ケモミミ生活 ~獣耳作品情報ブログ~

獣耳のいる生活をはじめてみませんか?
獣耳キャラクターに関連する最新情報と懐かしい情報を織り交ぜて紹介していきます。

※世界で唯一(?)の獣耳評論サークル・S猫出版部のブログです。
※『総解説・猫耳史』『総解説・狐耳史』『総解説・兎耳史』等を頒布しています。
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2016年08月

堂々の完結編!『神様はじめました』25巻

どんなことがあろうと決してくじけない、超ポジティブ女子高生にして土地神の奈々生と、超自信家だったけど最近わりと謙虚になって人間らしくなってきた、妖狐にして神使の巴衛。

ありとあらゆる障害を乗り越えて、ついに二人は結ばれることになります!
約8年にわたって続いた人と狐の物語もここに完結!
『神様はじめました』最終巻25巻が8月19日より発売中です!

この最終巻では、もはや二人の仲を脅かすような事件は一切起こりません。
巴衛が人間になる日・・・・・・二人が人間の夫婦になる日に向けて、一歩ずつ着実に歩みを進めていくような物語が綴られます。

奈々生が土地神を辞めるということは、今まで見えていた妖たちも見えなくなるということで、二人が結ばれる日は、これまで様々な縁で繋がってきた妖たちとの別れの日でもあるのですが・・・・・・・。

そのうえで、最後の最後で一番気になるのは、奈々生にずっと想いを寄せていた蛇の神使・瑞希が何を考え、二人にどのような言葉を伝えるのか。
彼が別れの際に語る言葉が、本作で作者が描きたかったことなのかな・・・・・・と考えてしまったりします。

※ ※ ※

過去に『人間に戻ることのジレンマ(ケモミミ作品的に)。』という記事を書いたことがあるのですが、ケモミミが人間になる/人間に戻ることが最終目的である作品の場合、主役のケモミミが人間になってしまうと、(物語的にはハッピーエンドでも)ケモミミな姿を好んでいた読者にとっては残念な状況になってしまう、というジレンマが生じてしまいます。

これは、本作『神様はじめました』でも生じているジレンマで、この問題を解決するのはやっぱり難しいものだとしみじみ感じてしまったり。



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猫=上杉勢というのは、意外と合っているかも。『伊達エルフ正宗』2巻

戦国時代の有名武将たちが女の子になっているだけじゃなくて、人外種族(!)になってしまっている異世界日本で、現代日本から転生した真田家の末裔の少年が、大魔王(サタン)・信長の野望に立ち向かいます!

異世界転生×戦国ファンタジー絵巻『伊達エルフ正宗』の2巻目が8月9日より発売中です!

真田家末裔の高校生・真田幸十は、なぜか異世界日本の真田幸村と魂を交換させられてしまい、紆余曲折あってエルフを中心とした伊達家のワガママな美少女当主・伊達政宗の右腕として尽力することになりました。

ちょうど戦国時代で武田信玄が没した頃・・・・・・元亀年間(1570年~)に近い勢力図になっており、破竹の勢いで進撃する信長(この世界ではサタン)の野望を挫くことできる最後のチャンスだと考えて、幸十は伊達、北条、上杉、武田の東日本勢力を統一した「東国大同盟」の成立を画策します。

しかし史実とは違って、この異世界では武田信玄も上杉謙信もまだ健在。因縁のライバル同士、武田・上杉の両勢力を一つの同盟としてまとめるのは、一筋縄ではいきません。

折しも、デュラハンの騎馬隊を擁するヴァンパイア主体の武田軍と、空中戦もできて個々の戦闘力が極めて高いマンティコア主体の上杉軍が、史実にはなかった「第六次」の川中島の戦いを始めようとしているところ。

果たして、幸十は彼を引き入れようとする美少女大名たちの熱烈な誘惑をかわしつつ、大同盟を成立させることができるのか!?

※ ※ ※

ヘンテコ極まりない世界設定ではありますが、伊達・北条・上杉・武田の大同盟が成立して織田信長と対決したら、という夢の決戦をシミュレートしようとしている、わりとキチンと仮想戦記している作品です。
通説に流されることなく、最新の研究成果を取り入れて各勢力の設定をしているところは、歴史オタク的なこだわりがすごく感じられます。

原典に対する徹底的なこだわりは、ダッシュエックス文庫版『封神演戯』でも見られたもので、作者の森田季節氏の得意とするところなんでしょうね。

※ ※ ※

上杉勢の種族は獅子の体に蝙蝠の翼、そして蠍の尾を持つ「マンティコア」なわけですが、作中では擬人化されて、猫耳女の子の姿にされています。

「家臣の個々の戦闘力は高いが、それぞれ独立心が強くてまとまりがない」という上杉勢の特徴を、勝手気ままな猫の群れ、という形で解釈するのは今までに無かった表現だと思うのですが、意外とよく合っているように感じます。

あと、上杉家軍師・宇佐美定満をウサミミ美少女として解釈するパターンは他作品でもありますが、マンティコアの猫耳と合わせて二重ケモミミにしているところは、なかなか特徴的かも。



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実はラノベの異世界ファンタジーでケモミミが生える変化は珍しい。『デボネア・リアル・エステート2 お給仕をする傭兵と、健気に笑う兎姫。』

伝説の妖精種族のくせにとてつもない守銭奴の美少女ハイエルフ不動産屋・デボネアと、彼女に命を救われた結果、タダ働きさせられている元・傭兵のルーウィン。
今回、戦乱で無政府状態になった国を丸ごと手に入れられる!?かもしれない千載一遇の商機が訪れて、金の匂いに敏感なデボネアほか、兎耳を生やした亡国の姫君も登場して、様々な勢力が入り乱れて争うことになりますが・・・・・・・!

第8回GA文庫大賞《奨励賞》受賞作の王道バトル・ファンタジー『デボネア・リアル・エステート』の2巻目が8月9日より発売中です!

キャリーベルム王都の貧民地区を拠点とする会社「デボネア・リアル・エステート」は、「不動産屋(リアル・エステート)」とは名ばかりで、実際のところは魔法的に封印されて手の付けられなくなった土地を無理矢理解呪して、自分の物にしてしまう「地上げ屋(スナッチャー)」です。

かつては【双剣の飢狼】の二つ名で知られていた元・傭兵のルーウィンは、社長の守銭奴ハイ・エルフ、デボネアに命を救われたことで、その不動産会社で用心棒兼雑用係のような仕事をさせられています。

ほぼタダ働きな上に、ワガママなデボネアの相手をすることに毎度苦労させられているルーウィンですが、それでも荒んだ戦場で命のやりとりをするよりは、なんだかんだでいつも賑やかなデボネアの商売の手伝いをする方が楽しいし性に合っていると思い始めている今日この頃。

そんな折、隣国の永世中立国・ゼータ王国でクーデターが発生し、国王が暗殺されて無政府状態になったという報が飛び込んできます。
この機会を見逃さず、デボネアがゼータ王国の国境沿いにある「迷い魔力の結界」の張られた所有者の曖昧な土地を狙って動くことになったので、彼女に同行することになったルーウィン。
「迷い魔力の結界」が張られた森で、ルーウィンはゼータ王国の行方不明になっていた姫君・ラビィニアを発見することになるのですが・・・・・・。

「更地」になった王国の最も有力な相続者候補・ラビィニア姫の登場に、様々な勢力の、様々な思惑が絡んでくることになります!

※ ※ ※

前巻からも指摘されていますが、本作、経営ファンタジーっぽい設定を使ってはいますが、内容は王道のバトルファンタジーです(そのせいで、経営ファンタジーを期待して失望した人と、王道ファンタジーとして評価している人とで評判が真っ二つに割れてしまっている)。

守銭奴エルフのデボネアをはじめとする破天荒なキャラクターたちがドタバタしながら、健気に頑張るお姫様がしっかりと大きなストーリーをまとめていく感じは、『スレイヤーズ』あたりの90年代ラノベファンタジーを彷彿とさせる構成で、個人的には好感触。

※ ※ ※

ラビィニア姫は元々普通の人間だったけれど、「獣堕ち」という呪いを受けて兎耳尻尾が生えてしまったという設定のキャラクターです(だから兎耳のほかに人間の耳もある)。
実は、ラノベの異世界ファンタジーで「ケモミミが生える変化」はかなり珍しい。

現代ファンタジーだと、狐や猫にとり憑かれてケモミミが生えるというパターンは多いのですが、異世界ファンタジーではケモミミは(元々その世界に住んでいる)獣人として登場することがほとんどです。

創作者視点で考えると「異世界が舞台なら、わざわざ人間にケモミミを生やさなくても、最初からケモミミ種族を出せばいいじゃん!」となるので、あまり異世界ファンタジーで「ケモミミが生える」という設定が出てこないのかもしれませんね。



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「うっさい、バカ!」(byラストバトルでの狐耳妹)『ウォーエルフ・オンライン』2巻

事故に遭って十年間昏睡状態の妹と、なぜかオンラインゲームの中で出会ってしまった??
(しかも妹は狐耳娘になってた!)
そもそも、オンラインゲームだと思っていたこの世界は、実は・・・・・・?!
急展開する『ウォーエルフ・オンライン』、完結編2巻が8月9日より発売中です!

スマートフォンを超えるヘッドフォン型ウェアラブル端末《エルフ・ターミナル》。
その《エルフ・ターミナル》内の体験型MMO-RPG『ウォーエルフ・オンライン』の世界に、なぜか現実世界から直接入り込んでしまった高校生の美作イツキ。

《オルティネイター》と呼ばれる狂暴化した動植物によって蝕まれつつある《惑星ネクスティア》・・・・・・というのが『ウォーエルフ・オンライン』の表向きの設定ですが、実はこの『ウォーエルフ・オンライン』にはとてつもない裏設定があったのでした!

折しも、イツキが降り立ったゲーム内ではモンスターが暴走してNPC(ノンプレイヤーキャラクター)にまで襲いかかるようになっており、プレイヤーはゲームからログアウトできなくて閉じ込められる、という異常事態が発生している状況。

いくつかの戦いを経て、このゲームが「ゲームではない」ということを知ったイツキは、狐耳娘としてゲーム中になぜか登場している妹のナツキや、ゲームプレイ中に閉じ込められた幼馴染の南条アリサとともに、「救世主」として全ての問題を決着させるべく動き始めるのですが・・・・・・・!

※ ※ ※

今回もゲーム中で狐系獣人の「ルリエ族」になった妹のナツキが登場します。
ラストバトルであれこれと理屈を並べて演説する敵を「うっさい、バカ!」の一言で黙らせるのは、さすが気の強いキツネといった感じ。

・・・・・・・「ケモミミ尻尾があるのは、あくまでゲーム内だけなんですよ~」というのは、ネトゲ小説全般に関わる設定とはいえ、やっぱりさびしいものがあります。



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猫たちの編集部の話も収録されています。独特の空気感のラブリー作品集『ネコノスミカ』

うそねこ氏が『コミックホットミルク』にて連載していた二作品『ウスクテコイ』『ねこへん』を一つの単行本にまとめた『ネコノスミカ』が8月10日より発売中です!

『ウスクテコイ』は家庭教師・かろんと生徒・ましゅの甘々で百合っぽくてちょっとえっちぃ日常を描いた作品。うそねこ氏独特のテンポと空気感が魅力の作品です。

ケモミミが登場するのは『ねこへん』の方。
コミックホットミルクの編集部の片隅で、人間の活動に興味を持ったネコたちが自分たちの雑誌を作っていた・・・・・・!というのがあらすじです。

もともとが半ページの連載漫画なので、別の記事があった下半分は単行本描きおろしのイラストが収録されており、うそねこ氏のファンにはとてもお得な単行本となっております。

サボるのが得意と公言する下着をはいてない「みみ編集長」(本名:ミミミミ)を中心に、猫っぽくみせかけているけど実は犬耳の編集員「るーるーる」、猫にあこがれて語尾に「にゃ」をつけて喋る兎耳の部外者「ほっちゃんさん」、みみ編集長の頭が上がらない狸耳の「エライヒト」といった、ケモミミなキャラクターによるゆるふわギャグが展開されます。

猫がつくる雑誌のはずなのに、実はみみ編集長以外は「猫っぽい」だけで猫じゃないのはご愛敬です。

※ ※ ※

気になった描写。
みみ編集長の毛が夏毛から冬毛に変わると、服装そのものが変化します。
もともと着ていたセーラー服っぽいワンピースがコート状になり、下に何も付けていなかったのが毛糸のぱんつを穿いた恰好になっています。
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『ネコノスミカ』P104(うそねこ/コアマガジン)









「夏毛⇔冬毛」の変化で服装が変化する猫耳、という描写は『ねこのこはな』でも見られました。


猫の毛を服として表現するというのは、元祖猫耳漫画の『綿の国星』に由来するものだと思われるのですが、「夏毛⇔冬毛」の変化で服装が変化するのは確か『綿の国星』にはなかったはずで、この表現が最初に使われたのはどの作品なのかは調べてみる価値がありそうです。




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