ケモミミ生活 ~獣耳作品情報ブログ~

獣耳のいる生活をはじめてみませんか?
獣耳キャラクターに関連する最新情報と懐かしい情報を織り交ぜて紹介していきます。

※世界で唯一(?)の獣耳評論サークル・S猫出版部のブログです。
※『総解説・猫耳史』『総解説・狐耳史』『総解説・兎耳史』等を頒布しています。
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バニー慰安会は中止。『ストライクウィッチーズ 紅の魔女たち』2巻

 アニメ2期や劇場版に登場するロマーニャの「赤ズボン隊」を中心とする、第504統合戦闘航空団「アルダーウィッチーズ」の活躍を描いたコミック『紅の魔女たち』が3月7日より発売中です!

 ヴェネチア近郊にて出現した人型ネウロイとの接触を図る作戦「トラヤヌス計画」が発動し、現場へと急行するフェルナンディア中尉(リス耳マーモット)、ルチアナ少尉(犬耳グレイハウンド)、マルチナ曹長(犬耳ボロニーズ)の赤ズボン隊三人組と、戦闘隊長・竹井潤子(犬耳白犬)。

 ネウロイとコミュニケーションがとれれば、和平の道も探れるかもしれないということで、マルチナは特に期待している様子でしたが、接触する直前で、人型ネウロイが別の大型ネウロイのビームに消滅させられる事態が発生します。

 調査偵察から一転。第504統合戦闘航空団の総力を結集して、ヴェネチアに迫るネウロイの群を食いとめることになりますが・・・・・・!

 ※ ※ ※

 仮想メカミリ物として見た場合のストパンの特徴として、ウィッチ達が実在の兵器と協働するようなシーンが描かれる点が挙げられますが(例:『ストライクウィッチーズ劇場版・501部隊発進しますっ!』)、本作にもちょくちょくそういうシーンが描かれています。
 第8話の冒頭で竹井率いるウィッチーズの後ろに見える特徴的な三発輸送機は、ロマーニャだからサヴォイア・マルケッティSM.75か82かとも思うのですが、引き込み脚のカタチからするとJu 52っぽい。

 アニメ中もこの組み合わせだったので、そのあたりは忠実に描かれているみたいです。
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『ストライクウィッチーズ 紅の魔女たち』2巻P25(しのづかあつと・島田フミカネ・Project Kagonish/角川書店)








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犬にとって最高の幸せ。『わんこナンバーわん』4巻

 なぜか女子高生に見えてしまう飼い犬・ワン子と、なぜか人生最高のモテ期に突入した、ぱっとしない独身サラリーマン・仲坂康一。

 元カノ、ペットショップの店員さん、財閥のご令嬢、そして猫耳娘に犬耳娘!
 様々な女の子にモテまくる康一も、ついに誰と一緒になるか、決断する時がやってきました・・・!

 犬耳美少女とのラブラブ同居漫画・完結編! 『わんこナンバーわん』の4巻目が3月9日より発売中です!
わんこナンバーわん(4)<完> (講談社コミックス)
わんこナンバーわん(4)<完> (講談社コミックス)

 ワン子の動画を上げてみたり、ワン子の母親を探してみたりと、相変わらずワン子との仲睦まじい日々を過ごしている康一。

 そんな中、クリスマス・イヴに向けて、元カノのエリカが彼氏と別れたことを告白し、もう一度ヨリを戻したいと申し出てきます。
 同時に、ペットショップのリオさんからクリスマス・イヴの夜に康一の本音を聞きたい、という話を受け、さらに西園寺家の令嬢・アイコから、12月24日にデートすることを半ば強引に約束させられます。

 優柔不断な康一は、どの女性を優先するか決められず、トリプルブッキング状態にしてしまって、ワン子に呆れられる始末。

 ワン子自身にとっても、康一が誰か一人の女性を選んだ時、ワン子はもう二度と人間の姿で康一とは会えなくなるため、康一の選択が非常に重要なはずなのですが、ここにきて、ワン子はやや一歩引くような態度を見せるようになります。

 雪が舞い散るクリスマス・イヴの夜、康一が最後に選ぶのは・・・・・・!

 ※ ※ ※

 本作の擬人化の方法、やっぱり凄く独特で工夫されています。

 例えば下のコマ、ワン子とエリカが会話しているように見えるんですが、ワン子が女子高生に見えるのは「康一」視点、または「ワン子」視点のみのはずなので、実際には会話になっていないはずなんですよね(エリカにはワン子は普通の犬に見えているはず)。

 でも、この場面の意味を、後の展開から考えると「エリカとワン子が本当に心を通じ合って、会話している」という風に見ても、決して不自然ではない描写だったりします。

 こういう解釈の余地を残すような擬人化シーンを、効果的に交えているところが、本作が他のケモミミ漫画と一線を画する点と言えるでしょう。

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『わんこナンバーわん』4巻P30(玉越博幸/講談社)














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ケモミミ格闘漫画の新たな地平を切り開く!『キリングバイツ』3巻

 「地上最強の小型哺乳類」――ラーテルの獣人娘である瞳は、人間どころか哺乳類の域からも逸脱した「壺舞螺(コプラ)」の獣闘士――大沼電と激しい死闘を繰り広げます!

 話題の獣人バトル漫画の最新3巻が3月5日より発売中です!
キリングバイツ(3) (ヒーローズコミックス)
キリングバイツ(3) (ヒーローズコミックス)

 2巻から引き続き、無人島を舞台とした多数の獣闘士によるバトルロワイヤル・・・・「獣獄刹(デストロイヤル)」編が続きます。

 紆余曲折あって、獣獄刹に「プレイヤー」として参加することになった超平凡な大学生・宇本。
 獣闘士に移動指示を出すことのできる「プレイヤー」の彼は、(競技上は敵である)知り合いのチータの獣人娘・中西エルザがピンチに陥っているのを見て、瞳をエルザのいるマスへと移動させます。

 瞳を待ち受けるのは、角供財閥所属の凶暴な爬虫獣人(レプティア)の二人・・・・暴走族上がりの「壺舞螺(コプラ)」の大沼電と、元・香港マフィアの女用心棒「守宮(ゲッコー)」の風間楓。

 瞳は一時エルザと共闘関係となり、残虐無比な爬虫獣人たちとの戦いに挑みますが・・・・・・!

 ※ ※ ※

 獣闘士たちが野性の残酷さにあふれているのは当然として、盤上で駒(獣闘士)を動かす「プレイヤー」たちも、かなり人間離れした雰囲気を漂わせているところが、皮肉が効いていて面白い。
 一見淑やかそうな三門財閥の令嬢・陽湖も、青筋を立てて怒りを露わにしたりして、ホラー漫画みたいな表情を見せたりしますし。

 ※ ※ ※

 下のコマに見られるような「獣闘士たちの戦闘術を、実際の動物の蘊蓄に絡めて解説する」という一連の流れも、3巻になってかなり板についてきた感じがします。おそらくは原作者・村田真哉氏の芸風(特に『アラクニド』からの流れ)から来ているのだと思うのですが。

 ケモミミの登場する格闘モノはこれまでにも何作かありましたが、「虚実ないまぜの解説で内容に説得力をもたせていく」という伝統的な格闘漫画のフォーマットを持ちだしてきた、という点が、本作の革新的な部分といえます。
 ケモミミキャラが可愛い役を演じていただけの時代は終わり、伝奇から本格バトルまで、ありとあらゆる役をこなす時代になってきた、ということですね。
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『キリングバイツ』3巻P173(村田真哉・隅田かずあさ/小学館クリエイティブ)














 



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