ケモミミ生活 ~獣耳作品情報ブログ~

獣耳のいる生活をはじめてみませんか?
獣耳キャラクターに関連する最新情報と懐かしい情報を織り交ぜて紹介していきます。

※世界で唯一(?)の獣耳評論サークル・S猫出版部のブログです。
※『総解説・猫耳史』『総解説・狐耳史』『総解説・兎耳史』等を頒布しています。
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2015年11月

クマのきぐるみで街歩きするのも、恥ずかしくなくなってきたらしい。『くまクマ熊ベアー』2巻

 オンラインゲームの最中に、プレイヤーがゲームにそっくりな異世界に転生してしまうというのは、このごろ流行りのよくある(?)話。
 でも、熊の着ぐるみ姿で転生させられてしまうのは、この小説だけ!
 本邦唯一の熊っ娘癒し系MMORPGラノベ『くまクマ熊ベアー』の2巻目が、11月27日より発売中です!


 株取引で生涯賃金レベルの金を稼いでしまったせいで、学校に行くのが馬鹿らしくなり、3年間ゲームばかりする引きこもり生活をしていた15歳の少女・ユナ。

 ある日、世界初のVRMMO(ヴァーチャル・リアリティー・マッシブリー・マルチプレイヤー・オンライン)ファンタジーRPGをプレイしてた彼女は、ゲームに似た異世界に転生することになってしまいました。
 ……それも、熊のきぐるみ姿で!

 奇妙なクマのキグルミを着ていないと能力が発動しない「職業:クマ」になってしまった彼女は、街中の好奇の目を浴びながら冒険者として自活することになりますが、熊のキグルミ装備がなかなかチートっぽい能力を持っていたおかげで、瞬く間に一目置かれる存在となります。

 その評判を耳にした領主から呼び出されたりするわけですが、「熊っ娘」ユナはそんなことはどこ吹く風、妹分のフィナとの生活を楽しんだり、貧しい孤児院でニワトリもどきの生き物を育てて卵を採れるようにしてみたり、小さな村を悩ます人食いモンスターを退治しにいったりと、今日もささやかな異世界生活を送るのでした、、、

※ ※ ※

 この本の帯、「最恐クマっ娘」といった感じで「異世界無双モノ」っぽい感じを煽ってるのですが、最近流行のそういうジャンルとはかなり雰囲気の異なる作品です。

 ユナは確かに強いんですが、名を挙げてうんぬんというよりは、自分の周りのささやかな生活を大切に、自分が本当に楽しめることを探しているような感じです。
 そもそも、異世界転移する前の現実世界でも、ユナはわりと最強ポジション(金持ち)にいたわけなので、成り上がるというところには全然興味がなさそうです。

 作者あとがきによると、2巻から本文中のステータス表示を「不要だから」と無くしてしまったそうですが、このあたり、他の異世界転移モノとの違いを意識している感じがしますね。

※ ※ ※

 ユナのお風呂シーンにて、彼女がかなり髪が長いことが明らかになります。(挿絵あり)
 きぐるみってこういうギャップ描写にも使えるんだなあと、ちょっと感心した次第です



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猫耳RPGの究極スピンオフ 『リーリヤのおともだち』(りりとも記録 その1)

 にゃんこカメラで猫を擬人化!する超猫耳RPGねこさば のスピンオフゲーム『リーリヤのおともだち』がついに11月25日からスタートしました!


 ねこさばキャラを使った某ねこあつめ的なゲームなんですが、このゲームの真価は衣装を着せかえて猫耳美少女を撫で撫でする「スーパーなでなでタイム」にあると思います。
 E-mote(おそらく)搭載(よく調べたらLive2Dでした。)で、ぐにぐに動くにゃんこたちが可愛すぎる! あと衣装の着せ替えシステムがすばらしく良いですね。台詞が好感度やシチュエーションに応じて細かく用意されているのも良い感じ。
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 とりあえずメイド服を買ったので、いろんなにゃんこに着せて反応を見ています。
 リーリヤに着せるとわりとまんざらでもない感じでメイドさんごっこしてくれるのが面白い。

 ねこさば!ではほとんど使わなかったけど、なんかメイド猫のエステルが気に入ったので、この娘を家猫にしようと「なつきLv(好感度)」を上げ中。この娘もメイド服着せたときの反応が面白い。(普段からメイド服なので)
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 こういう風に直接庭にやってきた時にしか、好感度アップのタイミングがないのが、なかなか厄介です。まあ、きまぐれな猫がやってくるのをのんびり待つというのが、こういうゲームの醍醐味なのかもしれませんが。
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 玩具を増やしたり、猫ゴハンを高級品に変えると、たくさん猫がやってきて、たくさん鈴(お金的なもの)が得られるようになるので、それでさらに新しい高級な玩具を買って猫を集めて鈴を増やす・・・・・・という某ねこあつめゲームでもあった投資の複利効果的なノリがこのゲームにもあるようなので、このあたりを意識するのが攻略法になるのかな?

 また進展があったらブログに書きたいと思います。

※ ※ ※

 ちなみに『ねこさば』はメインストーリーの『最終決戦!』をクリアしました!
 最終決戦後の猫たちの勇姿がこちら。
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 みんな寝てます。

 しばらくチャレンジバトルイベントをちょこちょこやろうと思ってますが、『りりとも』の発展に合わせて、こちらも新イベントを作ってほしいなあと切に思う次第です。



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好奇心は猫を殺す。『恨み来、恋、恨み恋。』4巻

 七代祟る強力な怨念を宿した恐るべき妖怪「恨み猫」が、現代の子孫へと復讐にやってきた!!

 でも、その恨み猫は猫耳女の子の姿をしていて、人見知りでやたらとビクビクしているし、実はあんまり怖くないかな・・・・・・と思っていたところで、今度は「鼬(イタチ)」が復讐にやってきてさあ大変!

 21世紀的化け猫ラブストーリー『恨み来、恋、恨み恋。』の4巻目が11月21日より発売中です!

 十二支の「子」の名を受け継ぐ子国家の若当主・恭一と、子国家に怨恨を持つ妖怪「恨み猫」・猫ヶ崎夏歩。

 お互いの家は対立の間柄ですが、恭一の側も夏歩の側も、当人同士は恨みを持つ理由がないため、いろいろしているうちに結構仲良くなってきました。

 そんな中、「十三番目の獣の家」・・・・・鼬塚家の少年・透也がついに正体を現し、恭一の祖父・郷一襲撃をはじめてとして、子国家を根絶やしにしようと動き始めます。
 夏歩は恭一を守るために、独り、透也と対決することになりますが・・・・・・!

※ ※ ※

 あらゆる面で用意周到に策をめぐらす透也に対して大苦戦するなかで、恨み猫・夏歩の心境の変化が丁寧に描かれる4巻目です。

 この作品、十二支の動物の伝説由来で、ネズミにだまされた猫が恨みを持つという構図はすぐに理解できたのですが、なんでイタチがでてくるのだろう?と思っていました。
 調べてみると、「イタチはゴールとなる神殿の門が開く前に着いてしまったため、門が開くまで寝ているうちに、十二匹の動物が先に門に入ってしまった」という逸話となっているのですね。イタチは結局「一日(ツイタチ)」の語源になったという話。
 透也の「準備周到」だけど「ツメが甘い」という性格は、この話を元にしているみたいですね。

 他に十二支に入れなかった十三番目の動物として「蛙」や「鹿」がいるようなので、今後はそのあたりの動物が話に絡んでくるんでしょうか? 気になるところです。



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モフモフクエスト! 『繰繰れ! コックリさん』10巻

 カップ麺だけでなく焼き肉もわりと好きらしい電波少女・市松こひなと、産地や生産者の顔が見えない食材は絶対に使わない低級狐妖怪・コックリさんによる妖怪系グルメ漫画!(?)
 男前な信楽と、狸きぐるみこひながあざとい(?)『繰繰れ! コックリさん』の10巻が11月21日より発売中!

 今回のラインナップは・・・
 「4月1日にこひなが嘘をつく話」
 「モフモフクエストの話」
 「イヌカビが大増殖してバイオハザードになる話」
 「コックリさんvs羽虫の話」
 「草生える草むしりの話」
 「焼き肉の話」
 「名探偵イヌガミ?の話」
 の以上7編+α(おまけ漫画)です。

 春・梅雨・夏・残暑と、順番に季節がめぐっていきます。全体的に今回は狗神が目立つ話が多いですね。あと、可憐な美少女化こひなのカットも結構描かれます。(こひなはもともと美少女?かもしれませんが)

 ※ ※ ※

 第88憑目で『モフモフクエスト』という、ドラ○エパロディネタが展開されます。勇者の衣装はまさにド○クエ3作目のアレそのものといった感じなのですが、興味深いことに、パーティに狼っぽい獣人キャラの姿が見えるんですよね。
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『繰繰れ!コックリさん』10巻P41(遠藤ミドリ/スクウェアエニックス)



 


 最近大流行の「異世界転移モノ」は、ラノベがセカイ系やら学園モノやらを色々経てきた上で、1990年代くらいの「ゲーム小説」ファンタジーに回帰しているのだと私は考えているのですが、90年代のゲーム小説と今のラノベとの微妙な違いが、獣人・・・もといケモミミなキャラが必ずといっていいほど出てくること。

 ここ一週間のうちで新刊が発売されている『金色の文字使い』『盾の勇者の成り上がり』は両方とも獣人が大勢登場しますが、「異世界転移モノ」で獣人が出てこない作品の方が少数派ではないかというほど、獣人キャラクターは今のファンタジーで必須要素になっています。(昔は必須要素は「エルフ」だったんですが)



盾の勇者の成り上がり (13) (MFブックス)
アネコ ユサギ
KADOKAWA/メディアファクトリー
2015-11-25


 『繰繰れ! コックリさん』は時事ネタ・流行ネタと懐かしネタを扱うことの多い作品ですが、「パーティに獣人のいるド○クエ」パロディというのは、まさに本作の特徴がよく出ているネタではないかと思いますよ。



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不機嫌ケイくん。(しっぽバタバタ)『ぬこづけ!』4巻

 『花とゆめ』本誌および『花とゆめonline』にて好評連載中の癒し系猫擬人化(?)漫画『ぬこづけ!』の単行本4巻が11月20日より発売中です! 前巻からちょうど一年ぶりですね。
 今回の表紙は悠哉の金遣いの荒いブラコン弟「遥紀」と、ささめ&ケイのぬこ二匹。

 4巻はぬこたちがホラー映画のCMを見て(主にケイが)怖がっている話の流れから、実はぬこたちは日常的に幽霊を見ていることが明らかになり、その後、悠哉の死んだ恋人・由岐村祈がぬこたちに見えている!という話となっていきます。

 他にもケイの姉・カナの謎の飼い主が明らかになったりと、ほのぼのとした日常を描きながらも、次々と新たな展開が繰り広げられて、読者を飽きさせない作品となっています。

 あとがきでも明らかにされていますが、本作、実はかなり伏線を張っていて、悠哉の恋人やカナの飼い主は以前の話ですでにさりげなく描かれていたりして、改めて見直してみると巧いなあと感心させられます。
 情報量の多いあとがきや、種族逆転が描かれているカバー下おまけ漫画は今回も必見です!

※ ※ ※

 最近興味を持って見ている「猫耳キャラの尻尾振り」表現について。
 本作では、ケイが尻尾をバタバタ振るシーンがよく見られます。彼の場合は下の場面のような「警戒」と、「不愉快」で尻尾を激しく振るような描写がされますね。
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『ぬこづけ!』4巻P51(柚木色/白泉社)











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