ケモミミ生活 ~獣耳作品情報ブログ~

獣耳のいる生活をはじめてみませんか?
獣耳キャラクターに関連する最新情報と懐かしい情報を織り交ぜて紹介していきます。

※世界で唯一(?)の獣耳評論サークル・S猫出版部のブログです。
※『総解説・猫耳史』『総解説・狐耳史』『総解説・兎耳史』等を頒布しています。
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2015年09月

狐耳メイド喫茶という凄まじいモノが見られます。『東京レイヴンズEX3』

 霊的災害「霊災」におびえる現代東京を舞台に、陰陽師(レイヴン)の少年少女たちの活躍を描いた、人気の伝奇ライトノベル『東京レイヴンズ』。
 その短編集『EX』の第三弾が9月19日より発売中!

 表紙を見ると、うしろにさりげなく狐っ子コンがいます。
 最近、本編でやや出番が少なめであることを考慮してか、この短編集では全編にわたってコンがよく出てきますし、短編の一つはまるまるコンの話になっていて、このごろ不足がちだったコン分(?)を十分に補充できる一冊となっています。

 今回の収録は、春虎たちの陰陽塾での普通の学生生活を描いた『ドラゴンマガジン』掲載分の四短編と、本編よりずっと大昔、夜光と飛車丸が活躍していた時代を描く書き下ろし中編一編となっています。

●大連寺鈴鹿にこき使われていた時期。鈴鹿の式神の目を盗んでなんとかデート?しようとする春虎と夏目の話・・・・・『渋谷ランナウェイ』
●ソーシャルゲームを勧めたら、凝り性の夏目がハマりすぎてしまった挙句・・・・・『夏目忍法帳』
●夜の陰陽塾に忘れ物を取りにいったら大変な目に・・・・・・『式神行進曲』
●百一匹コン大行進!・・・・・・『コン!コン!コン!』
●若き頃の天才陰陽師・夜光と狐憑き少女・飛車丸が、千年を生きる伝説の鬼・茨木童子と対決した話・・・・・・『ザ・ナイト・ビフォー・トライアングル』


 かつての夜光と飛車丸がどのようなやり取りをしていたかが垣間見れる『ザ・ナイト・ビフォー・トライアングル』も良い感じですが、全てがコンになる短編『コン!コン!コン!』がかなり愉しいです。
 コンの偽物?が秋葉原に出現するらしいという噂からはじまり、幼女先輩もとい早乙女先輩がコンの姿をコピーした式神を勝手に造り出して愛でていたことが判明して、話はさらに混沌とした方向へ・・・・・・。コンちゃんファンの人は一読の価値ありです!

 ※ ※ ※

 この短編集で一番の衝撃は、巻頭折り込みイラストに描かれている塾生メンバーの狐耳メイドコスプレ喫茶ではないかと(夏目がお盆にのせているのが蕎麦なので、狐耳メイド蕎麦屋なのかもしれませんが)。
 ラノベのコスプレネタとして猫耳メイド喫茶というネタはしばしばありましたが、時代はついに狐耳メイド喫茶に到達したんだな、としみじみ感じたり・・・・・。



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人間嫌いの狐のいる図書館。『貸出禁止のたまゆら図書館』

 田舎の学校に馴染めなかった少女は、あやかしの集う不思議な図書館にいざなわれる・・・・・・。
 冬期ファンタジア大賞銀賞受賞の作者が送る図書館ファンタジー『貸出禁止のたまゆら図書館』は9月15日より発売中です!

 高校生になったばかりの千穂は、呼吸器系の弱い弟の療養のために、一家全員で都会から山奥の集落に移住することになります。駅まで徒歩30分、電車は一時間に一本、一番近いコンビニまで行くのに20分という、都会に住んでいた千穂からは信じられないほどの田舎です(こんな田舎でも一応コンビニがある設定になっているのが、2010年代の小説らしい、、、最近は国道沿いなら山奥でも普通にあったりするしね)。

 田舎に住むこと自体はまあ良いとしても、両親が病弱な弟にばかり気を懸けるのが、千穂には不愉快でなりません。
 弟に付き添うためと、千穂の入学式に両親がどちらも来ないという状況になるにいたって、千穂は完全に感情を害してしまいます。

 寂しい気持ちを抱えて学校から帰宅する途中、千穂は小高い丘に古い建物が建っているのを見つけます。
 地方の資料館のようなその建物には《たまゆら図書館》との看板がついていました。
 
 無人の図書館でたまたま手に取った本を夢中になって読んでいるうちに、気づくと隣に、不思議な雰囲気をまとった長身の若い男が立っていました。
 突然のことにたじろぐ千穂にかまわず、男はまるで地獄から生還したかのようなお礼を彼女に述べるのですが・・・・・・。

 そう、彼は「白火」の名を持つ狐の書妖・・・本に寄生し、本を読んだ者たちの思いを糧として存在を保つ、本物の妖怪なのでした!

 ※ ※ ※

 いわゆるライトノベルではないので、雰囲気はかなり落ち着いています。児童文学っぽい雰囲気かな?

 本作、近年のケモミミ作品ではめずらしく、千穂が白火の狐耳を見てめちゃくちゃ驚きます。
 近年の作品ではケモミミ種族が獣耳を見せても、「コスプレ?」扱いにされてそれほど問題視されなかったりするのですが、本当に動く獣耳を見たときの反応は、現実でも千穂のようになっちゃいそうですね。



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表紙のシルエットの変化に注目。『犬神姫にくちづけ』6巻

 妖怪の「清掃」を担当する清掃会社の特殊汚染処理課、通称「特処課」を舞台に、課長とキスすると犬神の弁天号に変身することができる新人OLかずらさんの恋と仕事の日々を描く『犬神姫(わんこ)にくちづけ』。
 完結編となる6巻目が9月14日より発売中!
犬神姫にくちづけ 6巻 (ビームコミックス)
犬神姫にくちづけ 6巻 (ビームコミックス)

 犬養課長から異動要請・・・・・・実質、「クビ」を言い渡されたかずらさん。
 何が問題だったのかとかずらさんが悩んでいる最中に、会社の地下で封じられていた「鬼穴」の崩壊が発生します。

 とてつもない数の魑魅魍魎が沸き出し、社内が大混乱に陥る中、犬養課長が一人で鬼穴の中心に向かったことを知ったかずらさんと特処課メンバー。

 犬養課長がその身に宿した弁天丸の力を使って、「人柱」となって鬼穴を封じるつもりだと気づいたかずらさんたちは、彼を止めるべく、総力を結集して魑魅魍魎の群れを突破しようとしますが・・・・・・!

 ※ ※ ※

 犬養課長がかずらさんを「これ以上巻き込みたくない」「弁天号には変身させない」と考えて行動している関係で、かずらさんが犬耳化するシーンはやや少なめですが、いざ犬耳化するシーンはかなり印象深い場面となっています。

 本作、もともとラブコメであると同時に、新人OLかずらさんのビジネス成長物語でもあったわけですが、この最終巻にいたって、かずらさんがキチンと仕事できる人(結果的に職場放棄をしてしまった犬養課長よりも)になっているのを見ると、ああ、彼女もよくここまで成長したなあと、なんだか熱いものがこみ上げてきます。

 あと、弁天号と吉祥天の最後のシーンもかなり感動です。この二匹のエピソードはちゃんと犬耳漫画している感じ。

 ※ ※ ※

 最終巻になるまで気づいていなかったんですが、各巻の表紙の背後のシルエットは、かずらさんやいつきに犬神が憑いた時の態度(犬神の側の気持ち)が表現されているんですね。
 1巻ではシルエットの弁天号が犬養課長にラブラブなのに対して、最終巻では違う方を向いている(課長から離れていこうとしている)ところが、感慨深いものを感じさせます。




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ねこむすめvsねずみむすめ!『ねこむすめ道草日記』13巻

 のどかな地方都市・群馬県渋垣市を舞台に、化け猫・黒菜と人間の友達との摩訶不思議な日常を描いた『ねこむすめ道草日記』、最新13巻が9月12日より発売中です!

 今回の表紙は魂を持った「万年竹の竹馬」で遊ぶ黒菜と、人間&猫の友達。
 13巻の収録作は妖怪と人間との関係を再考させるような話が多いので、それに相応しい構図といえそうです。
ねこむすめ道草日記 13 (リュウコミックス)
ねこむすめ道草日記 13 (リュウコミックス)

  今回のラインナップは・・・・・・
 「雪女が露天風呂に入って熱々な話」
 「逆上がりできないとんちゃんを応援する話」
 「夜道に潜む妖怪の都市伝説?の話」
 「新世紀狐憑き魔法少女「魔女っ狐ちかちゃん」第二話」
 「叶と狛犬たちの昔話」
 「ねこむすめvsねずみむすめ!な話」


 第79話にて「化け鼠」(本名不明)が登場します。
 幼稚園っぽい帽子に、幼稚園バッグのようなものを下げていて、幼稚園児っぽいデザインになっているのは、「小学生」として描かれる黒菜との対比なのでしょうか。
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『ねこむすめ道草日記』13巻P156(いけ/徳間書店)













 本作に限らず、近年はネズミっ娘がいろんな作品に登場するようになりましたね! 最近だと『えとたま』のチュウたんとか、『SHOW BY ROCK』の吽とか。
えとたま 陸 [Blu-ray]
村川梨衣
ポニーキャニオン
2015-07-22



 ネズミっ娘は1980年頃から描かれていて(吾妻ひでお氏の『チーねずみ』等)、漫画のケモミミキャラとしては猫耳に次いでわりと古参に属するのですが、人気が出るまで、だいぶ遅咲きだった印象です。

 ネズミっ娘不遇の流れを変えたのは、たぶんこの娘だよね、、、




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「私は猫ではありません!」(byフェネシス)『マグダラで眠れ』Ⅶ巻

 「異端」として迫害されてきた古の獣人種族の少女ウル・フェネシスと、「異端」と呼ばれる世界に魅入られてしまった錬金術師クースラが、それぞれの理想の地「マグダラ」を探し求めて旅を続ける物語
 『マグダラで眠れ』最新7巻が9月10日より発売中です!

 フェネシスの属する古い種族についての伝説を記した、異端審問官アブレアの記録を求めて旅するクースラたち。
 次なる地は、南の大国との中継貿易地にあたる町・アッバス。
 前にクースラたちがいた異教徒の町ヤーゾンでは、フェネシスの種族は「天使」と呼ばれ、別の町カザンでは「悪魔」と呼ばれていましたが、このアッバスの町では「太陽を召喚して一夜で町を消滅させた天使」という畏怖とも畏敬ともつかない扱いをされていました。

 「太陽を召喚する」というのが、ただの荒唐無稽な伝説ではなく、本当に太陽のような光と熱を放つ「物質」が存在したことを示すのではないかと考えたクースラは、錬金術師並みに禁忌の知識を蓄えた書籍商・フィルの助力を得て、「太陽の欠片」の生成に挑みますが・・・・・・。

※ ※ ※

 実際の化学の歴史を一足、二足だけ飛び越えるような、ささやかなオーバーテクノロジーがガジェットとして使われるところは、内政チート系ラノベが主流になっている近年では珍しい抑えの効いた描写で、重厚な正統派ファンタジーの雰囲気がしっかりと醸し出されています。

 ケモミミ娘がいるけどね!

 重厚なファンタジーにケモミミがいてもいいでしょう!とか、そういう議論は置いておいて、フェネシスは7巻ではほぼ完全にクースラに猫扱いされるようになっています。
 もともと性格が無愛想だけど寂しがり屋な猫っぽい感じだったのですが、このごろは日だまりで丸まってうたた寝したり、仕草もネコネコしくなってきて猫化が加速している感じです。

 作中でも北の寒冷な地方を代表する獣は狼だけど(これは同作者の『狼と香辛料』を意識したネタ?)、南の砂漠地帯を代表する獣は猫だ、みたいな話が出てきて、古の民が砂漠の出身であるという見込みが正しいのならば、フェネシスはやっぱり種族的に猫科なんでしょうね。



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