ケモミミ生活 ~獣耳作品情報ブログ~

獣耳のいる生活をはじめてみませんか?
獣耳キャラクターに関連する最新情報と懐かしい情報を織り交ぜて紹介していきます。

※世界で唯一(?)の獣耳評論サークル・S猫出版部のブログです。
※『総解説・猫耳史』『総解説・狐耳史』『総解説・兎耳史』等を頒布しています。
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ついに明らかになるアルパカのえと娘「パカたん」!?『えとたま』3巻

 映像集団・白組とコンテンツ制作会社タブリエ・コミュニケーションズが展開する干支娘アニメ『えとたま』のコミカライズ版もついに完結! 最後の3巻目が1月26日より発売中です!

 干支の動物神・「干支神」になることを狙う、猫属の娘・にゃ~たん。
 秋葉原のメイド喫茶に勤めるかたわら、人間から萌えと感謝のパワー・萌力(ソルラル)を集めて、現干支神たちを打倒する!・・・・・・はずだったにゃ~たんですが、あまりにもダラけていたことと、あとパートナー(?)のタケルが全然萌えに興味が無いせいで、干支神打倒どころか、通常の変身をする萌力さえも無くしてしまいます。

 それを見かねた寅の干支神・シマたんが、にゃ~たんを鍛えなおすため、自分のバトルステージににゃ~たんを連れていきますが・・・・・・。

※ ※ ※

 怒涛のナンセンス&シュールギャグが展開される本作。

 これまで常識人は唯一ウリたんだけ、といった感じだったのですが、今回だいぶまともな性格をしているシマたんが加わったことで、少しは落ち着いた雰囲気に・・・・・・。
 と、言いたいところですが、新たに登場した酉の干支神・ピヨたんや、前回から登場のキーたん(申)とイヌたん(戌)がかなりボケに加わっているので、カオスが収まるどころかさらに加速する状況になっています。

 どうやって収束するのか見物だったのですが、なかなかの力業で本作らしく素敵にまとまっているので、『えとたま』ファンの方は一読をオススメしますよ。

※ ※ ※

 第1話からさんざんネタにされてきた、タケルの妄想の中にいるアルパカのえと娘「パカたん」ですが、今回、ついに立ち絵や設定まで付いてきて、さらには最終エピソードにまで登場しています。パカたんの設定を見たい人は単行本のカバーをめくってみるとよいかと。

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『えとたま』3巻表紙カバー下(氷野広真/吠士隆&是空とおる/白組&タブリエ・コミュニケーションズ/KADOKAWA)











 アルパカっ娘をネタにしたのは本作がさきがけだと思うのですが(2014年~)、その後、アプリゲームの『けものフレンズ』(2015年~)でもアルパカっ娘が登場するようになり、何気に注目の獣っ娘属性なのかもしれません。



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「そ~しょくどうぶつの~ひとりとしてうまれて~♪」(by四不像) 『封神演戯』3巻

森田季節氏が独自解釈で超有名古典をラノベ化する! ダッシュエックス文庫版『封神演戯』完結編3巻が1月22日より発売中です!
最終巻の表紙は四不像(スープーシャン)と太公望のペア。なんだかこれでは四不像がヒロインみたいですね!(実のところ、本作で一番の太公望とウマの合っているヒロインかも?)

いつもながらのグダグダなノリで崑崙(こんろん)vs金鰲(きんごう)の仙人同士の戦争を舵取りする太公望たち。
ウイルス型宝貝にやられて壊滅寸前の崑崙をあの手この手で補強し、口八丁手八丁で呂岳の勢力を挑発し、「サッカーの試合に金属バットを持ち出す」ような非体育会系的奇略で敵を翻弄する太公望。
しかし、そんな奇策が一切通用しない純粋パワーファイター・聞仲がついに崑崙に進撃!

本シリーズでも随一の、激しいバトルが繰り広げられることになります!
珍しく覚悟を決めた太公望と共に闘うのは、哪吒と・・・・四不像!
闘いの行方はいかに!?

※ ※ ※

最終巻のケモミミとしては四不象の他にも狐耳尻尾な妲己が登場し、彼女もなかなか独特のキャラなのですが、今回はケモミミ娘として描かれるのが珍しい四不像にスポットを当ててみたいと思います。

四不像は一応実在する動物で、その姿は「鹿っぽい角に、馬っぽい顔を持った獣」という風に言われます。本作の四不像はどっちかというと見た目鹿娘っぽいのですが、性格的には馬と鹿の要素が合わさって、バカっぽい雰囲気のキャラクターになっているところが特徴です。
(実際の態度や行動を見てるとそんなに頭は悪くなさそうで、あくまで雰囲気だけ能天気っぽい)

日本のサブカルチャーで『封神』モノをやる場合、藤崎竜の『封神演義』が絶大な影響力を持っているため、そこから離れるのがなかなか難しいのですが、本作でも四不像のキャラは藤崎作品の影響を受けてしまっている感じです。
とはいえ、この最終巻(特に聞仲とのバトル)で影響力をだいぶ振り切った!感はありますね。


犬だけどミケです。『いぬミケ』

人間のような姿をしているわんこたちと、ぼやっとした感じの大学生・幸久の日々を描く、『いぬミケ』の初単行本が1月23日より発売中です!

幸久は猫好きの大学生。
ある日、道端で薄汚れた幼い三毛猫と遭遇した幸久は、あまりにも頼りなげな様子の三毛猫に心を動かされ、つい連れて帰ってしまいます。
「ミケ」と命名して、本格的に飼うことに決めた雪久。さっそくミケをお風呂に入れてきれいにしてみると・・・・・・実はミケは猫じゃなくて犬だったのでした!

犬でも猫でもまあ問題ないということで、猫じゃらしで遊んだり、ネズミや魚の玩具を与えたりして、猫のようにミケを可愛がる幸久ですが・・・・・・。

 ※ ※ ※ 

本作、犬が人型をしているのですが、以前に紹介した『にゃんこデイズ』『ぬこづけ!』とは異なり、犬が本当に人型をしているのではなく、『綿の国星』的な動物の擬人化(本当は動物の犬だけど漫画的に人間として描いている)なのかなと考えます。
にゃんこデイズ (1) (MFC キューンシリーズ)
たらばがに
KADOKAWA/メディアファクトリー
2015-12-26




その根拠としては、(1)猫は完全な獣の猫として描かれている (2)にもかかわらず、雪久は犬のミケを猫と間違える、という描写があることです。犬が人型をしている世界なら、獣の猫とは間違えにくいと思うので・・・。あと、作中では犬たちは人間の言葉をしゃべらないところも、擬人化説を裏付けているかも。

でも、わんこたちに普通に洋服を着せたりしているところが、なんとも判断に迷うところ。まあ、犬に服を着せる人は多いので、そのあたりは擬人化説でも説明できそうかな?

 ※ ※ ※

 犬に「ミケ」って名付けるのは、猫っぽくて変・・・という気もしますが、実は意外とそういうわんこがいたり。
 犬耳ライトノベルのはしりである『名犬ミケは左きき』の犬っ娘ヒロインが「ミケ」ですしね。あと、『HUNTER×HUNTER』にもそういう犬がいたはず。



 『いぬミケ』では犬に猫っぽい名前をつけることで、猫と犬の両面性を持たせるということを意識してやっていて、興味深い手法だなあと思いました。

 犬と猫だと「コマ」が共通して使える名前だったりしますが(犬の場合は狛犬のコマ、猫の場合は鍋島の化け猫のコマ)、わざと片方の動物にしか使えない名前を付けてみるというのもアリなんですね。



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