ケモミミ生活 ~獣耳作品情報ブログ~

獣耳のいる生活をはじめてみませんか?
獣耳キャラクターに関連する最新情報と懐かしい情報を織り交ぜて紹介していきます。

※世界で唯一(?)の獣耳評論サークル・S猫出版部のブログです。
※『総解説・猫耳史』『総解説・狐耳史』『総解説・兎耳史』等を頒布しています。
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2016年07月

「わんわん!! 千明なでてわん!!」(byクロ)『今日のケルベロス』7巻

「冥府のケルベロス」だという三位一体の犬っ娘たちと、感情の欠けている男子高校生・御門千明。
これまで「一つの体に三人の心」だったケルベロスたちが三人に分裂したことで、千明の周りに集まる人(?)たちも増え、とてもにぎやかになってきました。
しかし、千明はいまだに心から「楽しい」と思うことができず、どうにかして感情を取り戻せないかとより一層苦悩することになるのですが・・・・・・。

全米で話題沸騰(本当らしい)のグローバル犬っ娘ラブコメ『今日のケルベロス』、単行本7巻目が7月21日より発売中です!
今日のケルベロス(7) (ガンガンコミックス)
今日のケルベロス(7) (ガンガンコミックス) [コミック]

分裂した三人のケルベロス・・・クロ、シロガネ、ロゼも、日々の生活に馴染んできました。
時季はおりしもクリスマス。
北欧神話系の魔獣たちが集う「喫茶ユグドラシル」にて、クリスマス会を開催するということで、千明と友人たちが招待されることになりました。

千明にケルベロスたち。千明に想いを寄せるクラスメートの陽(ひなた)といつの間にか守護霊となった妖狐の「玉藻」。千明の友人である威虎(イドラ)と守護霊の猫又ハコ。そして最近やたらと千明たちに絡んでくるトラブルメーカーの春名。
千明の友人勢ぞろいといったところに、ユグドラシルの店員・ヨルムンガンドたちも加わって、非常ににぎやかなクリスマス会が行われます。

しかしその一方で、千明は本心からこのクリスマス会を楽しめていない自分に気づきます。
「対応が間違っていないか」「迷惑をかけていないか」ばかりが気になって、緊張して落ち着かない状態が続いてどうしようもないのです。

そんな千明に対して、店員のヨルムンガンドが「欠けた心を直す方法がある」と語りかけます。
死者の国「冥府」に行けば心を直すことができると囁くヨルムンガンドに、冥府の王と確執のあるケルベロスのロゼは強い疑念を抱きますが・・・・・・!

 ※ ※ ※

ストーリーの流れはシリアスですが、個々のエピソードは犬っ娘も犬じゃないっ娘も含めて、すごく甘々な7巻です。
シロガネは自分が千明に気があるのか無いのかよく分からなくなって、自分から彼にキスしにいってみたり、陽はまた妖狐の玉藻にそそのかされた末、なぜか千明じゃなくてシロガネにキスしてしまったり、なにがなんだか・・・・・・な複雑な色恋模様が繰り広げられます。

あと番外編の、千明に頭を撫でてもらいたくて色々考えるクロがもの凄くかわいい!
犬っ娘だから遠慮しなくてもよさそうなのに、遠慮する犬っ娘は可愛いよね。

 ※ ※ ※

今回気になった描写。シロガネがなぜか兎の格好をさせられている点。
第31話では千明の夢の中でバニーガール姿に。
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『今日のケルベロス』7巻P35(桜井亜都/スクウェアエニックス)








第33話では、冥府を旅するために用意された服装が、なぜかシロガネの分だけウサミミ&ファンシーなデザインになってます。
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『今日のケルベロス』7巻P148(桜井亜都/スクウェアエニックス)












過去の記事で、本作は犬、猫、狼、狐とメジャーなケモミミのほとんどが出てくるのに、兎耳だけは出てこない・・・代わりに衣装として描かれる、という特徴について指摘しましたが、7巻でもその傾向が強く見られます。

犬っ娘のシロガネが兎の格好になると、最近注目している「ケモミミが違う獣の扮装をする描写」にも当てはまってくる部分がありますね。
 


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学校一の変人は許婚でキツネ!?『星姫と孤高のきつねくん』1巻

「学校で一番の変な人」の許嫁になってしまった上に、実はその彼はキツネだったりしてもうなにがなんだか!
放課後もふもふラブコメディ『星姫と孤高のきつねくん』の初単行本が7月12日より発売中です!

東山星姫(ひがしやまほしひめ)はごく普通の高校二年生。
・・・・・・というのは自称で、実は結構お金持ちの家の生まれだったり、体が弱くて体育の授業に全く参加できなかったりと、「ごく普通」からはちょっと外れたタイプであったりします。

ある日、彼女は祖母から、実はずっと前から決められていた許婚がいて、顔合わせをするように言われます。
その許婚は同級生で、しかも「宇宙人」と呼ばれているような学校一の不思議系男子である藪之内真王(やぶのうちまお)。

成績も良く、運動能力も抜群で、外見もまあまあ良い真王は、能力面だけ見ると魅力的な相手ではあるのですが、何を考えているかよくわからないつっけんどんな態度をするところに、星姫はものすごく戸惑ってしまいます。

そんなある雨の日、星姫は無理やり家まで送ろうとする真王の誘いを断ろうとしとしてもみ合っている最中に、真王に大きなキツネの耳と尻尾が生えてくるのを目の当たりにします!

そう、実は彼は変な「人」でも「宇宙人」でもなく、キツネだったのでした!

※ ※ ※

すごく不器用な半妖(狐)男子と、自覚がないけれど同じくらい不器用な人間女子の、徐々に近づいていく関係が丁寧に描かれたラブコメディです。

ケモミミとしては真王のほかにも、東山家と分家の関係にあり真王をライバル視している兎耳の因幡騎士彦、そして星姫を敵視している熊耳の旭川姫百合が登場します。

星姫と真王に負けず劣らず、この騎士彦と姫百合もかなり人間関係に不器用なタイプであり、そういう不器用な人(?)たちの姿を描くのが本作のテーマといえそうですね。

※ ※ ※

今回気になったのは下のシーン。
熊の姿になった姫百合。
「醜い正体」だと自称しているのですが、この後星姫に本気で「かわいい」と評されて熊耳をさんざんもふられてしまいます。
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『星姫と孤高のきつねくん』1巻P141(東ジュン/スクウェアエニックス)












近年、ケモミミやケモノ(獣人)が主役格として登場する作品が多くなったため、半獣のキャラクターに対する印象としては「かわいい」とか「かっこいい」という感想が出てくることが大半だと思います。
「醜い」という表現が出てくる本作は珍しいです。

でもかつては、半獣のキャラクターというのは「醜いもの」というイメージで描かれることが多かったんですね。
ホラー漫画なんかが特にそうで、水木しげる作品に登場する猫娘たちも、そういう部分(「醜いもの」として蔑まれる)が強く反映されたキャラクターだったりしました。
怪奇猫娘
水木 しげる
小学館クリエイティブ
2008-11


私が知っている限りでは、2002年公開のアニメ映画『猫の恩返し』の猫化ハルを「醜い半猫の姿になってしまって・・・」と表現するコラムが存在していましたので、2000年代初頭までは「獣化した人=醜い」という感覚が残っていたと言えそうです。




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獣人の仲間たちが戻ってきますよ!『金色の文字使い(ワードマスター)-ユニークチートの導かれし仲間たち-』8巻

《人間界》、《獣人界》、《魔界》の三大勢力によって危うい均衡が保たれてきた異世界イデア。

しかし、《獣人界》と《魔界》の間の均衡が崩れ、ついに戦争が起きてしまいました!

「こちら」の世界(日本)から勇者でも何でもない「巻き込まれた者」として召喚されながらも、獣人と魔族の間を取り持つジョーカー役を担う日色(ヒイロ)と、彼の仲間である獣人たちの戦いを描く、WEB発のRPG風ファンタジー・ノベル『金色の文字使い(ワードマスター)』の8巻目が、7月20日より発売中です!

獣王国と魔国の間の戦争は、ヒイロの活躍により一旦は休戦状態となります。

もともとヒイロが魔国を訪れた目的はその国内を周遊すること、そして魔国の誇る《フォルトゥナ大図書館》の書物を堪能することです。ヒイロが戦争に加わった理由は、自らの旅の邪魔となる戦争を止めたかったことと、大図書館の制限区域である《深度5》に入るために、魔族に恩を売っておきたかったことにあります。

休戦とはなったものの、決着をつけて戦争状態そのものを早期に終結させなければならない(そうでないと図書館も開放しない)とする魔王イヴェアムの意を受けたヒイロは、最も被害が少なく、双方も納得できる決着のつけ方として、獣人族と魔人族の間で代表者を出し、「最高戦力」同士の決闘を行うことを提案します。

それは良い方法だとして、二国間で決闘の準備が進められる中、ヒイロは現状敵対している獣王国の本拠地《王樹》へと密かに足を運びますが・・・・・・。

※ ※ ※

久々にミュアやアノールド、そして獣王国の第二王女・ミミルといった獣人メンバーが登場し、結構な見せ場があります。
また、アノールドの師匠・兎獣人ララシークの実力の一端を見ることができます。

この巻で、4巻で別れた獣人メンバーとの再会となりますので、これからはまたしばらくケモミミ的に注目すべき作品となりそうです。



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猫は怖がると尻尾を・・・・。『ぬこづけ!』5巻

『花とゆめ』本誌および『花とゆめonline』にて好評連載中の癒し系猫擬人化(?)漫画『ぬこづけ!』の単行本5巻が7月20日より発売中です!
今回の表紙は悠哉の元恋人「由岐村祈(ゆきむら いのり)」と、ささめ&ケイのぬこ二匹。

5巻は悠也の死んでしまった恋人・祈のエピソードが多め。
悠也がOBとして高校に行く話に絡んで、高校時代の祈との思い出話が描かれます。

それで前巻にも触れられていた、ぬこたちは死んだ人間が見える!という話にからめて、祈の幽霊としての現状が描かれることになります。あまり暗い雰囲気ではないのですが、しんみりと少し切ない気分になりますね。

他には、ぬこを巡る謎の一つ。「ぬこはどうやって生まれるのか」について、その糸口になるようなエピソードがいくつか描かれます。どうも「ぬこ」は動物の猫を母として生まれるようなのですが・・・・・・。

※ ※ ※

今回気になったのは下のシーン。
遥樹が苦手で、抱かれると凄く警戒するケイ。
よく見ると尻尾を足の間からお腹の側に巻き込むような仕草をしています。
実際の猫が抱かれるのを嫌がる時の尻尾の形で、何気ないけど丁寧な描き方だと感心させられます。
リアル猫をよく観察しているからこその描写なのでしょうね。
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『ぬこづけ!』5巻P22(柚木色/白泉社)







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ついに待望の移住者が! 感動の完結編!『ようこそ幻界集落へ!』3巻

人口減と高齢化のために消滅しかけている限界集落「神山村」。
実はサイクロプスやセイレーン、ミノタウロスといった本物の幻獣!も棲んでいる凄い村なのですが、人間が住まないことには幻獣の生活もままなりません。

村の唯一の10代である女子高生・朱音(あかね)は、村に住む「幻獣」たちと一緒に「神山村振興委員会」を結成し、村おこしに奔走します。
その結果、ついに待望の移住者が神山村にやってくるのですが・・・!

人外&少女&村おこしストーリーの完結編!
『ようこそ幻界集落へ!』の3巻目が7月12日より発売中です!

神山村への移住者は、欧州人と思われるゼフ氏と、日本人の妻とのハーフである一人娘・真珠星(スピカ・表紙中央右の娘)。
ゼフ氏は田舎生活に憧れているいかにも移住者なタイプですが、スピカはどちらかというと現代の都会っ子といったタイプの娘で、神山村への移住もあまり本意ではない様子。

頑なに心を閉ざすスピカに対して、「神山村振興委員会」の朱音と幻獣たちは、どうにかして彼女と打ち解けようと様々な手を試みるのですが・・・・・・。

※ ※ ※

スピカは常にタブレット端末を手放さず、情報収集もそれでしている、という描写がされていて、田舎だろうと情報インフラは一応整っているのが最近の田舎ネタ漫画といった感じ。
貸本漫画の時代から現代にいたるまでの、田舎ネタの扱い方の変遷をたどっていったら面白そうだけど、誰か研究してみてくれないものか。

※ ※ ※

3巻の最大の山場となる17話~19話の合同祭の場面は、ケモミミ的に見ても面白い描写があります。
それは、幻獣たちが、自らの元になった獣とは異なる動物に仮装すること。

フェニックス娘のミモザは、ウサ耳を付けて『不思議の国のアリス』の白うさぎ役に。
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『ようこそ幻界集落へ!』3巻P105(コト/芳文社)













ケルベロスのクロ&ロエは、チェシャ猫の仮装をしています。
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『ようこそ幻界集落へ!』3巻P109(コト/芳文社)









他に、ミノタウロスの牛娘イツキが、ウシ耳をウサ耳っぽく見せて、三月ウサギの役を演じていたりします。

このような、ケモミミが違う獣の扮装をする、という描写は『みみミミ!』『ぬこづけ!』といった漫画でも見られますが、『ようこそ幻界集落へ!』の合同祭の場面はかなり意図的にやっているのが(明確に自分のキャラに合った役を演じている)が興味深いところ。

「ケモミミが違う獣の扮装をする」パターンについて、一度しっかりとまとめた記事を作ってみたいですね。

みみミミ!<みみミミ!> (シルフコミックス)
赤羽チカ
KADOKAWA / アスキー・メディアワークス
2016-03-22






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