ケモミミ生活 ~獣耳作品情報ブログ~

獣耳のいる生活をはじめてみませんか?
獣耳キャラクターに関連する最新情報と懐かしい情報を織り交ぜて紹介していきます。

※世界で唯一(?)の獣耳評論サークル・S猫出版部のブログです。
※『総解説・猫耳史』『総解説・狐耳史』『総解説・兎耳史』等を頒布しています。
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2015年04月

妖怪じゃなくて「幻獣」の村おこし! 『ようこそ幻界集落へ!』1巻

 人口減と高齢化のために消滅しかけている限界集落「神山村」を舞台に、村の唯一の10代・・・・女子高生・朱音(あかね)が、村に住む「幻獣」たちと一緒に、村おこしに奔走する!
 現代日本の問題点を衝く!? 人外&少女&村おこしストーリー『ようこそ幻界集落へ!』が4月11日より発売中です!
ようこそ幻界集落へ! (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)
ようこそ幻界集落へ! (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)

 マジメで心優しいけどイジられやすい少女・朱音は、祖父の言いつけに従って、神山村の人口を増やすために「神山村振興委員会」の世話役として活動を開始します。

 この神山村にはとある秘密があって・・・・・・それは、サイクロプスやセイレーン、ミノタウロスといった伝説の幻獣が住んでいること!

 子供の頃から幻獣たちと仲良しだった朱音は、村が消滅すると幻獣たちの拠り所である「信仰」が無くなる――つまり幻獣たちが現世から消滅してしまう、という祖父の話を聞いて、より一層、村おこしに奮起するのですが・・・。

※ ※ ※

 「人外&村おこし」というテーマだと、少し前に完結した『【急募】村長さん』と似ている部分があります。



 異なるのは、『【急募】村長さん』が純和風な妖怪モノだったのに対して、『ようこそ幻界集落へ!』はフェニックスやペガサスといった西欧神話の幻獣たちが、日本の村に住んでいる、という設定になっている点。
 西欧の幻獣なのに、服装やデザインが和風、という和洋折衷な雰囲気が不思議な魅力を感じさせます。

※ ※ ※

 ケモミミキャラとしては、牛耳ミノタウロスの箕守イツキ(みのすいつき)が登場します。
 小柄な体ながら、力自慢のデストロイヤーで、いつも自分の身長より長い金棒を持ち歩いている娘です。
 
 第2話の時点では、普通の人間に正体がバレないようにネコミミのようなフードをかぶることを朱音から厳重にお願いされているイツキですが・・・・・・。
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『ようこそ幻界集落へ!』1巻P37(コト/芳文社)



 第4話で「ご当地グルメコンテスト」の神山村ブースを手伝う時には、思いっきり獣耳・ツノを見せてしまいます。
 でも、周囲の人間からはコスプレだと思われて、それほど問題にはならないという・・・。
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『ようこそ幻界集落へ!』1巻P111(コト/芳文社)
















 2010年以降のケモミミ漫画でしばしば見られる、「人が大勢いる場所で正体がばれても、『コスプレ?』とツッコまれるくらいの反応しかない」という描写が、本作でも使われています。



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「にゃー♪ あるじに襲われたにゃっ」(by猫又)『妖怪百姫たん!~帝都騒乱編~』

 ボイス付美少女妖怪憑依RPG(アプリゲーム)『妖怪百姫たん!』をノベライズした『~帝都騒乱編~』が3月30日より発売中です!

妖怪百姫たん! ~帝都騒乱編~ (ファミ通文庫)


「すこしちがうせかい」
「猫又と出会った主人公」
「機械の軍勢・利器土(リキッド)」
 ・・・という、ゲームの基本設定をもとに、それをもう少し詳細にしたようなストーリーが語られます。

 舞台は「メイ治」時代の「日ホン」。
 機械の自動化に寄与する稀少鉱物「利器土」の発見により、未曽有の好景気に沸く日ホンですが、その一方で、利器土と相性の合わない、古来よりこの地に住んでいた「妖怪」たちが排除されつつある状況となっています。

 帝國大学の学生・松岡國彦は、利器土全盛の世の中では珍しく、民俗学・・・特に妖怪学を専門に研究している学生。

 彼が古文書に書かれた死者を甦らせる秘法「反魂召喚」を試していたところ、なぜか死者ではなく、「にゃあにゃあ!」と鳴く巨乳ミニスカ着物な猫又を呼び出してしまいます。

 この召喚行為によって、妖怪に排他的な皇国利器軍の統括である「元帥」に目をつけられてしまった國彦は、「あるじ、あるじ」と妙に懐いてくる猫又とともに逃避行を始めることになるのですが・・・。

※ ※ ※

 登場する妖怪はゲームにも登場する「猫又」「唐傘」「幽霊」「化け猫」「貧乏神」「一つ目小僧」「狐火」「ぬらりひょん」と、それにプラスして、小説版オリジナルキャラ(後にゲームにも追加)の「サトリ」が登場します。
 サトリは人の心を読む妖怪ですが、その特性を逆に使って、人が思ってもいないことを勝手にねつ造して「『今夜はこの勢いで全員と同衾だな』とあるじは思っているのですね。けだものですね」と言い出したりする、なかなか愉しいキャラになっています。

 天真爛漫な「猫又」だけでなくて、しっかり者の妹分「化け猫」という二人(二匹?)の猫耳キャラが登場するところが、最近のケモミミ妖怪物としては珍しいかも。
 ここ最近は、ケモミミ妖怪の組み合わせは「化け猫」「化け狐」のパターンが多いですからね~

 猫又も化け猫も語尾が猫っぽいですが、猫又が「~だにゃー」なのに対して、化け猫は「~だにゃん」と微妙に変えてあるところが、芸が細かい。



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ケモミミというよりケモノ系な妖怪日常譚。『ばけもの町のヒトビト』3巻

 人と、人と異なる存在「夭(あやかし)」が共に暮らす「さざめき町」を舞台に、真面目系クールな人間の青年・中村良太郎と、人と夭のハーフ・雨宮しずくを中心とした人間模様・・・もとい人外模様が描かれる、ほのぼの日常コメディ『ばけもの町のヒトビト』の3巻目が4月10日より発売中です!
ばけもの町のヒトビト(3) (アクションコミックス(月刊アクション))
ばけもの町のヒトビト(3) (アクションコミックス(月刊アクション))

 第16話にて、良太郎の従姉・美礼の飲み友達である「猫柳クロ」が登場します。
 猫っぽい名前に、猫耳と二本に分かれた猫尻尾から、たぶん猫又の夭らしいことが推測されますが・・・。
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『ばけもの町のヒトビト』3巻P81(くまのとおる/双葉社)










 マズルっぽく描かれる鼻のカタチから見て、ケモミミというよりケモノ寄りな獣人といった感じです。
 本作の動物系の夭は、みんなケモノに近い描写がされますね。

 猫柳クロは学校の「人間学」の先生ですが、美礼ほどじゃないにしても、かなりテキトーな性格をしています。
 美礼の代理で「起業審査員」をやるためにやってきた良太郎に、審査員の仕事内容を説明をするのが面倒で、「座ってるだけでいいから」と言ってしまったり、良太郎に授業を丸投げしてしまったり。

 そこらへんはやっぱり猫っぽいのでしょうか?

 それでも、「自分のしたいことが見つからない」良太郎にアドバイスをしたり、良太郎としずくの仲にちょっかいを出そうとする雪野を嗜めたりと、ちゃんと肝心要の部分では「良い先生」をしているところが、同じくテキトーな美礼との違いといえそうです。



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すっかり教育ママになった“ウサちゃん”。『最強少女さゆり』4巻

 地球人離れした超怪力を誇る最強の幼女・さゆりと、地球人外なエイリアンたちとの、ほのぼの(?)地方生活を描いた『最強少女さゆり』の完結編・4巻が4月8日より発売中です!
最強少女さゆり 4 (少年チャンピオン・コミックス)
最強少女さゆり 4 (少年チャンピオン・コミックス)

 今回もさゆり、ウサ耳な宇宙警察バニー・ラビット、狼な宇宙犯罪者リコスの三人を中心として、いつもの日常生活が描かれます。

 さゆりとバニーが喧嘩してなかなか仲直りできなかったり、
 北浜町に珍しく大雪が降ってきたり、
 みんなで鬼ごっこをしてみたり、
 バニーが風邪をひいたり、
 家事の分担を賭けてババ抜きで勝負したり・・・・・・。

 こんな生活がずっと続くかと思われていたある日、突然、終わりがやってきます。
 宇宙警察の救助艦隊をさゆりが消滅させてしまった件に関して、疑念を持ったバニーの上司と宇宙警察の本隊が、ついに地球に降下してくるのです。

 このままではさゆりが犯罪者として連れて行かれるかもしれない・・・・・・リコスとバニーは命を賭けてさゆりを守ろうとしますが・・・!

 ※ ※ ※

 単行本版には、最終回のあとの後日譚と、各キャラの名前の由来解説、そして本編で語られなかったバニーの妹・シヤとリコスの義妹・レプスについての解説が付属しています(カバー下に描かれています)。
 そのほかにも作者自身による各話解説や創作秘話など、本編以外も読み応えたっぷりです。

 ※ ※ ※

 短期連載時は生真面目すぎてやや冷たい印象のあったバニーですが、連載後半になり疑似家族モノとしての雰囲気が確立されてくると、すっかり可愛いお母さん的立ち位置のキャラになりました。
 ババ抜きをすると、顔はポーカーフェイスでも耳に反応があらわれるシーンとか、可愛らしい反応を見せることが多くなりましたね。
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『最強少女さゆり』4巻P106(福田やすひろ/秋田書店)







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イヌミミ少女がメイドさんなのもお約束。『これが異世界のお約束です!』4巻

 「チート主」ヴェルダートと、ネコミミヒロイン・ネコニャーゼほか、ヴェルダートのハーレム要員たちが、ありとあらゆるラノベ・漫画・アニメ・ゲームの「お約束」に挑戦する!!
 好評のメタ・ギャグファンタジーノベルの4巻目が4月3日より発売中です!
これが異世界のお約束です!(4) (ぽにきゃんBOOKSライトノベルシリーズ)
これが異世界のお約束です!(4) (ぽにきゃんBOOKSライトノベルシリーズ)

 4巻ではいきなりヴェルダートが新システム「掲示板」のやり取りで炎上してしまって、「チート主」業界から干されて、引きこもりになってしまいます。
 心やさしいジト目ネコミミヒロイン・ネコニャーゼは全く部屋から出てこなくなったヴェルダートを見捨てることなく、甲斐甲斐しく世話を焼いて、彼が立ち直るのを待つのですが・・・。

 ヴェルダートが壁ドン(萌えシチュの方じゃない)でコミュニケーション(?)を取ったり、暗い部屋に長く居すぎて日光を眩しがったりと、もはやラノベや漫画に限った「お約束」というより、世間一般の引きこもりのイメージをネタにした、痛々しいギャグが展開されます。

 その後いろいろあって、主人公補正の「お約束」で復活したヴェルダートは、今度は流行りの「異世界料理」で勝負しようとしたり、ついには・・・めくるめく禁断の世界に突入したりします。

 相変わらずヴェルダートのゲスさと、ネコニャーゼの柔和な魅力が際立つ4巻です。

 ※ ※

 第三章『異世界コラボは魅力的なお約束』で、別の「チート主」・アルトのハーレム要員である犬耳っ娘のミーアが登場するのですが、彼女は正式なメイドとしてアルトに仕えています。
 イヌミミ少女はやはり忠実な犬のイメージからか、きちっとしたメイドさんになるパターンが多いわけで、このあたり「お約束」にちゃんと沿っています。

 一方、第四章『十八禁は男のロマンなお約束』では、メイド姿になったネコニャーゼが登場するのですが、ネコニャーゼの場合はメイドとして働くためというよりは、明らかにえっちぃコスプレの意図でメイド姿になっています。
 ネコミミメイドは大抵メイドとしてまともに働かない、という「お約束」を、彼女もちゃんと体現していますね!




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