び、見るからに「テーマパーク」らしい場所となっている。
プレイヤーは結局、サーバルたちが止める声を聞き入れず、彼女たちと共にパーク・セントラルにやってきたのであった。
これから非常に危険になるかもしれない場所に一緒について来てくれたプレイヤーに対して、サーバルとルルは感謝の意を示すとともに、『絶対に守るからね!』と今までになく真剣な表情を見せる。
サーバルもルルも普段の元気な様子とは一転してかなり張りつめた雰囲気であり、『いつも無条件で元気な二人だけど、やはりセルリアンの本拠地に乗り込むのは怖いのね』とカラカルが共感を示したところ・・・。
実は二人とも、パーク・セントラルの遊園地を目の前にして、遊びたいのを我慢していたせいで様子がおかしかったのだ。
ルルにとっては初めて見る遊園地であるし、サーバルにとっては入院していたせいで、すぐ側にあったのに遊ぶことができなかった長年の憧れの地・・・!
何を浮かれているのかと、ふたりをたしなめるシロサイ。
しかし彼女も『フィットネスクラブ』の看板の掲げられた施設を見つけて、一度行ってみたかった「修行場」ではないか!と気もそぞろな様子になる。
トキにいたっては、カラオケボックスを見つけて完全に暴走モードに入ってしまう。
建物周辺にはびこるセルリアンの群れをものともせず、カラオケボックスに向かって一直線に飛んでいくトキ。
しかし、建物に入ってすぐに、彼女は落胆した様子でとぼとぼとプレイヤーのもとへと戻ってくる。
トキが言うには、ここには「輝き」が無く、そのせいで「魅力的」と感じる気持ちが急激に失われてしまったらしい。
セルリアンがパーク・セントラルの「場所自体の輝き」を奪っているために、外観上は楽しそうに見えるのに、近づいてみると「つまらない」「寂しい」場所にしか感じられないという状態になっているのだ。
遊園地としては致命的な状況に陥っているといえよう。
サーバルは『(パーク・セントラルは)このまま無くなっちゃうのかな?』とかなり弱気なことをつぶやく。
【第9章】カコ博士
さすがはセルリアンの本拠地であり、幾度となくセルリアンの群れがプレイヤーたちに襲いかかってくる。
ガイドさんは襲撃の合間にも管理センターと通信して、パーク・セントラルの現在の情報を送信しつつ、慎重に調査・分析しながらアニマルガールたちの進攻をサポートする。
そんな中、管理センターからある情報を受けたガイドさんはみるみる顔を青ざめさせ、急に取り乱した様子になってしまう。
その情報とは、これまで管理センター内の連絡が錯綜していたせいでガイドさんまで届いていなかった、カコ博士の現状についてである。
パーク・セントラルがセルリアンの襲撃を受けた時にけもの病院にいたカコ博士は、避難が遅れ(※)、意識不明の重体で発見されたらしい。
その後、すぐジャパリパークの外の病院に運ばれたのだが、現在も意識が戻っていない状態なのだと言う。
(※)おそらく、最後まで病院から逃げ遅れた動物がいないか確認していたため。この時に入院していた動物たちは、サーバルを中心とした「けもハーモニー」の奇跡により、すでに脱出に成功していた。
ギンギツネは『セルリアンに襲われたのね・・・』と意味ありげにつぶやく。
カコ博士は無事に脱出したものと思っていたガイドさんは、『いっぱい話したいことがあるのに、二度と目覚めなかったら・・・・』と、ひどく落ち込んでしまう。
いつもは、落ち込む友達や仲間がいればすぐに元気づけようとするサーバルも、今回ばかりはかける言葉が見つからないようだ。
【第9章】セーバルとサーバル
皆がガイドさんを心配している中、トキがセーバルの姿を見つける。
プレイヤーたちがセーバルを見るのは、ゴコクチホー以来である。
セーバルは迷うようなそぶりを見せながら、パーク・セントラル中央の城のような建物「けものキャッスル」へと駆けていく。
足取りは遅いので、今なら十分追い付けそうだ。
しかし、サーバルは悩んでしまう。
セーバルに追い付いて、セーバルが女王のもとへ行こうとするのを止めない時、どうすればいいのか。
手段だけは与えられている。リウキウチホーのシーサーからもらった「清めの塩」を使えば、セーバルを消滅させて「究極のセルハーモニー」の発動を防ぐことができる。
だが、そんな結末にサーバル自身は耐えられるだろうか?
・・・・・・・
セーバルがけものキャッスルの中に入っていったので、プレイヤーたちも突入しようとする。
ばよぉ~~~んん
ところが、プレイヤーたちは見えない壁に跳ね返されてしまう。
どうやら、けものキャッスル周辺にはセルリアンしか通さないバリアが張られているようである。
このような結界を張る能力は「守護けもの」レベルのものであり、セルリアンの女王の力がどれほどであるかを如実に示している。
思いっきり、何度ぶつかっても、バリアは全く壊れる様子が無い。
トランポリンのように絶妙な弾力で弾むバリアに、サーバルからは『ちょっと楽しくなってきた』という感想まで出てくる始末。
『お困りのようなのです』
『ええ、困ってるですね』
皆が途方に暮れる中、懐かしい声が。
そこにいたのは、自称天才・ワシミミズクのミミちゃん助手と、格好良く登場しようとしたのに噛んでしまった、自称天才・アフリカオオコノハズクのコノハちゃん博士である。
ふたりはこれまでの研究から、ある種のセルリアンが狭い範囲にバリアを張る能力を有していることを突き止めており、女王のバリアも同じ原理に基づくものだろうと語る。
おそらく、女王の力が何体かの「バリア発生セルリアン」に振り分けられており、それによってけものキャッスル全体を覆うバリアが形作られているのだ。
バリアを解除するにはバリアを発生させているセルリアンを倒せば良いらしい。
実際、パーク・セントラルの各所に七つの大きなエネルギー反応がある、とガイドさんが報告する。それがバリアを発生させているセルリアンなのだろうか。
迷っている暇は無い。
すでにセーバルは女王のいる城の中に入ってしまっており、少しの時間も惜しい。
『1体1体倒してたんじゃ時間がかかりすぎる。だから・・・・・・散開して一気に倒すのよ』
ギンギツネの提案に、シロサイ、ルル、トキ、カラカルは賛成する。
そして、プレイヤー、ガイドさん、そしてサーバルは、けものキャッスルの前で待機して、バリアが消えたら一気に突入するようにと言う。
ただでさえ強力なパーク・セントラルのセルリアンと、単独で戦うことになるのは危険すぎる!と反対するサーバルとガイドさんだが、もう皆の決意は固いようだ。
それぞれの戦いの場に赴く仲間たち。
カラカルは別れる直前までサーバルのことからかいながらも、親友のことを本当に心配しているようで、プレイヤーにサーバルのことを託して去っていくのであった。
【第9章】みんなの戦い
「水上レストラン」エリアにいるバリア発生セルリアン退治に赴いたシロサイ。
一人で戦いに赴くのも久しぶりだ、とつぶやくシロサイの背後から聞きなれた声が。
ナカベチホー(水辺エリア)でシロサイの帰りを待っているはずのクロサイである。
なぜこんなところにいるのか、と問いかける間もなく、クロサイはセルリアンに突撃していく。
・・・・・・
「遺跡と砂」のアトラクションに巣食うセルリアン退治に赴いたルル。
『ルル、また一人で無茶するつもり?』
振り返ると、そこには親友・アラビアオリックスのラビラビの姿が!
驚くルルに対して、ラビラビは、今、パーク・セントラルにジャパリパーク中のアニマルガールが集まってきているのだと言う。
みんなのジャパリパークだから、みんなで救おうということらしい。
『さあ、今度は一緒に行こう! ルル!』
ラビラビとルルは共に、強大なセルリアンに挑む!
・・・・・・
パーク・セントラルでも有数の眺望が楽しめる「展望庭園」。
この場所のセルリアンを退治しに来たのはトキとコノハちゃん博士&ミミちゃん助手だ。
景色に見とれているトキと、展望庭園に設置されたアトラクションの解説に夢中なコノハちゃん博士に対して、堂々とした声が注意を促す。
雲海エリア・ホートクチホーのスカイレースチーム「スカイインパルス」のハクトウワシだ!
よく見ると、ハヤブサとタカもいる。
タカはもうすっかり自信を取り戻したようで、トキたちと共に全力で戦ってくれると言う。
スカイインパルスの他にも、「スカイダイバーズ」のイヌワシ、ゴマバラワシ、グアダルーペカラカラに、案内役のリョコウバト、そして(なぜか)ショウジョウトキまで集まっており、ホートクチホーで出会った鳥系アニマルガール総集合といった様相だ。
鳥たちは総力を結集して、空飛ぶ巨大セルリアンを迎え撃つ!
・・・・・・
パーク・セントラル「森林公園エリア」。
この場所のセルリアン撃破を引き受けたのは、アライさんとフェネックだ。
アライさんは(アライさんにしては珍しく察しが良く)、フェネックがこの場所に一緒にきたことに疑問を投げかける。
サーバルはセーバルの“特別”を取り返さない、という選択をするかもしれない。
絶対にパークを崩壊させないようにするには、サーバルの動きを監視しておくべきではないかと。
フェネックは色々悩んだ末に、サーバルと共にいるプレイヤーの力と判断を信じることにしたようだ。
しかし、自分の中でもまだ迷いが残っているらしく、アライさんに対しても珍しく歯切れの悪い答え方をする。
アライさんはフェネックが迷うことは不思議ではないと思っているようだ。なぜならフェネックはジャパリパークも、サーバルとその仲間たちのことも大好きなのだから、迷うのが当然なのだと。
『だから、今は迷わず、アライさんについてくるのだー!!』
とにかく単純明快で正直なアライさんの言葉は、フェネックの逡巡を吹っ切るのに十分だったらしい。
二人は迷いのない足取りで、森林公園に潜むセルリアンのもとへと赴く。
・・・・・・
カラカルはパーク・セントラルの「ショッピングエリア」に来ていた。
そこにはすでに、ジャパリパークの危機を聞いて駆けつけた、大勢のアニマルガールたちが集っているのだった。
サーバルやカラカルの属する中型ネコ科のグループ「にゃんにゃんファミリー」の仲間であるヒョウ(姉)とクロヒョウ(妹)の姉妹に・・・。
リウキウチホーで会ったイリオモテヤマネコのリオに、ホートクチホーのスカイレースでプレイヤーチームの「荷物」役をしてくれたライオン。
2015年(アプリ版開始年)の干支けものであるヒツジと、ホートクチホーのスカイレースではイマイチ活躍できず、今回の戦いで名誉挽回を目指す日本の国鳥キジ。
そして現存のライオンの最大種であるバーバリ―ライオンのバリーに、彼女に協力する「百獣の王の一族」こと、大型ネコ科のアニマルガールたち。
非常に強力な仲間たちではあるが、対する相手のセルリアンも他のエリアより数が多く、かなり手強い布陣となっている。
あまりの敵の勢力に怯んでしまうアニマルガールたちを、カラカルが(こういう役はガラじゃないけど、と言いながらも)励ます。
『サーバルがいたらきっとこう言うと思うのよね。“絶対大丈夫! 何とかなるよ!”って』
カラカルの激励に力を取り戻したアニマルガールたちは、凄まじい数のセルリアンの大群の中へと飛び込んでいく!
・・・・・・・
パーク・セントラルの「ハーバーエリア」。
外海と繋がる構造になっており、海中観光用の潜水艦が係留されている場所である。
この場所のセルリアン撃破にやってきたのは、イッカクとマルカ、ドルカ、ナルカのイルカトリオ、そしてシロナガスクジラ。
元気なマルカとドルカは、どちらかというとパークの危機やセルリアン撃破よりも、噂に聞いた潜水艦に興味津々なようだ。
バリア発生セルリアンを探して浜辺を移動している途中、龍系の「守護けもの」の眷属であるツチノコと、は虫類・両生類アニマルガールのまとめ役であるコモドドラゴンのコモモと出会う。ふたりともパークの危機を聞いて仲間と一緒に駆け付けたらしい。
コモモはパークよりもプレイヤーが危機に陥っていることに関心があるようで、突如として妄想を語り出す独特な思考回路に、イッカクはちょっと引いてしまったりする。
変わり者が多いとはいえ、水辺の戦いを得意とする者の多いは虫類・両生類フレンズの協力は心強いところだ。
すでにハーバーエリアのセルリアンに対しては、ゴコクチホーの歌姫・チチュウカイモンクアザラシのモイモイとステラーカイギュウのステラが対峙している。
鋭気十分な水棲アニマルガールたちは、沈着冷静なイッカクがシロナガスクジラを「お母さん」と呼びそうになるという珍ハプニングを起こしつつも、巨大セルリアンに最大速力で突撃するのであった!
・・・・・・
超巨大総合動物園ジャパリパークの物流を担う「倉庫エリア」。
倉庫の冷蔵システムがセルリアンの影響を受けてしまったのか、辺り一帯が異常に冷却されて雪原地帯のようになってしまっている。
この場所のセルリアン撃破を引き受けたのはギンギツネだ。
ここにもすでに、ジャパリパークの危機を聞いて駆け付けたフレンズたちが集っている。
キツネ仲間であるキタキツネに・・・。
ホッカイチホーで出会った北国ウサギトリオこと、ユキウサギ、ヤブノウサギ、ホッキョクウサギ。
雪原地帯ならお任せのトナカイに、究極面倒くさがり生命体なのに今回の危機にはついに重い腰を上げたセイウチ。
そして、強固な連携でジャパリパーク一、二の戦闘力を誇る「オオカミ連盟」のイヌ科フレンズたちだ。(左・タイリクオオカミ、右・ニホンオオカミ)
この場所での対セルリアン戦には大きな問題が生じていた。
それは無数の「セルリアンの雪像」ばかりこの場所に並んでいて、本物のセルリアンが見当たらないという点だ。
どうやら、このエリアのバリア発生セルリアンは自らを徹底的にカモフラージュすることで撃破されないようにする、という生存戦略を選択したらしい。セルリアンの雪像も、おそらくはセルリアン自らが作製したものなのだろう。
雪像をひとつひとつ崩して調べていては、いくら時間があっても足りない。
ただでさえ、事態は急を告げているのだ。
タイリクオオカミの「雪以外のにおいがする」という言葉をヒントに、視覚ではなく嗅覚を使えば雪像にカモフラージュしたセルリアンを見つけ出せるのではないかと考えたギンギツネ。
自慢の発明品のなかから、嗅覚を数倍鋭くする薬『オハナヨクナールZZ』(とにかくギンギツネは発明品に「ZZ」と付けるのが好きらしい)を取り出して、オオカミ連盟の皆にこれを使って探してみようと呼びかける。
ヒトの数百万倍以上嗅覚が優れ、ごく微量な複数の匂いをかぎ分けることのできるイヌ科のフレンズたちは、匂いをたどったり、外観上同じに見える物を匂いで区別することができる。
かなり苦労したものの、ギンギツネの発明品の効果もあり、オオカミたちはついに雪像に紛れていたバリア発生セルリアンを発見する!
見つけ出せれば、強い絆で繋がったアニマルガールたちの敵ではないのであった。
【第9章】遊びが大事!
「遺跡と砂」のアトラクションで戦うルルのもとには、駆け付けてくれた親友のラビラビの他にも、アニマルガールの何でも屋「ダブルスフィア」のオオセンザンコウのセンとオオアルマジロのオルマーに・・・。
リウキウチホーのヤンバルクイナとハブ。
砂漠ならお任せのヒトコブラクダとフタコブラクダの姉妹に、ヘラジカの率いるシカのフレンズグループ「けも勇槍騎士団」が集った。
しかし、オルマーやヤンバルクイナ、ハブは危機に駆け付けたというよりは「噂のパーク・セントラルに遊びに来た」といった雰囲気で、やや緊張感が薄い感じだ。
実のところラビラビも、セルリアンを倒すためとはいいつつ、遺跡アトラクションの謎解きをするのが楽しいと感じているようだ。
・・・・・・
水上レストランエリアで戦うクロサイ&シロサイのもとには、クロサイと一緒に来たカバとゴルゴプスカバ。
みんなのアイドル・ゴマフアザラシことゴマちゃんに、ペンギンアイドルグループPIPのメンバー(コウテイペンギン・イワトビペンギン・フンボルトペンギン・ジェンツーペンギン)、そして温泉マニアなフレンズのカピバラとバイカルアザラシが集った。
ゴマちゃんとPIPが仲間にいる関係で、歌と踊りでセルリアンの気をそらすなど、かなり賑やかな戦いに。
セルリアンを倒した後は、そのままPIP&タマちゃんによる「後片付けライブ」が始まるのであった。
・・・・・・
パーク・セントラルの各所で、セルリアンを撃退したアニマルガールたちが遊び始める。
ハーバーエリアではイルカたちが見つけた潜水艦を動かして遊ぼうとしたり・・・。
ショッピングエリアでは、みんな珍しいアクセサリー、服、お土産物のお菓子選びに夢中。
展望庭園では、風の吹き上げを利用した「風のトランポリン」に「スカイダイバーズ」の興味がそそられたようで、一斉にそれを使った曲芸飛行を始める。
コノハちゃん博士&ミミちゃん助手は、一度確保したエリアを再びセルリアンに奪われないためにも、その場にとどまって遊ぶことこそ「最善策」というのだが、実際のところは遊びたいから遊ぶという自らの欲求に、アニマルガールはみんな素直なのだ。
シロサイ、ルル、トキ、ギンギツネ、そしてカラカルは、遊んでいる他のフレンズたちのことが気になりつつも、サーバルとプレイヤーを助けるために、急いでけものキャッスルの正面玄関へと向かうのであった。
【第9章】けものキャッスル入城
仲間たち、そしてジャパリパーク中から集ったアニマルガールたちがバリアの要となる七体のセルリアンを撃破したことで、けものキャッスルを覆うバリアが消滅する!
サーバルはまだ、セーバルと対面した時にどうするかを決めかねている様子だ。
でも、彼女は決して立ち止まらないし、悩むよりも前に進むことを選ぶ。
プレイヤーはついに、最後の決戦地・・・パーク・セントラル最大のアトラクションにして、ジャパリパークの象徴である「けものキャッスル」に足を踏み入れるのであった。
【第9章補】マーゲイの願い
プレイヤーとサーバルたちがけものキャッスルに突入しようとしていたちょうどその頃、森林公園エリアでの戦いを終えたフェネックとアライさんは、マーゲイからセルリアンに占領されている放送局を取り戻して欲しいと頼まれる。
サーバルが悩んでいるらしいという話を聞いて、何か声をかけなくてはと思っていたマーゲイは、パーク・セントラル全体に音声や映像を伝えることができる放送局を使うことを思いついたようだ。
このささやかな思い付きが、のちに重要な役割を果たすことになる。
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※メインストーリー全10章のうちの第9章です。
セルリアン襲撃の末に放棄されてしまった遊園地エリア「パーク・セントラル」。
たくさんの人々の笑顔を集めるはずだった数々のアトラクションも、
今は無人のまま寂しげに屹立するのみ。
この場所に輝きを取り戻すためのフレンズたちの戦いが始まります・・・!
【第9章】パーク・セントラル入場
超巨大総合動物園ジャパリパークの玄関口となるはずだった遊園地エリア「パーク・セントラル」。
自然公園風の他のエリアとは異なり、ジェットコースターや観覧車といったアトラクション設備に、ショッピングモールやホテル等の施設が建ち並び、見るからに「テーマパーク」らしい場所となっている。
プレイヤーは結局、サーバルたちが止める声を聞き入れず、彼女たちと共にパーク・セントラルにやってきたのであった。
これから非常に危険になるかもしれない場所に一緒について来てくれたプレイヤーに対して、サーバルとルルは感謝の意を示すとともに、『絶対に守るからね!』と今までになく真剣な表情を見せる。
サーバルもルルも普段の元気な様子とは一転してかなり張りつめた雰囲気であり、『いつも無条件で元気な二人だけど、やはりセルリアンの本拠地に乗り込むのは怖いのね』とカラカルが共感を示したところ・・・。
実は二人とも、パーク・セントラルの遊園地を目の前にして、遊びたいのを我慢していたせいで様子がおかしかったのだ。
ルルにとっては初めて見る遊園地であるし、サーバルにとっては入院していたせいで、すぐ側にあったのに遊ぶことができなかった長年の憧れの地・・・!
何を浮かれているのかと、ふたりをたしなめるシロサイ。
しかし彼女も『フィットネスクラブ』の看板の掲げられた施設を見つけて、一度行ってみたかった「修行場」ではないか!と気もそぞろな様子になる。
トキにいたっては、カラオケボックスを見つけて完全に暴走モードに入ってしまう。
建物周辺にはびこるセルリアンの群れをものともせず、カラオケボックスに向かって一直線に飛んでいくトキ。
しかし、建物に入ってすぐに、彼女は落胆した様子でとぼとぼとプレイヤーのもとへと戻ってくる。
トキが言うには、ここには「輝き」が無く、そのせいで「魅力的」と感じる気持ちが急激に失われてしまったらしい。
セルリアンがパーク・セントラルの「場所自体の輝き」を奪っているために、外観上は楽しそうに見えるのに、近づいてみると「つまらない」「寂しい」場所にしか感じられないという状態になっているのだ。
遊園地としては致命的な状況に陥っているといえよう。
サーバルは『(パーク・セントラルは)このまま無くなっちゃうのかな?』とかなり弱気なことをつぶやく。
【第9章】カコ博士
さすがはセルリアンの本拠地であり、幾度となくセルリアンの群れがプレイヤーたちに襲いかかってくる。
ガイドさんは襲撃の合間にも管理センターと通信して、パーク・セントラルの現在の情報を送信しつつ、慎重に調査・分析しながらアニマルガールたちの進攻をサポートする。
そんな中、管理センターからある情報を受けたガイドさんはみるみる顔を青ざめさせ、急に取り乱した様子になってしまう。
その情報とは、これまで管理センター内の連絡が錯綜していたせいでガイドさんまで届いていなかった、カコ博士の現状についてである。
パーク・セントラルがセルリアンの襲撃を受けた時にけもの病院にいたカコ博士は、避難が遅れ(※)、意識不明の重体で発見されたらしい。
その後、すぐジャパリパークの外の病院に運ばれたのだが、現在も意識が戻っていない状態なのだと言う。
(※)おそらく、最後まで病院から逃げ遅れた動物がいないか確認していたため。この時に入院していた動物たちは、サーバルを中心とした「けもハーモニー」の奇跡により、すでに脱出に成功していた。
ギンギツネは『セルリアンに襲われたのね・・・』と意味ありげにつぶやく。
カコ博士は無事に脱出したものと思っていたガイドさんは、『いっぱい話したいことがあるのに、二度と目覚めなかったら・・・・』と、ひどく落ち込んでしまう。
いつもは、落ち込む友達や仲間がいればすぐに元気づけようとするサーバルも、今回ばかりはかける言葉が見つからないようだ。
【第9章】セーバルとサーバル
皆がガイドさんを心配している中、トキがセーバルの姿を見つける。
プレイヤーたちがセーバルを見るのは、ゴコクチホー以来である。
セーバルは迷うようなそぶりを見せながら、パーク・セントラル中央の城のような建物「けものキャッスル」へと駆けていく。
足取りは遅いので、今なら十分追い付けそうだ。
しかし、サーバルは悩んでしまう。
セーバルに追い付いて、セーバルが女王のもとへ行こうとするのを止めない時、どうすればいいのか。
手段だけは与えられている。リウキウチホーのシーサーからもらった「清めの塩」を使えば、セーバルを消滅させて「究極のセルハーモニー」の発動を防ぐことができる。
だが、そんな結末にサーバル自身は耐えられるだろうか?
・・・・・・・
セーバルがけものキャッスルの中に入っていったので、プレイヤーたちも突入しようとする。
ばよぉ~~~んん
ところが、プレイヤーたちは見えない壁に跳ね返されてしまう。
どうやら、けものキャッスル周辺にはセルリアンしか通さないバリアが張られているようである。
このような結界を張る能力は「守護けもの」レベルのものであり、セルリアンの女王の力がどれほどであるかを如実に示している。
思いっきり、何度ぶつかっても、バリアは全く壊れる様子が無い。
トランポリンのように絶妙な弾力で弾むバリアに、サーバルからは『ちょっと楽しくなってきた』という感想まで出てくる始末。
『お困りのようなのです』
『ええ、困ってるですね』
皆が途方に暮れる中、懐かしい声が。
そこにいたのは、自称天才・ワシミミズクのミミちゃん助手と、格好良く登場しようとしたのに噛んでしまった、自称天才・アフリカオオコノハズクのコノハちゃん博士である。
ふたりはこれまでの研究から、ある種のセルリアンが狭い範囲にバリアを張る能力を有していることを突き止めており、女王のバリアも同じ原理に基づくものだろうと語る。
おそらく、女王の力が何体かの「バリア発生セルリアン」に振り分けられており、それによってけものキャッスル全体を覆うバリアが形作られているのだ。
バリアを解除するにはバリアを発生させているセルリアンを倒せば良いらしい。
実際、パーク・セントラルの各所に七つの大きなエネルギー反応がある、とガイドさんが報告する。それがバリアを発生させているセルリアンなのだろうか。
迷っている暇は無い。
すでにセーバルは女王のいる城の中に入ってしまっており、少しの時間も惜しい。
『1体1体倒してたんじゃ時間がかかりすぎる。だから・・・・・・散開して一気に倒すのよ』
ギンギツネの提案に、シロサイ、ルル、トキ、カラカルは賛成する。
そして、プレイヤー、ガイドさん、そしてサーバルは、けものキャッスルの前で待機して、バリアが消えたら一気に突入するようにと言う。
ただでさえ強力なパーク・セントラルのセルリアンと、単独で戦うことになるのは危険すぎる!と反対するサーバルとガイドさんだが、もう皆の決意は固いようだ。
それぞれの戦いの場に赴く仲間たち。
カラカルは別れる直前までサーバルのことからかいながらも、親友のことを本当に心配しているようで、プレイヤーにサーバルのことを託して去っていくのであった。
【第9章】みんなの戦い
「水上レストラン」エリアにいるバリア発生セルリアン退治に赴いたシロサイ。
一人で戦いに赴くのも久しぶりだ、とつぶやくシロサイの背後から聞きなれた声が。
ナカベチホー(水辺エリア)でシロサイの帰りを待っているはずのクロサイである。
なぜこんなところにいるのか、と問いかける間もなく、クロサイはセルリアンに突撃していく。
・・・・・・
「遺跡と砂」のアトラクションに巣食うセルリアン退治に赴いたルル。
『ルル、また一人で無茶するつもり?』
振り返ると、そこには親友・アラビアオリックスのラビラビの姿が!
驚くルルに対して、ラビラビは、今、パーク・セントラルにジャパリパーク中のアニマルガールが集まってきているのだと言う。
みんなのジャパリパークだから、みんなで救おうということらしい。
『さあ、今度は一緒に行こう! ルル!』
ラビラビとルルは共に、強大なセルリアンに挑む!
・・・・・・
パーク・セントラルでも有数の眺望が楽しめる「展望庭園」。
この場所のセルリアンを退治しに来たのはトキとコノハちゃん博士&ミミちゃん助手だ。
景色に見とれているトキと、展望庭園に設置されたアトラクションの解説に夢中なコノハちゃん博士に対して、堂々とした声が注意を促す。
雲海エリア・ホートクチホーのスカイレースチーム「スカイインパルス」のハクトウワシだ!
よく見ると、ハヤブサとタカもいる。
タカはもうすっかり自信を取り戻したようで、トキたちと共に全力で戦ってくれると言う。
スカイインパルスの他にも、「スカイダイバーズ」のイヌワシ、ゴマバラワシ、グアダルーペカラカラに、案内役のリョコウバト、そして(なぜか)ショウジョウトキまで集まっており、ホートクチホーで出会った鳥系アニマルガール総集合といった様相だ。
鳥たちは総力を結集して、空飛ぶ巨大セルリアンを迎え撃つ!
・・・・・・
パーク・セントラル「森林公園エリア」。
この場所のセルリアン撃破を引き受けたのは、アライさんとフェネックだ。
アライさんは(アライさんにしては珍しく察しが良く)、フェネックがこの場所に一緒にきたことに疑問を投げかける。
サーバルはセーバルの“特別”を取り返さない、という選択をするかもしれない。
絶対にパークを崩壊させないようにするには、サーバルの動きを監視しておくべきではないかと。
フェネックは色々悩んだ末に、サーバルと共にいるプレイヤーの力と判断を信じることにしたようだ。
しかし、自分の中でもまだ迷いが残っているらしく、アライさんに対しても珍しく歯切れの悪い答え方をする。
アライさんはフェネックが迷うことは不思議ではないと思っているようだ。なぜならフェネックはジャパリパークも、サーバルとその仲間たちのことも大好きなのだから、迷うのが当然なのだと。
『だから、今は迷わず、アライさんについてくるのだー!!』
とにかく単純明快で正直なアライさんの言葉は、フェネックの逡巡を吹っ切るのに十分だったらしい。
二人は迷いのない足取りで、森林公園に潜むセルリアンのもとへと赴く。
・・・・・・
カラカルはパーク・セントラルの「ショッピングエリア」に来ていた。
そこにはすでに、ジャパリパークの危機を聞いて駆けつけた、大勢のアニマルガールたちが集っているのだった。
サーバルやカラカルの属する中型ネコ科のグループ「にゃんにゃんファミリー」の仲間であるヒョウ(姉)とクロヒョウ(妹)の姉妹に・・・。
リウキウチホーで会ったイリオモテヤマネコのリオに、ホートクチホーのスカイレースでプレイヤーチームの「荷物」役をしてくれたライオン。
2015年(アプリ版開始年)の干支けものであるヒツジと、ホートクチホーのスカイレースではイマイチ活躍できず、今回の戦いで名誉挽回を目指す日本の国鳥キジ。
そして現存のライオンの最大種であるバーバリ―ライオンのバリーに、彼女に協力する「百獣の王の一族」こと、大型ネコ科のアニマルガールたち。
非常に強力な仲間たちではあるが、対する相手のセルリアンも他のエリアより数が多く、かなり手強い布陣となっている。
あまりの敵の勢力に怯んでしまうアニマルガールたちを、カラカルが(こういう役はガラじゃないけど、と言いながらも)励ます。
『サーバルがいたらきっとこう言うと思うのよね。“絶対大丈夫! 何とかなるよ!”って』
カラカルの激励に力を取り戻したアニマルガールたちは、凄まじい数のセルリアンの大群の中へと飛び込んでいく!
・・・・・・・
パーク・セントラルの「ハーバーエリア」。
外海と繋がる構造になっており、海中観光用の潜水艦が係留されている場所である。
この場所のセルリアン撃破にやってきたのは、イッカクとマルカ、ドルカ、ナルカのイルカトリオ、そしてシロナガスクジラ。
元気なマルカとドルカは、どちらかというとパークの危機やセルリアン撃破よりも、噂に聞いた潜水艦に興味津々なようだ。
バリア発生セルリアンを探して浜辺を移動している途中、龍系の「守護けもの」の眷属であるツチノコと、は虫類・両生類アニマルガールのまとめ役であるコモドドラゴンのコモモと出会う。ふたりともパークの危機を聞いて仲間と一緒に駆け付けたらしい。
コモモはパークよりもプレイヤーが危機に陥っていることに関心があるようで、突如として妄想を語り出す独特な思考回路に、イッカクはちょっと引いてしまったりする。
変わり者が多いとはいえ、水辺の戦いを得意とする者の多いは虫類・両生類フレンズの協力は心強いところだ。
すでにハーバーエリアのセルリアンに対しては、ゴコクチホーの歌姫・チチュウカイモンクアザラシのモイモイとステラーカイギュウのステラが対峙している。
鋭気十分な水棲アニマルガールたちは、沈着冷静なイッカクがシロナガスクジラを「お母さん」と呼びそうになるという珍ハプニングを起こしつつも、巨大セルリアンに最大速力で突撃するのであった!
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超巨大総合動物園ジャパリパークの物流を担う「倉庫エリア」。
倉庫の冷蔵システムがセルリアンの影響を受けてしまったのか、辺り一帯が異常に冷却されて雪原地帯のようになってしまっている。
この場所のセルリアン撃破を引き受けたのはギンギツネだ。
ここにもすでに、ジャパリパークの危機を聞いて駆け付けたフレンズたちが集っている。
キツネ仲間であるキタキツネに・・・。
ホッカイチホーで出会った北国ウサギトリオこと、ユキウサギ、ヤブノウサギ、ホッキョクウサギ。
雪原地帯ならお任せのトナカイに、究極面倒くさがり生命体なのに今回の危機にはついに重い腰を上げたセイウチ。
そして、強固な連携でジャパリパーク一、二の戦闘力を誇る「オオカミ連盟」のイヌ科フレンズたちだ。(左・タイリクオオカミ、右・ニホンオオカミ)
この場所での対セルリアン戦には大きな問題が生じていた。
それは無数の「セルリアンの雪像」ばかりこの場所に並んでいて、本物のセルリアンが見当たらないという点だ。
どうやら、このエリアのバリア発生セルリアンは自らを徹底的にカモフラージュすることで撃破されないようにする、という生存戦略を選択したらしい。セルリアンの雪像も、おそらくはセルリアン自らが作製したものなのだろう。
雪像をひとつひとつ崩して調べていては、いくら時間があっても足りない。
ただでさえ、事態は急を告げているのだ。
タイリクオオカミの「雪以外のにおいがする」という言葉をヒントに、視覚ではなく嗅覚を使えば雪像にカモフラージュしたセルリアンを見つけ出せるのではないかと考えたギンギツネ。
自慢の発明品のなかから、嗅覚を数倍鋭くする薬『オハナヨクナールZZ』(とにかくギンギツネは発明品に「ZZ」と付けるのが好きらしい)を取り出して、オオカミ連盟の皆にこれを使って探してみようと呼びかける。
ヒトの数百万倍以上嗅覚が優れ、ごく微量な複数の匂いをかぎ分けることのできるイヌ科のフレンズたちは、匂いをたどったり、外観上同じに見える物を匂いで区別することができる。
かなり苦労したものの、ギンギツネの発明品の効果もあり、オオカミたちはついに雪像に紛れていたバリア発生セルリアンを発見する!
見つけ出せれば、強い絆で繋がったアニマルガールたちの敵ではないのであった。
【第9章】遊びが大事!
「遺跡と砂」のアトラクションで戦うルルのもとには、駆け付けてくれた親友のラビラビの他にも、アニマルガールの何でも屋「ダブルスフィア」のオオセンザンコウのセンとオオアルマジロのオルマーに・・・。
リウキウチホーのヤンバルクイナとハブ。
砂漠ならお任せのヒトコブラクダとフタコブラクダの姉妹に、ヘラジカの率いるシカのフレンズグループ「けも勇槍騎士団」が集った。
しかし、オルマーやヤンバルクイナ、ハブは危機に駆け付けたというよりは「噂のパーク・セントラルに遊びに来た」といった雰囲気で、やや緊張感が薄い感じだ。
実のところラビラビも、セルリアンを倒すためとはいいつつ、遺跡アトラクションの謎解きをするのが楽しいと感じているようだ。
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水上レストランエリアで戦うクロサイ&シロサイのもとには、クロサイと一緒に来たカバとゴルゴプスカバ。
みんなのアイドル・ゴマフアザラシことゴマちゃんに、ペンギンアイドルグループPIPのメンバー(コウテイペンギン・イワトビペンギン・フンボルトペンギン・ジェンツーペンギン)、そして温泉マニアなフレンズのカピバラとバイカルアザラシが集った。
ゴマちゃんとPIPが仲間にいる関係で、歌と踊りでセルリアンの気をそらすなど、かなり賑やかな戦いに。
セルリアンを倒した後は、そのままPIP&タマちゃんによる「後片付けライブ」が始まるのであった。
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パーク・セントラルの各所で、セルリアンを撃退したアニマルガールたちが遊び始める。
ハーバーエリアではイルカたちが見つけた潜水艦を動かして遊ぼうとしたり・・・。
ショッピングエリアでは、みんな珍しいアクセサリー、服、お土産物のお菓子選びに夢中。
展望庭園では、風の吹き上げを利用した「風のトランポリン」に「スカイダイバーズ」の興味がそそられたようで、一斉にそれを使った曲芸飛行を始める。
コノハちゃん博士&ミミちゃん助手は、一度確保したエリアを再びセルリアンに奪われないためにも、その場にとどまって遊ぶことこそ「最善策」というのだが、実際のところは遊びたいから遊ぶという自らの欲求に、アニマルガールはみんな素直なのだ。
シロサイ、ルル、トキ、ギンギツネ、そしてカラカルは、遊んでいる他のフレンズたちのことが気になりつつも、サーバルとプレイヤーを助けるために、急いでけものキャッスルの正面玄関へと向かうのであった。
【第9章】けものキャッスル入城
仲間たち、そしてジャパリパーク中から集ったアニマルガールたちがバリアの要となる七体のセルリアンを撃破したことで、けものキャッスルを覆うバリアが消滅する!
サーバルはまだ、セーバルと対面した時にどうするかを決めかねている様子だ。
でも、彼女は決して立ち止まらないし、悩むよりも前に進むことを選ぶ。
プレイヤーはついに、最後の決戦地・・・パーク・セントラル最大のアトラクションにして、ジャパリパークの象徴である「けものキャッスル」に足を踏み入れるのであった。
【第9章補】マーゲイの願い
プレイヤーとサーバルたちがけものキャッスルに突入しようとしていたちょうどその頃、森林公園エリアでの戦いを終えたフェネックとアライさんは、マーゲイからセルリアンに占領されている放送局を取り戻して欲しいと頼まれる。
サーバルが悩んでいるらしいという話を聞いて、何か声をかけなくてはと思っていたマーゲイは、パーク・セントラル全体に音声や映像を伝えることができる放送局を使うことを思いついたようだ。
このささやかな思い付きが、のちに重要な役割を果たすことになる。
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