ケモミミ生活 ~獣耳作品情報ブログ~

獣耳のいる生活をはじめてみませんか?
獣耳キャラクターに関連する最新情報と懐かしい情報を織り交ぜて紹介していきます。

※世界で唯一(?)の獣耳評論サークル・S猫出版部のブログです。
※『総解説・猫耳史』『総解説・狐耳史』『総解説・兎耳史』等を頒布しています。
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2016年02月

空飛ぶフェネシス!『マグダラで眠れ』Ⅷ巻

「異端」として迫害されてきた古の獣人種族の少女ウル・フェネシスと、「異端」と呼ばれる世界に魅入られてしまった錬金術師クースラが、それぞれの理想の地「マグダラ」を探し求めて旅を続ける物語。
ついに二人の旅の終着点が見つかる!? 『マグダラで眠れ』注目の8巻が2月10日より発売中です!

明言はされていませんが、この巻でいわゆる「第一部完」といった位置付けになっています。

フェネシスの属する古い種族についての伝説を記した、異端審問官アブレアの記録を求めて旅してきたクースラたち。
ついにたどり着いたのは、北の果てに近い旧・アッバスの地。

フェネシスのような獣耳を持つ「白き者たち」が、かつてこの地を猛烈な火で焼いて完全な廃墟にしたと伝承されていますが、現在は一応それなりの村ができていて、クースラが当初考えていたほどの荒れ地ではないことが分かります。

しかし、とある場所に立って眺めてみると、その地には「白き者たち」がつけたとてつもない爪痕が残っていました・・・・・・つまるところ、その地は巨大な爆心地の一部だったのです。

クースラたちは「太陽の欠片」=火薬の発見に次いで、白き者たちの技術を再現するべく、「空を飛ぶ方法」についての研究を開始します。
技術の再現によって白き者たちの軌跡を辿り、いつかは彼らと邂逅できるのではと(同時にフェネシスを同族に引き合わせてやれるのではと)意気込むクースラですが・・・・・・!

※ ※ ※

8巻まで読んでみて、実はこの作品、SF読みから高い評価を得ている名作ラノベ『猫の地球儀』と同じテーマを扱っているのだなあと思ったり。禁じられた異端の研究をする者に、ガツンとパンチを浴びせる内容というか。
でも、最終的な結論がだいぶ異なっているので、ぜひ読み比べてみることをお勧めします。

猫の地球儀 焔の章<猫の地球儀> (電撃文庫)
秋山 瑞人
KADOKAWA / アスキー・メディアワークス
2014-03-26


『猫の地球儀』の登場人(?)物は猫で、『マグダラで眠れ』のフェネシスも猫っぽいということで、こういうSF的テーマを扱う時には「異端者」と「猫」という組み合わせがいいのかもしれませんね。

フェネシスは砂漠の出身部族なので猫っぽい(猫は砂漠の動物)と考察していますが、それ以外に使い魔・魔女猫のイメージが重ね合わせてある可能性があります。




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空を飛ぶより車を運転する場面が多いストパン漫画。『ストライクウィッチーズ劇場版・501部隊発進しますっ!』2巻

藤林真氏による、劇場版の設定をもとにした『ストライクウィッチーズ』の公式スピンオフ四コマの2巻目(完結)が2月23日より発売中です!

ようやく欧州に到着した、生真面目な服部静夏軍曹と、色々と頼りない元エース・宮藤芳佳。
随行員として、芳佳をガリアの都市ディジョンまで送り届ける任務に意気揚々といった様子の静夏ですが、実はかなりの方向音痴で、しかも車の運転も下手なため、芳佳以上に危うい雰囲気を漂わせます。

そんな折、ガリアに地中潜航型の大型ネウロイが侵攻し、芳佳・静夏の進路と鉢合わせになってしまいます。
窮地に陥る静夏・芳佳ペアを、他のウィッチたちが救出に向かいますが・・・・・・!

※ ※ ※

ストパンなのに、車を運転する場面の多い連作四コマ漫画です。でも、終盤は芳佳の(無茶な)ドライビングテクニックに注目!の作品でもあります。

本作の魅力である、各話冒頭の航空機実機とウィッチを並べたカットは今回も力が入ってます。静夏&芳佳ペアは、今回は震電との組み合わせ。ケモミミの生えた魔女との組み合わせは、2巻ではこのカットだけかな?

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『ストライクウィッチーズ劇場版・501部隊発進しますっ!』2巻P77(藤林真・島田フミカネ&Project Kagonish/角川書店)










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最終回まで、完璧なコミカライズ!『ストライクウィッチーズ第501統合戦闘航空団』4巻

 水崎弘明氏による、アニメ版『ストライクウィッチーズ』第一期・完全準拠のコミカライズ版第4巻(完結)が2月23日より発売中です!
 アニメ9話から最終話までのストーリーが描かれています。

アニメの内容を忠実にコミカライズしつつ、アニメ以上の迫力で驚くような画を描く水崎版ウィッチーズ。
作者あとがきでは「どうしてもシーンを削らなければならないことも多く、そういった部分も難しい部分は多かった」と書かれているのですが、スピード感と迫力のある描写で、アニメ版との差を感じることはほとんどありません。

4巻でアニメと唯一大きく違うのは、空母赤城がウォーロックの攻撃で沈没寸前になる中、坂本少佐のストライカーユニットを着けて芳佳が出撃するシーン。
離陸直後に攻撃を受けた時、アニメだと芳佳は機関銃をとり落してしまう(後で坂本少佐にあらためて渡される)のですが、このコミカライズ版ではとり落すことなく、すぐに態勢を整えてウォーロックへの反攻に移ります。

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『ストライクウィッチーズ第501統合戦闘航空団』4巻P164(水崎弘明・島田フミカネ・Project Kagonish/角川書店)













おそらく、坂本少佐からあらためて機関銃を受け取るというシーンを削ったがゆえの苦肉の描写なのだと思いますが、それがマイナスになることなく、むしろ「アニメ版よりも芳佳がたくましい。カッコイイ」という印象を強めているのは流石だと思います。

※ ※ ※

この直前のシーン、芳佳の犬耳尻尾が生えてくる場面もかなりカッコイイので、ケモミミ的な面でストパンに注目している人にもオススメのコミカライズです!



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スノー以外の白狼娘が出てきますよ。『軍オタが魔法世界に転生したら、現代兵器で軍隊ハーレムをつくっちゃいました!?』6巻

剣と魔術の異世界で、狼犬娘がソードオフ・ショットガンで敵を制圧する!
銃と少年と人外娘たちの物語『軍オタが魔法世界に転生したら、現代兵器で軍隊ハーレムをつくっちゃいました!?』の6巻目が2月20日より発売中です!

前の5巻の発売は2か月前。ペース早いのはweb小説原作ならではですかね。

現代世界の銃器知識や戦闘技術を持ったまま、剣と魔術の異世界に転生したリュート少年。

思考だけで形を変えることのできる金属「魔術液体金属」を使って現代銃器の模倣品を作り上げ、魔法を超える強力な重火器を使って快進撃を続けてきた彼は、ついに自分の嫁たちからなるハーレム・・・・・・ではなくて軍団(レギオン)「PEACEMAKER」を結成します!

獣人大陸を経由して、そのさらに北、白狼族の娘・スノーの故郷である北大陸にやってきたリュートたち。
一年中降雪のある極寒の地。巨人やホワイトドラゴンといった最強クラスのモンスターが徘徊し、地下資源の採掘で栄えるこの場所で、リュートはスノーのまだ見ぬ両親を探しに来たのでした。

スノーと同種族らしい白狼族の村の噂を聞き捜索を始めようとしたところ、なぜか北大陸の都市を治める上流貴族が白狼族に懸賞金をかけて捕らえるようなことをしているらしく、スノーと一緒にいるリュートたちも謎の襲撃者に襲われてしまいます。

敵の正体がわからず進退きわまったところに現れたのは・・・・・・スノーと似た銀髪と獣耳を持つ、白狼族の娘でした!

 ※ ※ ※

スノーの故郷ということで彼女以外の白狼族の娘・アイスが登場します。
スノーはわりとのほほんとしたタイプですが、アイスはきびきびしてクールなタイプです。
他にも白狼族が多数登場するので、前巻にひきつづきケモミミファンには注目の巻といえそうです。

今巻より雪国仕様ということで、スノーの衣装がショートパンツからバニーガール風のタイツとレオタード衣装に変わっています。ちなみにアイスも似たような格好。
ショートパンツもよいけど、この格好もなかなか良いですね!





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三者三様の犬っ娘の悩み。『今日のケルベロス』6巻

「冥府のケルベロス」を自称する三位一体の尻尾付き犬っ娘たちと、感情の欠けている男子高校生・御門千明、そして彼に想いを寄せるクラスメートの小茂根 陽(こもね ひなた)。
いままで「一つの体に三人の心」だったケルベロスたちが、どういうわけか三人に分裂して、色恋関係はさらに複雑になっていきますが・・・・・・・。

話題沸騰の犬っ娘ラブコメ『今日のケルベロス』、単行本6巻目が2月22日より発売中です!

ドジだけど頑張り屋な神社の娘・陽と千明が急接近したことで、動揺のあまり大爆発(物理的に!)してしまったケルベロスのクロ。
爆発の結果、いままで三位一体だったケルベロスたちは、クロ、シロガネ、ロゼの三人に分裂してしまいました。

分裂したからといって元に戻す方法も分からず、とりあえず日常が続いていきますが、ケルベロスたちと千明との関係は大きく変化していきます。

クロは一応いままで通り無邪気な様子だけど、心のどこかで千明を強く意識するようになっていて、時々スイッチが入って極端にどぎまぎしたり・・・・・・。

ロゼはこれまでクロやシロガネに向けられていた千明の感情が直接自分に向けられるようになって、「自分は千明に良くしてもらう資格はない」と酷く自罰的になってしまったり・・・・・・。

シロガネはこれまで他のケルベロスたち・・・特にロゼを守ることに自分の存在意義を感じていたのに、ロゼが自立して他の人と関係を持つようになり、自分の側から離れていってしまったことで、自分の存在意義が分からなくなって悩んでしまったり・・・・・・。

そんな複雑な状況を、千明の新たな友人・・・・・・とにかく空気を読まないトラブルメーカーの春名がさらにかき乱しますが・・・!

 ※ ※ ※

表紙がシロガネであるように、単行本の半分くらいはシロガネ成分でできている6巻です。
シロガネは千明の周りにいる女の子で唯一「千明がそこまで好きなわけじゃない」タイプで、むしろロゼが千明に接近していることに寂しさを感じているという、ラブコメ漫画の別の一面(恋愛で変化する友人関係)を体現するキャラクターでもあります。

そんな彼女が第28、29話を経て、今後どう変わっていくのか愉しみですね!

 ※ ※ ※

今回気になった描写。尻尾を振るロゼ。
犬っ娘はクールor無表情タイプのキャラクターでも、「尻尾振り」で強い感情を表現できるという利点があります。
下のシーンは、花の香りをすんすんする→プレゼントしてくれた千明のことを考える→尻尾が反応するという流れになっていますが、尻尾の無い無表情系女子だと「千明のことを考える」の部分を(絵だけで)表現するのが、難しいのではないかと思われます。
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『今日のケルベロス』6巻P80(桜井亜都/スクウェアエニックス)









 


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