ケモミミ生活 ~獣耳作品情報ブログ~

獣耳のいる生活をはじめてみませんか?
獣耳キャラクターに関連する最新情報と懐かしい情報を織り交ぜて紹介していきます。

※世界で唯一(?)の獣耳評論サークル・S猫出版部のブログです。
※『総解説・猫耳史』『総解説・狐耳史』『総解説・兎耳史』等を頒布しています。
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2016年02月

ケモミミもいいけど龍娘も良いよね! 感動の完結編『D’プリンセス』5巻

龍族のプリンセス・嵐子と、普通の人間の男の子・虎ノ介。
晴れて両想いになった二人ですが、実は嵐子には古くから決められた許婚がいて、急に「許婚との結婚」という話が浮上して大変なことに・・・・・・!

恋にも喧嘩にも一途なドラ(ゴン)娘が征く! 異種族学園ラブコメディ『D'(ディーダッシュ)プリンセス』、感動の完結編5巻が2月16日より発売中です!

嵐子が勝手に聖月桂学園から飛び出して、人間の虎ノ介と一緒にいることが、ついに母親にバレてしまいました!

嵐子の母親は、元々決めていた許婚の風神との婚礼を正式に挙げさせようと、「風神の誕生パーティに龍族の代表として参加するように」と言いつけて、風神と引き合わせようとします。

そんなこととはつゆ知らず、パーティに参加してご馳走を食べまくってご満悦な状況の嵐子。

一方、嵐子の母親と風神の弟・雷神の企みに気づいた虎ノ介・天華・リクの三人は、嵐子を迎えに行くため、危険を顧みずに「龍族の世界」へと向かいますが・・・・・・!

 ※ ※ ※

最終巻のケモミミとしては、黒狼のリクが虎ノ介と最後まで共闘することになります。
物語的にどうしても虎ノ介がメインなので、ややかませ犬的な立ち位置になってしまってますが、彼も嵐子のことを本当に気に懸けている一人といえそうです。



あと、生徒会書記のウサミミ男子・α(アルファ)が最終話を綺麗に締めています。
最終話で彼は少し成長していて、元々の温和な雰囲気を残しながらも、なかなかの好青年といった容姿になっているので、気になる人はぜひ最終巻を一読してみてはと思いますよ!
 


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主に自転車とバニーガールでできている短編集。『バニー坂』

バニーガール&ケモミミに定評のある中村哲也氏が『ハルタ』『Fellows!』誌上で発表した短編をまとめた作品集『バニー坂』が2月15日より発売中です!

収録作は10編で、うちバニーガール関係が3編、自転車関係が4編となっています。
さらに最後に32ページものカラーイラスト集が付属しており、そのうち半分くらいはバニーガールのイラストという、まさにバニー好き必見の作品集といえるでしょう!
(ちなみに、読者アンケートはがきもバニーガールだらけです)

●『Climbing!』・・・超巨大な高層ビルディングの壁面を登って配達をする郵便少女のお話。ネコミミ娘っぽいキャラクターも登場します。

●『三匹が着せる』・・・ある日、主人公の女性が部屋に帰ってみるとなぜか三人のバニーガールがいて、なぜか麻雀勝負をすることになりますが、、、

●『くらくら坂』・・・坂をテーマにした「坂シリーズ」と呼ばれる作品の第一作。ロードバイク乗りの男と、自転車通学の女子学生との、爽やかでちょっとえっちな夏の一コマ。台詞が一切無い実験的な作品。

●『昼さがりの女王様』・・・なぜか午後の授業はお姫様の格好をさせられている、昼さがりはいつも眠い姫川さんのお話。(これ、タイトルはコードウェイナー・スミスのSF小説からとったのかな?)

●『魔女のさかあがり』・・・魔女の街で魔女として育てられた姉妹が、街の外の世界を見るために、禁忌を犯す話。かなりシリアス。

●『さか酒場』・・・酒場でロードバイクレースの実況(再放送)を見て、男たちが大騒ぎする話。出てくる料理がかなり美味しそう。

●『坂がちガールズ』・・・MTB女子とロードバイク女子が、どちらのバイクが良いかをめぐって街を駆け抜ける真剣勝負!

●『あたし専用』・・・自転車のメンテナンスをする女性と猫との他愛もない交流を描いた作品。

●『かわいそうなりゅう』・・・バニーガールvs多頭ドラゴン!

●『バニー刑事』・・・正義のバニー刑事が、悪のバニーガールたちと戦う! バニーだらけな逸品。

※ ※ ※

中村哲也氏の描くバニーガールの特徴として、尻尾がポンポンみたいなまん丸じゃなくて、本物の兎のようなスマートでフサフサした形状になっている点が挙げられます。
このデザインはセクシーキュートなバニーにスタイリッシュさを付与するだけじゃなく、まん丸の大きな尻尾のようにお尻を隠すことがない(お尻を強調できる)という利点もあるみたいですね。

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『バニー坂』P126(中村哲也/KADOKAWA)








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白火の過去のエピソードは、何か元ネタがあるのかな?『貸出禁止のたまゆら図書館』2巻

田舎に馴染みきれない都会の少女は、あやかしの集う不思議な図書館にいざなわれる・・・・・・。
冬期ファンタジア大賞銀賞受賞の作者が送る図書館ファンタジー『貸出禁止のたまゆら図書館』の2巻目が2月10日より発売中です!

呼吸器系の弱い弟の療養のために、全員で都会から山奥の集落に移住した千穂の一家。
弟にかかりきりで姉のことはほったらかし、高校の入学式にすら来ない両親に、千穂の不満は限界に達してしまいそうでした。

そんな時、下校途中に見つけた不思議な建物。
地域の資料館のようなその建物は、《たまゆら図書館》と呼ばれる秘密の領域。
本に寄生し、本を読んだ者たちの思いを糧として存在を保つ妖怪・「書妖」が集う場所なのでした!

1巻にて、狐の書妖「白火(はくび)」を意図せずして助けることになった千穂は、彼の神秘的な雰囲気と優しい物腰に惹かれ、次第に想いを募らせていきます。
嫌だった田舎暮らしに「白火」という華が加わったことで、学校生活も順調にいくようになり、家族との交流も少しは増えてきた千穂。最近は彼に絵を習うようになって、さらに距離が縮まっています。
 
彼のことがもっと知りたい。
特に、何か思い詰めた様子を見せることが、千穂には気にかかって仕方がありません。
白火に疑問を投げかけてみても、彼は頑なに事情を話さず、千穂はそんなに自分が頼りにならないのかと落胆します。

そんな折、千穂の弟・秋人の容態が悪化し、緊急入院という事態が起こってしまいますが・・・・・・!

 ※ ※ ※

白火の過去のエピソードは、『戦国妖狐』の妖狐・たまと似ている部分があります。
「武家」と「狐」が関係するこのタイプのエピソードは、もしかすると何か元ネタがあるんでしょうか?

戦国妖狐 2 (コミックブレイド)
水上悟志
マッグガーデン
2012-10-25


狐と武家が関係する話は、群馬県の館林城に伝承があったりしますが、もっと有名なところだと「平清盛が出世できたのは狐を助けたから」という伝説(『源平盛衰記』)があるようです。

何か元になった共通の逸話があるのなら、面白いつながりだなあと思うのですが。



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キツネはラスボス格だけど、妖怪モノ限定なのが問題だよね、、、『ラスボスちゃんとの終末的な恋愛事情』

様々な世界における「ラスボス」たちが、婚約者(!)として、あまりぱっとしない17歳の少年の元に押しかけてくる!!
異世界からやってくる系ハーレムラブコメディ、『ラスボスちゃんとの終末的な恋愛事情(ハーレム・ルート)』が2月13日より発売中です!


ごくごく平凡な・・・・・・どちらかというとぱっとしない部類に入る、高校生の鳥居慎一。
ある朝、目が覚めると、彼の隣には裸の美少女・・・・・・・じゃなくて、人型の昆虫のようなグロテスク極まりない巨大節足動物が蠢いていたのでした!!

戦慄する慎一に対して、不気味なその存在は自らが「大魔王アズアトス19世」であると名乗りを上げ、恐ろしいことに慎一の妻になる存在なのだと高らかに宣言します。

あまりの急展開に茫然としている慎一の目の前で、大魔王の昆虫のような「外殻」が割れ、中から(まあ例のごとく)裸の美少女が飛び出してくるのですが・・・・・・!

※ ※ ※

大魔王の他にも、天の川銀河の29.7%を支配する銀河帝国の機械生命体(外見:幼女)の「ラスボス」・ヴォネガット一世や、四国を支配する妖怪の「ラスボス」・しがら御前、さらには学生不良モノの「ラスボス」・総番なんてものも登場して、慎一をめぐるラスボス同士のバトルロワイヤル(主に女子力による)が繰り広げられます。

テーマ的には『うる星やつら』の血を継ぐ正統派のドタバタラブコメで、現代の世情や近年のラノベのお約束をネタにして絡めているところはなかなか笑えます。

ケモミミ的には四国のヤンキー女子、もとい妖怪王「しがら御前」が九尾狐の狐耳女性として描かれています(作中の描写を見ると、本物の狐耳尻尾ではなくて付け耳なのかな??)。

妖怪物では「ラスボス」として強大な力を持つことが多い狐系キャラですが、銀河帝国皇帝みたいなSF・スペオペ系「ラスボス」と比較すると、ちょっと格が落ちてしまう印象があるのが悩みどころ。狐のラスボスはどうしても支配領域が日本国内・・・・・・頑張っても朝鮮半島・中国・インドに限定されてしまいますしねえ。

「ラスボス」系狐で思い浮かぶのはやっぱりこの狐(こ)。



『ドラキュラ紀元』みたく、大英帝国を支配した九尾狐が世界と大戦する!みたいな作品があれば、もう少し狐もグローバルな「ラスボス」になれるんでしょうけど、、、誰か書いてくれないものか。

ドラキュラ紀元 (創元推理文庫)
キム ニューマン
東京創元社
1995-06





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モンスター娘vs触手!!『モンスター娘のいる日常』9巻

オンラインゲームも話題!の『モンスター娘のいる日常』最新9巻目が2月13日より発売中です!
表紙は今回のメインであるメロと、中二病デュラハンのララ。

9巻の収録は、実は本物のお姫様だった(!)メロに関連して、人魚の国の話がメイン。

人魚王国の女王様である母親に呼び戻されたメロ。
メロの母親は、人間と人魚の関係悪化を理由に、他種族間交流を見直すつもりであると説明します。
その手始めとして、メロの人間社会への留学をやめさせるのだと。

メロがひとり哀しみ、苦悩する一方、人魚王国の用意した超豪華ホテルでのリゾートを満喫する公人&モンスター娘たち。

そんな中、メロが人魚王国と対立する水棲魔女(種族:スキュラ)に誘拐される大事件が発生しますが・・・・・・!

※ ※ ※

9巻の見どころは、無数の巨大イソギンチャクを操る魔女・オクトと、それと対決するモンスター娘たちの場面ではないかと。イソギンチャクとはいうものの、まあ、実質触手ですね!

イソギンチャクはなかなか強力で、モンスター娘たちは次々とその餌食に・・・。
セントレアも戦闘前はものすごくカッコよくて頼りがいがある感じなのですが、あっさりやられて、敗北した姫騎士ネタみたいなことになってしまいます。
 
photo_556『モンスター娘のいる日常』9巻P58(オカヤド/徳間書店)


ケモミミさんは耳を攻められると弱い、というのは、定番ネタですね!
ケンタウロスも、やっぱり耳はダメらしい。



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