ケモミミ生活 ~獣耳作品情報ブログ~

獣耳のいる生活をはじめてみませんか?
獣耳キャラクターに関連する最新情報と懐かしい情報を織り交ぜて紹介していきます。

※世界で唯一(?)の獣耳評論サークル・S猫出版部のブログです。
※『総解説・猫耳史』『総解説・狐耳史』『総解説・兎耳史』等を頒布しています。
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きつね娘、2年生になりました。『きつねとパンケーキ』2巻

独身男性の元に突然やってくる、動物の耳と尻尾の生えた女の子・・・獣娘(けものこ)がいる世界を舞台に、狐の獣娘「紺乃(こんの)」と保護者の「和己」の日常を描く、ほのぼの疑似父娘漫画『きつねとパンケーキ』が3月7日より発売中です!

「神かくし」の反対、「神拾い」によって、動物の耳と尻尾の付いた不思議な女の子・・・獣娘(けものこ)を拾うことがある世界。
31歳のフリーデザイナー・和己は、3年前に狐の獣娘の紺乃、通称コンちゃんを拾って育てています。

ちょっとドジでわがままだけど、元気いっぱいなコンちゃん。
彼女もついに第14話から2年生になりました!
(サザエさん時空じゃなくて、連載時期とリンクしてリアルタイムに成長するみたいです)

クラスメイトのユメちゃん(狸の獣娘)、バルちゃん(狼の獣娘)とも一緒になって、父の日のお祝いに張り切ったり、プールで泳いだり、動物園に行ったり、和己のお見合いについて行ったりと、とにかく賑やかな日々を過ごしていきます。

そんな中で、和己はコンちゃんの出生の秘密を知るらしい女性・恵那に会ったり、「早く一人前になること」にこだわる獣娘たちの不思議な習性を知り、「獣娘とはいったい何なのか?」という謎がさらに深まっていくことになりますが・・・・・・。

※ ※ ※

小学生の獣娘たちのキュートな姿が満載で、それだけでも十分すぎるくらいなのですが、一つのケモミミ漫画として見ても挑戦的な描写が多くて素敵な作品です。

獣娘用シッポ抜き付きスクール水着といったガジェットも素敵なのですが、個人的に面白かったのは、動物園で本物のキツネと話すコンちゃん、というこの図。
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『きつねとパンケーキ』2巻P71(遠山えま/芳文社)





猫耳キャラに関しては「猫耳娘が猫を抱く」という構図がわりとあるのですが、狐耳キャラが本物のキツネとコラボする構図はあまり見かけないので興味深いです(狐耳キャラが本物の狐に変身するパターンはわりとありますが)。

第17話の動物園エピソードは、そもそも和己が獣娘を動物園に連れて行くことにためらいを見せたりと、他のケモミミ漫画にはない観点で独特の雰囲気を作り上げています。



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妖狐同士の内部抗争!『妖狐(いぬ)のおまわりさん』3巻

人の思念が妖怪となり、夜な夜な害をなす妖東地域。

これまで妖東で起こる数々の怪奇事件を解決してきた、正義に燃える人間の巡査・水卜愛秋と、人の世に生きる妖狐の巡査・東狐(とっこ)のコンビですが、今回、巨大な陰謀に関わる誘拐事件に挑むことになります!

『妖狐(いぬ)のおまわりさん』完結編3巻が2月29日より発売中です!

3巻は、人間をだましてとんでもない場所に連れていく化け狸(傘差し狸)を、県警本部で詰問する場面から始まります。

あくまで昔ながらのいたずらだと主張する傘差し狸に対して、人間社会からは見過ごすことはできないのだと説明する県警の「捜査零課(妖怪対策課)」の捜査官たち。

そんな中、化け狸が大勢の仲間を県警に連れ込んで脱走騒ぎを起こし、その現場に妖東交番勤務の新米巡査・水卜愛秋と、先輩の東狐(とっこ)巡査が居合わせることになります。


そんな騒動がひと段落した後、今度はいたずらでは済まない本物の誘拐事件・・・妖怪による子供の「神隠し」が発生します!

大勢の協力が必要な広域捜査のはずなのに、なぜか警察庁の「捜査零課」が、全て自分たちが取り仕切るからと本庁の関係者以外の人間を全てシャットアウトしてしまいます。

妖東で10年前に起きた誘拐事件とデジャヴするような状況、かつ、10年前の捜査にも本庁捜査零課の「狐ノ宮」室長が関わっていたことを知り、愛秋と東狐は狐ノ宮室長が怪しいと踏んで独自の追求を開始しますが・・・・・・。

 ※ ※ ※

「妖怪による子供の連れ去り」という話を、まずはドタバタ劇のような化け狸の話で出しておいてから、本格的な誘拐事件につなげていく流れや、最終話での伏線の回収の仕方など、構成の工夫が感じられる3巻です。

妖怪物の狐耳キャラクターにみられる傾向として「狐同士で争う」という要素があるのですが、本作でも東狐は他の妖狐と戦うことになります。
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『妖狐のおまわりさん』3巻P114(宮尾にゅん/KADOKAWA、エンターブレイン)





女性向けコンテンツでは『妖狐+LOVE×KISS!』などが「狐同士で争う」要素を持った作品ですね。

妖狐+LOVE×Kiss! 1 妖狐シリーズ
赤羽チカ
株式会社宙(おおぞら)出版
2015-06-05


化け猫や化け狸なんかは、お互いに争うという場面はあまり見ないです。
妖狐に階級があることから権力闘争的な構図を作りやすい点とか、妖狐の伝説に「葛の葉」と「玉藻の前」という善悪二面性があることから、善悪の狐が争うという流れになりやすいのかもしれませんね。



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狼の本性が出てしまうホロ。『狼と香辛料XIII』(コミカライズ版)

キュートなケモミミ美少女に定評のある小梅けいと氏による、傑作獣耳小説『狼と香辛料』のコミカライズ13巻目が3月27日より発売中です!

原作15巻に当たる物語が描かれます。

鉱山の乱開発を行うデバウ商会が管轄する、「北の地」のレスコの町にたどり着いたロレンス&ホロ。

デバウ商会が近々戦争を起こすつもりだ、とか、鉱山の利益を狙う荒くれ者たちが集まって治安が悪いとか、レスコの悪い噂しか聞いていなかったロレンスにとって、自由と活気に満ちあふれるレスコの町の雰囲気はあまりにも意外でした。

税金や関税をとらないのに財政が潤っている理由、そしてなぜか町に傭兵団を駐留させているデバウ商会の儲けの仕組みが気になりながらも、ロレンスはホロの古い知人の名を冠する「ミュール傭兵団」への接触を図りますが・・・・・・。

※ ※ ※

今回はホロが物を食べたり酒を飲んだりしているシーンが多め。
(ホロはいつも食べてばかり、といえばそうなのですが・・・・・・)

ホロが物を食べている時の、フードの中の耳の動きがなかなか楽しいです。

高価な蒸留酒を舐めている時はそうでもないのですが、肉を食べている時は狼の本性が出てしまうのか、フードの中で明らかに耳が動いています。
こういったビジュアルな内面描写できるのが、コミカライズならではですね。
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『狼と香辛料』コミカライズ版13巻P109(小梅けいと・支倉凍砂・文倉十/KADOKAWA)







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