ケモミミ生活 ~獣耳作品情報ブログ~

獣耳のいる生活をはじめてみませんか?
獣耳キャラクターに関連する最新情報と懐かしい情報を織り交ぜて紹介していきます。

※世界で唯一(?)の獣耳評論サークル・S猫出版部のブログです。
※『総解説・猫耳史』『総解説・狐耳史』『総解説・兎耳史』等を頒布しています。
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2015年11月

革命的ネコミミヘルメット。『猫瞽女-ネコゴゼ-』2巻

 第二次世界大戦後にソ連に占領され、「日本(ヤポーニャ)・自治ソビエト社会主義共和国」となった1950年代の日本を舞台に、二匹のはぐれ猫瞽女一行の世直しと復讐の旅を描く、『猫瞽女-ネコゴゼ-』の待望の2巻目が11月16日より発売中です!

 戦後の混乱がまだ治まっていない1950年代の日本猫社会を生きる、盲目の「瞽女(ゴゼ)」の夜海と、「手引き」の鶯。
 鶯の里親の仇にして、収容所に送られ行方不明となった兄の手かがり、「二本尾っぽの世界革命執行人(チェキスト)」の影を追い求めて、二人は瞽女の組を離れて廃寺に居を構え、密かに爪と牙を研いでいます。

 今回、夜梅と鶯は先の秘密警察と白系ロシアンマフィアとの戦闘で負った傷を癒すため、箱根に湯治に行くことになります(実際のところは単に夜梅が温泉に行きたかっただけのようですが)。
 そこで、地元の博徒・ヤクザと組んで私利を図るソ連労農警察のアントニーダ大尉の横暴を耳にして、二人は「通りすがり客のお節介」をすることになりますが・・・・・・。

※ ※ ※

 新幹線の代わりにジェットエンジン機関車が走っている日本とか、水陸両用VTOL&地面効果翼機(VVA-14?)が浮いている芦ノ湖の風景とか、史実ではソ連スターリン主義と対立した第四インターナショナルが秘密警察化してるっぽいとか、ソ連史や架空歴史モノが好きな人にはたまらない描写が今回も満載です。

 本作は共産化日本というだけでなく、「共産主義なネコミミ」を描いている作品としても貴重で、たとえば下の秘密警察「必罰執行人」の評議会(ソビエト)の場面では、「ネコミミの形に突起が付いたヘルメット」という革命的な物品が出てきます。
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『猫瞽女-ネコゴゼ-』2巻P49(宇河弘樹/少年画報社)







 こういうケモミミ+共産主義というネタを描くのは速水螺旋人氏くらいしかいないのではと思ってたのですが、こういうネタをやれる裾野がちょっとだけ広がってきているのかもしれないですね。(そのうち人馬日常物で知られる例の方も描きそうな気が・・・)
速水螺旋人の馬車馬大作戦 bis 赤本
速水螺旋人
イカロス出版
2015-01-13


 世界観について、前回の記事で「人間が全員猫耳に置き換わった世界なのか?」と考察していたのですが、温泉旅館のシーンで「女」の他に「猫」というのれんがあって、「猫」がやっぱり人間とは別に存在する?=猫の擬人化なのかな?と考え直しています。でも、実のところ、この部分については厳密な設定を定めていない(いわゆる「おとぎ話」を意識している)のかもしれませんね。
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『猫瞽女-ネコゴゼ-』2巻P89(宇河弘樹/少年画報社)







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くまのぬいぐるみ(?!)との愛(?!)と友情(?!)の完結編!『ぬいぐるみクラッシュ』3巻

 可愛いもの好きの男子高校生・わたる君と、彼が拾ってしまった謎の喋る熊のぬいぐるみ・モフ太郎。

 どう見たって全裸の男(なかなか美形)なのに、自分は熊のぬいぐるみだと主張するモフ太郎と、その(不)愉快なHENTAI仲間たちとの、超KENZENな共同生活を描いたギャグ漫画『ぬいぐるみクラッシュ』。
 感動(?!)の完結編3巻目が11月18日より発売中です!

 今回はわたる君とモフ太郎が秋葉原に抱き枕(あくまで寝具の抱き枕)を買いに行ったり・・・。
 モフ太郎がわたる君のフィギュアを自作してアレコレしようとしたり・・・。
 モフ太郎が勢い余ってとうとう死んでしまったり・・・!

 暴走するモフ太郎の愛(!?)は、果たしてどこに行き着くのか?

※ ※ ※

 今回、中学時代のわたる君と、子供時代(?)のモフ太郎との、驚くべき最初の出会いの場面が描かれます。
 4年前のモフ太郎はかなり可愛いらしい男の子だったわけで・・・ぬいぐるみの成長は早いらしい。
 (モフ太郎がアルバイトをする第二十三話でも触れられますが、今のモフ太郎も、まともな格好をすればかなりレベル高いイケメン男子だったりする)

 子供時代のモフ太郎は熊耳を見られるとぬいぐるみだとバレるからと、必要以上に隠そうとするわけですが、わたる君はモフ太郎の耳を「髪留め」だと思っていて、驚くこともなく、あまり問題にしている様子もありません。
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『ぬいぐるみクラッシュ』3巻P110(熊之股鍵次/小学館)





 2010年以降のケモミミ漫画でしばしば見られる、「普通の人間にケモノ耳を見られても、意外と反応が薄い」という描写が、本作ではよく使われています。
(まあこの作品の場合、モフ太郎がぶっとんだ異常行動を繰り広げるので、相対的に熊耳が目立たなくなっているといえなくもないですが、、、)

 

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1980年代の独特なウサ耳の描き方。~1984年・森野うさぎ『Mr.スティブの長い夢』/87年・めるへんめーかー『にんじん畑のミス・バニキン』

 約30年前の1980年代のウサ耳キャラの描き方には、ひとつ特徴的な傾向が見られます。
 それは、人間の耳がそのままウサ耳になるように描かれる傾向があった点。

 80年代のロリコンブームの時期にケモミミキャラを多く描いていた森野うさぎ氏によるSF短編『Mr.スティブの長い夢』では、宇宙船のアシストパイロットである兎型宇宙人のミルケットが、人間の耳のあるところからそのままウサ耳が伸びるような姿で描かれています。
 Mr.スティブの方は完全な犬科の獣人なので、どちからというとケモミミというよりケモノジャンルな作品かもしれませんが、森野うさぎ氏はネコ耳キャラのうえらに関しては、人間の耳をケモミミにするような描き方をしていないので、ウサ耳キャラに限って特徴的な描き方をしていたと見てよさそうです。
スティブの長い夢





『プチアップルパイ 美少女漫画ベスト集成7』P95(森野うさぎ/徳間書店)







 80年代のメルヘン少女漫画の旗手、めるへんめーかー氏もケモミミキャラを比較的多く描いている漫画家ですが、この方もウサ耳キャラに関しては人間の耳をそのままウサ耳にするような形で描いています。
 ウサギの婦人と人参農家の青年とのやりとりを描いた短編『にんじん畑のミス・バニキン』では、ウサギ婦人のミス・バニキンが、人間の耳のところから伸びるようなウサ耳を持っています。
にんじん畑のミス・バニキン





『時の国のアリス』P65(めるへんめーかー/白泉社)








 このようなウサ耳に近い描き方は、近年では2012年発表の『うさぎの神様とボク。』において見られます。ウサギ神・白虹のウサ耳の根元は、人間の耳のあるあたりに描かれていました。
 ただ、21世紀以降ではこういう描き方(ケモミミの根元が見えるような描き方)は、やはり珍しいといえそうですね。


狐より式神が目立ってるかも。『幽遊菓庵~春寿堂の怪奇帳~』4巻

 日本仏教の聖地・高野山を望む和菓子屋・『春寿堂』を舞台に、店主の妖狐・玉藻と、あやかしを見ることのできる人間店員・秋夜名月の不思議な日常をつづった『幽遊菓庵~春寿堂の怪奇帳~』の4巻目が11月12日より発売中です!

 妖狐・玉藻の生意気すぎる式神「あずき」ですが、彼女、巻を重ねるにしたがってキャラが立ってきて、4巻では登場回数もかなり増えています。この子の存在が大きくなってきているのは、表紙での扱いの変遷を見ても分かるかと。
[1巻:あずきいない 2・3巻:玉藻がメインで、ちょこっとあずき 4巻:あずきが中心で玉藻が背景]





 とりあえず、今回も騒々しい出来事が同時並行で進んで、春寿堂で働く名月や玉藻は大わらわといった感じです。

 まず、「根の国水先案内協会」の人間?がやってきて、春寿堂は高野山への新しい霊道の路線上にあるので8月までに立ち退くように、と地上げまがいの脅迫を受けます。

 玉藻たちがその対策を思案している最中、今度は世紀末救世主伝説のような格好をした「七福神」たちが春寿堂にやってきて破壊的な大騒ぎ。

 どうも春寿堂に七福神を送り込んだのは、玉藻の旧知の狐・黒玄らしいのですが、黒玄は「玉藻を困らせることを目的として」玉藻に菓子作り勝負を挑んできます。

 玉藻が黒玄の勝負を受けて立ち、これまでにない極限環境での菓子づくりを強いられる一方で、高野山ではひそかに、強大な悪霊の集合体「常闇杉」が目覚めようとするわけですが・・・・・・。

※ ※ ※

 新たな狐耳として玉藻の旧い知り合いの黒玄が登場しますが、彼も他人を困らせるのが大好きという、玉藻と似たようなタイプです。玉藻、黒玄、あずきと、狐の関係者はみんな性格が悪いのか、、、



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ケモミミ娘のいる村だったらすぐにでも移住するのに。『ようこそ幻界集落へ!』2巻

 人口減と高齢化のために消滅しかけている限界集落「神山村」。
 この神山村には大きな秘密があります。
 ・・・・・・それは、サイクロプスやセイレーン、ミノタウロスといった本物の幻獣が住んでいること!

 村の唯一の10代である女子高生・朱音(あかね)は、村に住む「幻獣」たちと一緒に、村おこしに奔走しますが、幻獣ばかりが増えて一向に人口が増えません。
 朱音と幻獣たちは、新たな村おこし策を実行に移そうとしますが・・・・・!

 現代日本の問題点を衝く!? 人外&少女&村おこしストーリー『ようこそ幻界集落へ!』の2巻目が11月12日より発売中です!

 今回、朱音と幻獣たちは、村を宣伝するHPのためのPVを作成してみたり、ローカルアイドルグループ「神山村振興委員会」を結成して、歌って踊ってみたりします。

 いわゆる「ロコドル」による村おこし策や古民家リノベーションなど、同様に「人外&村おこし」テーマを扱っていた『【急募】村長さん』と比較して、より2015年らしいネタが多くなっていて、村おこしテーマの漫画はまだまだ色々描けそうな雰囲気ですね。



 正直、リアルケモミミ娘&幻獣娘と仲良くなれる!という風に打ち出すだけで、移住者殺到すると思うんだけどなあ。

※ ※ ※

 ケモミミキャラとしては、今回オルトロスのクロ&ロエが登場します。
 双頭獣なので二重人格・・・・・・という設定は、最近のケルベロス系獣娘でよくみられる傾向かもしれません。
 『今日のケルベロス』も一つの体に複数人格という設定ですしね。



 クロ&ロエもいろいろあって神山村のロコドルグループの一員になるわけですが、彼女らの活躍を描く第十二話で貴重な「犬耳娘のヘッドホン姿」が描かれます!
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『ようこそ幻界集落へ!』2巻P157(コト/芳文社)








 ちょうど吹き出しで隠れてしまって、ヘッドバンド部分の有無がよくわからないのですが、ヘッドバンドが無いとしたら、イヤホン的に耳にハマるようになっているのかな?

 ケモミミ用メガネの次くらいに問題になることの多い「ケモミミ用ヘッドホン」をどうデザインするかは、ケモミミ作家の腕の見せ所かもしれませんね!



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