ケモミミ生活 ~獣耳作品情報ブログ~

獣耳のいる生活をはじめてみませんか?
獣耳キャラクターに関連する最新情報と懐かしい情報を織り交ぜて紹介していきます。

※世界で唯一(?)の獣耳評論サークル・S猫出版部のブログです。
※『総解説・猫耳史』『総解説・狐耳史』『総解説・兎耳史』等を頒布しています。
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猫の日を機会に、良質の猫耳メイド成分を摂取しよう! 『エレナの炬火』2巻

猫耳メイドに定評のある、れおはりう氏改め小板玲音氏が『青騎士』で連載中の『エレナの炬火』。
待望の単行本2巻目が2月20日より発売中です!!

これまで連載分についていくつか感想書いていますので、各話の詳細は下のリンクへ。


単行本では最新話である第10話と、エレナの友人サナが語るイントロダクションが追加されています。

私が特に一読をオススメしたいのは第9話。
子供ながらに紫蘭館の仕事を頑張る双子姉妹スオラとソケリの話ですが、第9話の時の記事でも書いたように、この9話を読むことで過去の回でスオラとソケリの登場している場面の見方が変わるんですよ!
区別がつかないくらいそっくりな二人だと思っていたのが、二人とも結構違うことに気付く。
未読の人はぜひ1巻の最初から読んで、この感覚を体験しましょう!
※ ※ ※

残りの第10話は戦争の外傷で7年間眠っていた男性が目覚める話。
紫蘭館の皆が浮ついたのもつかの間、男性は何かに思い悩み、これ以上治療やリハビリを受けることなくとにかく故郷に帰りたいと意思表示をします。
皆が「彼は死にたがっている」と予感する中、エレナが館を代表して、ヴィーリとともに男性を故郷まで一旦送ることにしますが――

「死にたがっている人に対して何ができるか」という、またも非常に重いテーマを真正面から描いた話です。
答えが見いだせない息の詰まる雰囲気が続く話なのですが、その雰囲気を猫耳・尻尾成分が中和して、読みやすくしています。(特に尻尾のみ描かかれているコマの効果が良い)

第1話の感想でも書きましたが「猫耳漫画」であるおかげで、より多くの人にこの作品のテーマが届くようになっていると感じます。猫耳の一つの効用はまさに「とっつきづらい話を読みやすくする」所にあるのですね!

※ ※ ※

物語の雰囲気と仕掛けが素晴らしくその部分だけでも一級の作品ですが、
内容の80%くらいの絵がクラシカルな猫耳メイドなので、美麗で可愛い様々な猫耳っ娘たちの姿を堪能するだけでも、本書の価格の数倍くらいの価値があります。
猫耳メイドが好きな人は迷わず買いです!

キツネ耳アニメの感想。『戦国妖狐』第4話~第6話

たまのトレードマークはそういえば大根だったな・・・ということを思い出させてくれるアニメ版!

●第四話 迅火と人間

この宣伝にも使われているドヤ顔たまが可愛すぎてヤヴァいのですよ。

たまは色々強引で無茶苦茶な部分はありつつも、とにかく真っ直ぐなので、支えて応援したくなるところは、いかにも水上作品らしいヒロインであります。アニメもちゃんとあの長い台詞をきっちり演説している所(特に子供に言って聞かせる場面)が良い。


●第五話 氷岩

『戦国妖狐』の「戦国」要素が見え始めてくる話。
原作はキツネ耳バトル漫画なのだけど、剣豪将軍・足利義輝がちゃんと出てきてちゃんと活躍する数少ない戦国時代漫画でもあるので、歴史好きとしてはアニメでその部分がちゃんと描かれるかも期待なのですよ!

あと本作で好きな点は「龍」がマジで桁違いに強いことをしっかり表現してくれるところ。
東洋西洋限らずファンタジーで龍が出てくるのは定番だけど、やっぱり龍は人の常識では計れないくらいに強くないと!と思う人間なので。
原作漫画は驚異のコマ割り・ページ表現(単行本2巻・P144)で神雲の桁違いの強さを表現していたけど、アニメ版も灼岩の横を吹き抜ける突風、の表現を巧く使って再現しようとしているのが好印象でした。


●第六話 ふこう

「ふこう」の話と「猩々の酒」の話は原作と順番が逆になっていますが、流れ的にはこれでも全然違和感ないですね。
道錬が出てくると本作のワクワク感が加速してきます。
『戦国妖狐』は水上作品の中でも「好戦的な奴らが集って死闘を愉しむ」感が凄く強いのですが、道錬はその「好戦的な奴ら」の代表格ですから。

とはいえ、この第六話はこれまで今まで息もつかせぬバトルバトルバトルな展開だったアニメ版ではわりとバトル少なめの回で、「ふこう」の闇の話は原作よりもイメージが膨らむような内容になっています。こういう寂しげなシーンの演出がアニメは良い感じです。

物語が原作通りなら、次の7話・8話あたりが一つの山場のシーンになるはずなので、そこがアニメでどう描かれるのか楽しみですね!

 

何気にわりと働くネコ!(ちゃんと働いてはいない)『ヤニねこ』3巻

毎日わずかなシケモクを延々と吸い続けながら自堕落な生活を送っている猫獣人・・・通称ヤニねこ!
でも流石にお金が無くなった時には働くのです!
話題沸騰中の超自堕落系ネコミミ漫画『ヤニねこ』の3巻目が2月6日より発売中です!
ヤニねこは、日がな一日煙をくゆらせて、その日暮らしをしている超ヘビースモーカーの猫獣人フリーター女。
一見無職ニートのような生活をしていますが、煙草を買う金が無くなれば、彼女もちゃんと(?)バイトや派遣仕事をするのです。

今回は「働くネコたち」の労働の日々を描きます!
※ ※ ※

自堕落日常漫画のノリは変わっていませんが、今回ヤニねこをはじめ皆が働く描写が多めで、マンネリ感無く巻ごとに日常の新たな一面が描かれている点が素晴らしいです。

面白いのは、派遣バイトをする獣人たち(ヤニねこ含む)が微妙にダメなのは恒例なのですが、彼女らに依頼している派遣先もまあまあダメなところが目立つ点で、「登場人物全員、悪い奴ではないんだけどなんかダメ」という本作の特徴が良く出ています。

※ ※ ※

創作関係者あるあるのダメさを象徴する字書き猫の話が、今回多めなので私的に満足。

描写やキャラクターのエキセントリックさが目立つ本作ですが、相変わらず猫獣人たちの猫っぽい仕草が特徴的で、ネコミミ漫画としても見逃せない表現の多い作品です。
一つ気に入っているのが、静江さんや妹子ちゃんが目の前に飛んできた虫を「つい捕まえてしまう」という仕草。
上品で一見猫っぽさが全然ない猫耳女性が、「虫を捕まえる」という野性味あふれる行動をするところがギャップがあって好きなのです。


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