ケモミミ生活 ~獣耳作品情報ブログ~

獣耳のいる生活をはじめてみませんか?
獣耳キャラクターに関連する最新情報と懐かしい情報を織り交ぜて紹介していきます。

※世界で唯一(?)の獣耳評論サークル・S猫出版部のブログです。
※『総解説・猫耳史』『総解説・狐耳史』『総解説・兎耳史』等を頒布しています。
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2016年03月

異色のファンタジー世界に猫娘一人。『血翼王亡命譚-祈刀のアルナ-』

鳥が喋り、王族は手話で会話し、血液そのものに神秘の力が宿っている不思議な世界。
そんな世界で、国の策謀から逃れようとする王女と、幼馴染である護衛の青年との、密やかな逃避行が繰り広げられます。
第22回電撃小説大賞・銀賞受賞作『血翼王亡命譚-祈刀のアルナ-』が、3月10日より発売中です!

森と獣に彩られた「赤燕の国(レポルガ)」。
「赤燕」と呼ばれる超種族から伝承された金属細工や陶器製造の技術をもって栄える国で、政情はそれなりに安定しており、近年は大街道の整備や自治中小都市の商業条約「銀環同盟」によって大きく発展しようとしています。

アルナリスはそんな赤燕の国の第一王女であり、無愛想なユウファは彼女を幼いころから知る平民の青年です。
普通の言葉を喋ることが下賤なこととされ、「手語」と呼ばれる手話でのみ会話する王族。
本来、「手語」は王族しか使えない言葉なのですが、ユウファは悪戯っぽい所のあるアルナリスから手語を教えられ、密かに二人だけのコミュニケーションをとってきました。

成長したユウファはアルナリスと共にいるために剣の腕を磨き、数々の試験をくぐり抜け、アルナリス直属の「護舞官」となります。

ユウファの護舞官としての最初の仕事は、王族の成人の儀式の場「赤燕の森」まで王女を護衛すること。
しかし、その道中でユウファとアルナリスは謎の襲撃者に襲われます。
間一髪で逃げることに成功したものの、ユウファとアルナリスは帰路を待ち伏せされていること――あるいは王宮内に内通者がいることをおそれ、すぐに王宮に戻らずに、あてのない逃避行を始めることになりますが・・・・・・。

※ ※ ※

鳥や猫が人語を喋る。

この世界の虫は鳥に創造された存在であり、人間の虫飼いは鳥の声を真似して虫を操る。

人間の血は「言血」という、血液としての機能と、記憶や感情が一体化した不思議な力を宿しており、それ自体が人間の行動に様々な影響を与える。

近年のライトノベルでは見られないような奇妙な事物・価値観が満載で、ハヤカワFT文庫から出ていそうな海外ファンタジー風の雰囲気が魅力の作品です。

電撃文庫は、まだこういうタイプの作品を出すつもりがあるんだなあと、ちょっと見直したり。(電撃小説大賞「銀賞」は、昔からこういう流行から外れたタイプの異色作品が受賞する傾向はありますが)

それにしてもこの作品、タイトルに『Ⅰ』と付いているんですが、あの結末からまさか続けるつもりなのか、、、

※ ※ ※

海外ファンタジー風の世界観ながら、近年のライトノベルっぽい部分が出ているのが、途中からユウファとアルナリスの旅の道づれとなる猫の血を引く少女・イルナに猫耳が生えていること。
伝統的な海外ファンタジーなら完全ケモノの猫獣人にしてるでしょうから、このあたりは日本のラノベらしい。

近年のラノベだと獣人種族は奴隷みたいな身分になっていることが多いのですが、本作では猫の種族は知性の高さから商業都市の上層部を占めるような存在とされていて、この点は珍しい設定です。

古くは『モンスターメーカー』の、猫系種族のシャーズと似た設定になっています。




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一周年らしいです。(けもフレ記録その5)

獣娘コレクション『けものフレンズ』の記録です。
獣だけじゃなくて鳥とか爬虫類もいるけど、細かいことは気にしてはいけません。

サービス開始から一周年ということで、「★5確定チケット」をもらう。これはかなり嬉しい。
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見つかった★5フレンズは「ジェンツーペンギン」でした。
リアル鳥類だと両目をつなぐ白い模様が特徴のペンギンですが、このゲームだとペンギン系キャラは目の部分がヘッドフォンとして描かれます。おもしろい擬人化の仕方だと思う。
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現在、「ホッカイチホー」を攻略中なのですが、寒さに弱い第一軍・中型ネコ科軍団はこの地域では全然使えないので、アシカ・アザラシ中心の水棲フレンズ部隊が頑張ってます。ジェンツーペンギンも「ウォーターガールズ」の連携を持っているので、この部隊にうまく組み込めないものだろうか。
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水棲フレンズ部隊は★2「カリフェルニアアシカ」を★3「アラスカラッコ」に、回復役★1「ニホンカワウソ」を★4「タテゴトアザラシ」に入れ替えました。タテゴトアザラシの「同時3体」の回復能力はかなり強力で、パーティの生存率が大幅に上がりました。
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中型ネコ科軍団は、ついに野生解放がカンストしたっぽい。
あとは良い装備を見つけて強化していくしかないです。
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前回のひなまつりイベントで「インドオオカミ」が仲間に入り、今までフレンズになったオオカミ系を集めれば、そろそろ狼娘軍団を作れるかも。
・・・・・・と思ってステータスを良く見ると、フクロオオカミはオオカミじゃなくて有袋類と連携するらしい。残念。
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狼娘軍団結成への道はまだまだ遠そうです。



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妹が狐耳美少女になるのはある種のボーナスだよね。『ウォーエルフ・オンライン』

事故に遭って十年間昏睡状態の妹と、なぜかオンラインゲームの中で出会ってしまった??
一味違うネットゲーム・ノベル『ウォーエルフ・オンライン』は、3月12日より発売中です!


スマートフォンを超えるヘッドフォン型ウェアラブル端末《エルフ・ターミナル》が普及している近未来。
買い物も教育も金融も、行政手続きまでも《エルフ・ターミナル》を介して行われるこの時代、当然のことながらオンラインゲームも《エルフ・ターミナル》を使ったヴァーチャル・リアリティ・ゲームに進化しています。

高校生の美作イツキは、4歳の頃に事故に遭って以来十年間眠り続けている妹・ナツキのお見舞いをしている最中に、なぜか《エルフ・ターミナル》内の体験型MMO-RPG『ウォーエルフ・オンライン』の世界に入り込んでしまいます。

ゲームとは思えないほど現実感のある仮想世界の原生林をわけも分からず進んでいたイツキは、たどり着いた清らかな泉で、裸の狐耳美少女が水浴びをしている場面に出くわします。

その狐耳美少女はイツキを見て悲鳴を上げるかと思いきや、「お兄ちゃんっ!」と感激したような声をあげます。

「お兄ちゃん、会いたかった! やっぱり迎えに来てくれたんだねっ」・・・・・・そう、その狐耳美少女は14歳に成長した妹のナツキだったのでした!

なぜゲームの中に植物状態のはずの妹がいるのか、そして、なぜ自分がゲームの世界に閉じ込められてしまったのか、何もわからないまま、イツキはこの世界を救う「救世主」として祭り上げらることになりますが・・・・・・。

※ ※ ※

近年流行のネトゲ小説の体裁をとりながらも、少し違った切り口で展開されるファンタジーです。

「いないはずの妹がなぜかゲームの中にいる」という設定が、物語全体に不思議な空気を醸し出すことに成功していて、個人的に好きな設定です。

こういう設定、ひと昔前はゲームをネタにしたファンタジーでしばしば見られたのですが、最近はあまり見ないです。ゲームファンタジーの名作『ノーライフ・キング』(1988年)にも近い描写がありましたし。
ノーライフキング (河出文庫)
いとう せいこう
河出書房新社
2008-08-04

あとは『ソウルハッカーズ』(1998年)の「怨霊エリカ」が有名かもしれません。


※ ※ ※

ゲームとしての『ウォーエルフ・オンライン』のメイン種族は、その名の通りエルフなのですが、ナツキは狐系獣人の「ルリエ族」という種族に属しています。
ルリエ族はNPCであり、なぜナツキがプレイヤーではなくNPCという位置づけになっているのかは、後の重要な伏線になっています。

まあケモミミブログ的には、妹がエルフになるよりケモミミ娘になってくれた方が嬉しいよね!



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ウルスラ博士のビックリドッキリメカ紹介漫画。『ストライクウィッチーズ 小ぃさいズ』2巻

使い魔が人型になってしまった!?
ヘンテコな異常事態が起きている劇場版の世界を舞台に、欧州での小ぃさい使い魔たちの騒動が描かれるスピンオフ作品『ストライクウィッチーズ 小ぃさいズ』の2巻目が2月23日より発売中!

前の巻から比べると、芳佳たちのメインストーリーのようなものは無くなって、ほぼ「ウルスラ博士のビックリドッキリメカ紹介」漫画になってしまってます。
兵器ネタの密度は、同時期に出版されたスピンオフコミック・ノベルの中では随一と言えるでしょう。





小ぃさい使い魔たちは今回もちょこまかと活躍します。
元のウィッチたちよりも動物的特徴が強くなっていて、冬は冬眠するために木の実を集めていたり・・・・・・。
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『ストライクウィッチーズ 小ぃさいズ』2巻P32(たちきヤマト・島田フミカネ・Project Kagonish/角川書店)








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ケモミミ娘のいる世界にケモミミ萌えはあるのか?『セントールの悩み』12巻

【六本肢】で進化した人類の、ごく普通の日常生活(清く正しく科学主義的)を描いた『セントールの悩み』の単行本12巻目が3月12日より発売中!

今回の表紙は姫乃と、ついにアイドルデビュー(?)した南極蛇人のニルニスニルニーフ。
同じ南極人であるサスサススールが彼女を評する台詞がなんだか意味深で、ニルニルが本当にアイドルに興味があって歌ったり踊ったりしているのか、もっと別の高尚な意図があってアイドルの真似事をしているのか謎ではありますが・・・・・・。

今回のラインナップは以下のとおり。
 「旧石器時代の人馬と人虎の話」
 「みんなでホラー映画を見る話」
 「小学校で喧嘩の話」
 「新入生・鴉羽さんと若牧さんの生徒会活動の話」
 「オカルト研究部vs死霊の話」
 「羌子と天国の話」
 「両棲類人ゲリラの話」
 「オカルト研究部vs人魚のミイラの話」
 「ニルニスニルニーフ、初ステージ!の話」
 「南極蛇人の日常の話」

13巻はどちらかというとオカルト研究部に関わる話が多い関係で、科学哲学ネタが多め。
新入生の竜人(角人ハーフ)の鴉羽がオカルト研究部に入部してしまったので、そのつながりで部活動にスポットが当てられている感じですね。

映画館で、なぜか映画を観る前に国歌斉唱しなければいけない(その歌詞がなかなか社会主義国チック)ところとか、日常モノに見せかけて微妙に違和感のある描写が今回も面白いです。

 ※ ※ ※

第86話にて、オカルト研究部が人魚のミイラと対面する場面がでできます。
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『セントールの悩み』12巻P125(村山慶/徳間書店)











面白いのは、本作品の世界にはそもそも「人魚」という種族が実在するので、人魚のミイラといってもUMA的な感覚はないのだろうと予想されるところ。
「源頼朝・3歳の頃の頭蓋骨」みたいな扱いなんですかね?

こうして見ると、本作のようにケモミミ娘が実在する世界でも、ケモミミ漫画というものが描かれたりするのかなあと考えたり。
まあ「ツリ目」「貧乳」みたいに、現実にもあるけど二次元で描かれるのとは意味合いの違う萌え属性があったりするので、ケモミミ娘が実在する世界でも二次元ケモミミ萌えがあったりするのかもしれませんね。



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