ケモミミ生活 ~獣耳作品情報ブログ~

獣耳のいる生活をはじめてみませんか?
獣耳キャラクターに関連する最新情報と懐かしい情報を織り交ぜて紹介していきます。

※世界で唯一(?)の獣耳評論サークル・S猫出版部のブログです。
※『総解説・猫耳史』『総解説・狐耳史』『総解説・兎耳史』等を頒布しています。
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2014年06月

今、一番旬な(ケモミミも出る)アリス物はコレかな? 『ハートの国のアリス ~Wonderful Twin World~』

 2007年に発売されて 大好評を得たQuinRoseのアリスシリーズの第一作『ハートの国のアリス』。
 その『ハートの国』版のシナリオを元にした続編『~Wonderful Twin World~』が5月29日より発売中です!

 ケモミミキャラとしてはいつものように“チェシャ猫”のボリスと、“三月ウサギ”のエリオット、そして“白ウサギ”のペーターが登場します。
ハートの国のアリス ~Wonderful Twin World~ (通常版)



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アリスがケモミミ界に与えた影響ははかり知れない・・・ 1984年 杉本さあや『ありせす☆てぃーぱぁてぃ』

 発表から一世紀以上を経た『不思議の国のアリス』は、いまだに全世界で読まれ続けており、『アリス』にインスパイアされた作品は21世紀の今でも、驚くほどの数が創られています。

 ケモミミ界ではウサ耳キャラ(時計ウサギ)とネコ耳キャラ(チェシャ猫)のネタ元として使われることが多く、この傾向は萌え以前のロリコンブームの頃・・・80年代からあまり変わっていません。

 『アリス』のお茶会シーンをネタにした、杉本さあやの1984年の作品『ありせす☆てぃーぱぁてぃ』では、ネコ耳女の子の姿をしたチェシャ猫が登場します。
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『漫画ブリッコ』84年9月号P143(杉本さあや/白夜書房)



















 チェシャ猫で猫耳というと、近年はQuinRoseのアリスシリーズのボリスが有名かもしれませんが・・・。


 1990年代に発売された『CAL 2』のチェスとか、かつてはギャルゲー関係でも様々なチェシャ猫モデルの猫耳キャラが登場しており、ケモミミ界における『アリス』の影響度が、いつの時代も変わっていないことがうかがい知れます。





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「タケヲをいじめる奴は喰い殺すんだポン!!」(byポンちゃん)『タケヲちゃん物怪録』6巻

 疫病神に祟られて不幸に取り憑かれている少女・タケヲちゃんと、下宿先・百鬼荘に住み着いた妖怪たちとの交流を描いたハートフル(?)伝奇漫画『タケヲちゃん物怪録』。
 最新第6巻が6月12日より発売中!

 百鬼荘の面々の他に、タケヲちゃんが時々意識してしまうばらし屋の坂田鉄、不穏な意図を持ちつつもタケヲちゃんの側にいる妖術師の山田姫といった人間(?)の友人たちともだいぶ親密に。
 さらに、隣に引っ越してきた吸血鬼オルロックとそのハーレムご一行の西洋妖怪軍団も加わって、タケヲちゃんの周囲はますますにぎやかになってきました。
タケヲちゃん物怪録 6 (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル) 
タケヲちゃん物怪録 6 (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル)

 人間(?)関係に恵まれてきたことで、無表情、無感動だったタケヲちゃんの内面にも大きな変化が現れてきています。
 タケヲちゃん自身は『よく怒るようになった』と述懐しているんですが、6巻全体を通して見ると、涙をこぼしているシーンが多くなっているんですね。

 天邪鬼の稚彦が消えてしまうシーン。
 死を司る黒妖犬に憑かれた友人を助けられないかもしれない、と焦るシーン。
 誕生日を祝ってもらうシーン。

 感情豊かになってきたタケヲちゃんは、それゆえに、「今の日常」を失うことに次第に恐怖を覚えるようになっていきます。
 悪六朗一派はどうも、「今の日常」を破壊することで希望を持ちつつあるタケヲちゃんを絶望させ、その落差から生じる負の感情を、彼女の内に潜む災禍・『空亡』の源にしようと狙っているようですが・・・。

 ハートフルなエピソードの積み重ねから、クライマックスにむけた不穏な空気を生み出すストーリーテリングは流石の一言です!


 さて、この6巻も空狐もといクーちゃんに、狸の形部もといポンちゃん、オルロックの嫁の狼女ルゥ・ガルゥに悪六郎一派の狢・辻堂マミと、ケモミミキャラが総登場しています。
 クーちゃんとポンちゃんは久々に学生服姿のぶち抜きコマで登場です。(この場面ではケモミミ無いですが・・・)
 
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『タケヲちゃん物怪録』6巻P154(とよ田みのる/小学館)
















 ポンちゃんの台詞『喰い殺す』ですが、これ、単行本1巻収録の第3夜(話)『思いやりって美味いのか?』で、初めて二人が学生姿で登場した時にも口にしているんですよね。(その時は実際に、タケヲちゃんに厳しく当たっていた目黒さんを喰い殺そうとした)
 その時の台詞をここで持ってきて、再びネタにしている所が巧いです。



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撫でやすそうなコンの頭。『東京レイヴンズ-Girls Photograph-』

 人気の陰陽学園ストーリー『東京レイヴンズ』の、ヒロインたちの日常に着目したスピンオフ漫画『Girls Photograph』が6月9日より発売中!
東京レイヴンズ ―Girls Photograph― (ドラゴンコミックスエイジ)
東京レイヴンズ ―Girls Photograph― (ドラゴンコミックスエイジ)

 収録作は次の6編!
 ●「神童」として優等生らしく振る舞っているがゆえに、人と気軽に付き合えないことに悩む鈴鹿のお話――『大連寺鈴鹿の憂鬱』
 ●料理が下手でも「気持ちが大事」と無茶な説得をされて、手料理ならぬ、ただのカップうどんで夏目の気を惹こうとする京子の話――『倉橋京子の恋模様』
 ●「友達がいないんだな」と春虎に馬鹿にされた鈴鹿が、夏目と組んで友達を作る!(式神を友達に仕立てる)お話――『土御門夏目と大連寺鈴鹿の実験』
 ●夏目が京子のことをどう思っているか、について探ったコンの発言が、とてつもなく誤解されてゆく話――『式神・コンの特別』
 ●王様ゲームをネタにした、ヒロインズ総出演の最終話――『陰陽師たちの日常』
 ●陰陽少女・プリティなっちゃん、推参!――『特別幕(おまけ) 土御門夏目の夢物語』


 全体的に鈴鹿と夏目が目立つ短編集ですが、第四話『式神・コンの特別』では、嬉し恥ずかし照れ照れな、可愛い狐の幼女の式神・コンの姿がたっぷり堪能できます。

 第四話では、コンが頭を撫でられるシーンが何度か出てくるのですが(春虎だけでなく京子にも撫でられる)、コンは撫でられる時も、ピン、と狐耳が立っているんですよね。
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『東京レイヴンズ-Girls Photograph-』P115(横山コウヂ・あざの耕平・すみ兵・待田堂子/富士見書房)










 リアル犬だと、頭を撫でようとすると耳をぺこっと横に伏せるようにする印象があるのですが、漫画のケモミミだと耳が立ったままになっているパターンが多い気がします。
 おそらくは、頭の感触と二つの獣耳の感触を同時に味わうことができる、至高の位置関係を生み出すから、というのがあるのかもしれません。

 ・・・まあ、私、狐の頭を撫でたことないので、狐が犬と同じような反応をするのかはよく知らないのですが。
 狐、撫でてみたいよね・・・。



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兎の発情期は激しいらしい。『イナバラビッツ』2巻

 因幡の白兎を祀る縁結びの神社、鳥取・因幡神社に宮司見習いとしてやってきた大国健一と、因幡の白兎の血を引くウサ耳巫女たちとの羨ましい?日常を描く『イナバラビッツ』2巻(完結)が6月6日より発売中です!
イナバラビッツ (2) (ドラゴンコミックスエイジ) 
イナバラビッツ (2) (ドラゴンコミックスエイジ)

 今回はウサ耳巫女たちが発情期・・・もとい、「発情日」に入り、健一は発情した巫女たちに次々と襲われてさあ大変!な状況となっています。
 白兎の巫女たちは祖先の白兎の血を濃く引いているので、激しく発情する兎のように、週に一回ごとに発情日がくるそうなのです。

 元々積極的な性格なのが、さらに強引になる祭(ロングの髪の女の子)のような感じならまだ可愛いのですが、大人しくて欲求を抑制してしまう上に、凶暴な乱兎(らっと)の血を引く純は、発情でおかしくなってしまってこんな風に・・・。
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『イナバラビッツ』2巻P75(千明太郎/富士見書房)














 ふと思ったのが、兎なのに牙があるなあ・・・・と。

 凶暴化を示す表現として、歯が牙のようになるというのは分かり易いものなので、猫・犬・狐・狼などのポピュラーなケモミミキャラではよく使われる表現ですが、よく考えてみると兎だけネコ目(犬歯を持つ)ではなく、ウサギ目(重歯目)なので、歯の構造が異なるんですよね。
 だからウサミミで牙を描くとき、他のケモミミと違う原理を考えた方が良いのかもしれず・・・。

 ウサギの歯は噛み合わせが悪いと尖ってきて自らを傷つけるらしいので、尋常でない状態のウサミミの歯=牙、という考え方もできそうかな?

 以前、『ブレイブルーリミックスハート』3巻の記事で、リス娘・マコト=ナナヤの歯について書いたことがありますが、本来犬歯を持たないケモミミの歯の描き方は、これからも発展の余地がありそうですね。



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