ケモミミ生活 ~獣耳作品情報ブログ~

獣耳のいる生活をはじめてみませんか?
獣耳キャラクターに関連する最新情報と懐かしい情報を織り交ぜて紹介していきます。

※世界で唯一(?)の獣耳評論サークル・S猫出版部のブログです。
※『総解説・猫耳史』『総解説・狐耳史』『総解説・兎耳史』等を頒布しています。
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2015年06月

“恐怖”vsネコミミアンドロイド!『紅殻のパンドラ』6巻

 サイボーグ技術や神経接続ネットワーク、知能を持つアンドロイドといった夢の技術が実用化されつつある一方で、BC兵器を使わない限定戦争が際限なく拡大し続けている、光と影が混然となった近未来。
 人工リゾート島≪セナンクル・アイランド≫を舞台に、夢は「世界平和」な脳ミソ以外全部機械の能天気天然娘・七転福音(ナナコロビ・ネネ)と、天才科学者に創られた無愛想なネコミミアンドロイド・クラリオンのちょっと(?)危険な日々を描く、『紅殻のパンドラ』単行本巻6巻目が6月26日より発売中!
紅殻のパンドラ (6) (カドカワコミックス・エース)
紅殻のパンドラ (6) (カドカワコミックス・エース)

 兵器として転用することを目的に、巨大自律掘削装置「ブエル」に接触しつつあるアメリカ帝国軍。
 彼らを排除し、「ブエル」を安定化させるため、ネネに黙って米帝軍の地下秘密基地に殴り込みをかけるクラリオン。

 米帝軍の一個中隊を単騎で撃破していく彼女の前に現れたのは、帝国の秘密兵器・“恐怖”の名を持つ戦闘サイボーグ!

 機械の目すら誤魔化す「熱光学迷彩」で守られた敵に、クラリオンは大苦戦を強いられることになりますが・・・・・・。

 ※ ※ ※

 5巻からひきつづき、戦闘メインのエピソードが多数収録された巻です。

 とはいえ、戦闘だけではなくて、ネネの心境の変化を描くシーンや、ネネとクラリオンのいちゃいちゃ(クラリオンは微妙に嫌がっている感じ)も結構描かれています。

 ネネの「世界平和はお金で買えるんです!」みたいな、何も考えてなさそうで、それなりに筋が通っている主張をするシーンが良い感じ。
 ネネは相反する雰囲気を併せ持つようなところがあって、全身を最新技術で義体にしてもらえるほど恵まれている一方で、もう一度赤ん坊から成長をやり直すような想像を絶するリハビリを経験している点で、決して苦労知らずのお嬢さんではないわけで、彼女の「世界平和」の夢も、それなりの説得力を感じさせるようなモノになっています。

 ※ ※ ※

 4巻の時からしばしば使われている、「クラリオンの猫耳が動く」=「何かが接近している」という描写。
 見えない敵と戦うことになる24話において、かなり効果的に使われています。
 下のシーンでは「猫耳がピクッと動く」⇒「敵の攻撃」という流れになっていて、クラリオンが敵の攻撃を全く捉えられないわけではないことを示しています。
 普通の人間キャラでは効果線や視線の方向を工夫する以外に表現不可能な「察知」の状態を、ケモミミの動きで描写できるのは、ケモミミバトル漫画ならではですね。
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『紅殻のパンドラ』6巻P50(六道神士・士郎正宗/角川書店)















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「もっと撫でろ」「はい」(by 申公豹と望)『月天楼の封神電戯(オーヴァライド)』

 月面が開発され、VR(ヴァーチャルリアリティ)ゲームが日常のものとなっている近未来世界に、古代中国の神々(ケモミミ付き)が降臨する・・・・・・!

 近未来SFと封神演義とゲーム小説が融合したライトノベル『月天楼の封神電戯(オーヴァライド)』が6月25日より発売中です!

 望(ぼう)は天涯孤独の高校二年生の廃ゲーマー。
 学業にもバイトにもあまり身が入らない彼は、対戦VRゲーム<エンシェントファクター>に現実以上の熱意を傾け、獲得したゲーム内の【トークン】をレアアイテム⇒リアルマネーに換金して現実世界とのつながりをかろうじて保つ生活をしています。

 そんなある日、望はゲーム中で「申公豹」と名乗る妙な猫耳娘アバターのプレイヤーと対戦することになるのですが・・・・・・彼女によって、望はゲームには存在しないはずの全感覚接続エリアへと引きずり込まれてしまいます。

 その時から、仮想のゲーム空間は古代中国の神々の代理戦争の場・・・己の魂を賭けた壮絶な闘いが繰り広げられる戦場と化すのでした!

※ ※ ※

 基本は「封神演義」+「ネトゲ小説」という感じの作品ですが、月開発の描写や、月面都市で行方不明になった父親の話を絡めることで、SFサスペンス的な雰囲気を漂わせることにも成功しています。

 ケモミミキャラとしては、高慢だけど結構デレデレで耳の先っぽが弱い申公豹と、お嬢様っぽく「~ですの」調で喋るけれど戦闘になると性格が凶暴になる土行孫が登場します。
 申公豹は猫らしく描写されることが多いのでネコ科であることがわかるのですが、土行孫は何のケモミミなのかはっきりしません。

 日本の漫画・アニメ文化だと、土行孫はモグラをモチーフにしたキャラデザになることが多いので、本作の土行孫もモグラなのかな?



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最後まで変身しない?!ケモミミ変身魔法少女ストーリー!『リリックメード』2巻

 記憶を失った、元・魔法少女(ケモミミ付き)たちの物語――『リリックメード』の2巻目が6月24日より発売中!
 ちょっと判断がつかないのですが、もしかしてこれで完結なのでしょうか??

 元気で明るいごく普通の女子高生だったはずの百々花。
 でも実は、悪と戦う五人の魔法少女(リリックメード6期生)の一人で、今は引退して記憶を失ってしまったのだ、と飼い猫のフォルテ(実は使い魔)から説明されます。

 「敵(ハーディ・ガーディ?)」との本格的な戦いが始まる前に、他四人の仲間を探そうとする百々花。
 クールビューティ(というより人見知り)な「リリックダイヤモンド」こと黒坂巴萌、恋多き腹黒ロリ「リリッククローバー」の東園三久を見つけ出すことができた百々花は、次に、現在も堂々と活動している「リリックスペード」こと、姉御肌の筈見梓と出会うことになりますが・・・・・・。

 ※ ※ ※

 前巻から引き続き、かなり不思議な雰囲気で展開される魔法少女モノ。

 いったい何を目的に、何と戦っているのか。そもそも「リリックメード」とは何なのかが、分からないままの状態で物語が進行していきます。

 敵であるはずのスピネット将軍は普通に喫茶店にいて律儀に会計も済ませたりして、世間に迷惑をかけている様子もなく・・・。でも、現役のリリックメード(8期生)たちとは毎日のように戦っているようで・・・・・・彼女らの台詞から判断するかぎり、一般人に手を出してはいけない決まりがあるのかな?

 ・・・・・何も知らない(記憶を失った)百々花の視点と、読者の視点が一致したまま進む、謎めいたストーリーテリングが光る作品です。

 ※ ※ ※

 ケモミミ作品としての視点で見ると、猫モチーフのリリックダイヤモンド=巴萌(人見知り)と、犬モチーフのリリックスペード=梓の性格(熱情的で単純)が、元になった動物に近くて良い感じ。二人とも出番多いですしね。
 
 本作のような魔法少女物やヒーローバトル物でケモミミが主役・リーダーを張る場合、動物の種類としてわりと兎が選択されやすいのが興味深いところ。
 ケモミミ業界の主流であるところの猫は、なぜかサポート役や二番手に下がるパターンが多くて、本作もその傾向に沿っています。
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『リリックメード』2巻P47(斎藤岬/幻冬舎コミックス)













 近年のウサミミヒロイン・ヒーローな作品というと、このあたりが思い浮かびますが・・・・・・。







 以前、『問題児シリーズ』の黒ウサギについての考察で、兎は「月の力」と関連づけることで強キャラになりうる、と書いたことがあるのですが、ウサミミが魔法少女モノのリーダーになりやすいのは、そういう連想が働いているのかもしれません。

 兎と月といえば、近年のバトル魔法少女物の始祖である、コレもありますしね、、、





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ねこさば記録。

 注文している本が届かないので、ねこさばの状況でも。

 超まったりでやっていますゆえ、何の攻略の役にも立ちませんのであしからず、、、

 リーリヤとアーラの姉妹が気に入っているので、だいたい二人をメインに使っています。
 右下のラズは当方唯一のSRにゃんこ。
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 最高級かつおぶしを山ほど与えたリーリヤ。
 一人だけレベル高いです。
 無口というか、人見知りっぽい喋り方が良いよね!
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 戦闘終わった後はだいたいみんな寝てて、このやる気のなさっぷりが、猫っぽくて良いと思う。
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狼耳はだいたいのところ少女漫画発祥。~1985年KUMOKO『アーウィンの時計』

 KUMOKO氏は80年代の美少女漫画誌『プチ・アップルパイ』でデビューされた方。
 若い魔法使いの女の子や魔法使いの弟子といったキャラクターを主役にした、独特の雰囲気のメルヘン・ファンタジーを発表していました。かなり少女漫画的な色が強い作風です。

 『プチ・アップルパイ』後はどうなったのか足取りが追えません、、、
 何かご存じの方は情報いただけますとうれしいです。

※ ※ ※

 『アーウィンの時計』も魔法使いの女の子が登場する作品です。

 ケルシーという田舎町に、アーウィンという壮年の弁護士が引っ越してきます。
 ケルシーは元々アーウィンの祖父の故郷だった町で、戦争で家を失い無一文になってしまったアーウィンは、町に残っている祖父の家で、法律事務所を開いて再起しようと考えていたのです。

 日も暮れて、ようやくケルシーに辿り着いたアーウィンは、エプロンドレスの妙な女の子が妙な生物?を追いたてているのを見つけます。
 アーウィンが女の子に声をかけると、彼女は「私が見えるの!?」と驚いて逃げて行ってしまいます。

 実は、ケルシーは人間には見えないはずの妖精・魔物・魔法使いが棲みついている町だったのです。
 ケルシーの一部の魔物たちは、久々に町の外の人間が来たということで、アーウィンを喰ってしまおうと浮き足立つのですが・・・。

 ※ ※ ※

 アーウィンを食べようとする魔物の一人(一匹?)として、狼男の青年が登場します。
 普段のシーンでは狼耳の生えているだけの青年ですが、アーウィンに襲い掛かるときは狼頭の完全な獣人になります。
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『プチ・アップルパイ 美少女まんがベスト集成12』P140(KUMOKO/徳間書店)








 ※ ※ ※

 少女漫画家のめるへんめーかー氏が1987年にSFマガジンに掲載した『迷いの森の赤頭巾』でも、狼耳の青年が登場しましたが、歴史的な経緯を調べると、狼耳キャラも猫耳と同じく、少女漫画的な土壌から生まれていることが分かります。

 狼耳キャラクターが使われている古い例として、1982年から連載の『ときめきトゥナイト』が挙げられますが、この作品はご存じのとおり80・90年代を代表する少女漫画です。
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 『アニメージュ』1983年3月号・P29より。作監・吉本桂子、美術監督・門野真理子へのインタビュー

少女マンガ原作アニメにおける髪型表現に関する記事。アニメ版『ときめきトゥナイト』の蘭世に狼耳の生える場面が例。












 90年代に連載された狼耳少女が主人公の作品、碧ゆかこ『狼なんかこわくない!』も、少女漫画ですね。




 一方、男子向けでは、1992年から始まった90年代の代表的ケモミミ漫画『はいぱーぽりす』で、ようやく狼耳の人狼族バタネンやトミィが登場します。男性キャラが中心。



 男性向けで狼耳キャラ人気の転機になったのは、間違いなく2006年発表の『狼と香辛料』のホロの出現による所が大きいと思われますが・・・・・・。

狼と香辛料〈16〉太陽の金貨〈下〉 (電撃文庫)
支倉 凍砂
アスキーメディアワークス
2011-02-10



 それ以前にもPSゲーム『サモンナイト2』(2001年)の狼娘ユエルに地味な人気が集まっていたりして、21世紀の初めには男性向け狼耳人気の萌芽は見えていた、といえるかもしれません。

ドラマCD「サモンナイト」~界の狭間のゆりかご~
ドラマ
フロンティアワークス
2002-02-23





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