ケモミミ生活 ~獣耳作品情報ブログ~

獣耳のいる生活をはじめてみませんか?
獣耳キャラクターに関連する最新情報と懐かしい情報を織り交ぜて紹介していきます。

※世界で唯一(?)の獣耳評論サークル・S猫出版部のブログです。
※『総解説・猫耳史』『総解説・狐耳史』『総解説・兎耳史』等を頒布しています。
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人外×少女のハートフル&ガールズラブ漫画!『ぼっち怪物と盲目少女』

人間からも怪物からも仲間外れにされ、孤独に生活していたぼっち怪物。
ある日、目の見えない少女と出会った怪物は、少女に「自分は旅人だ」と嘘をついてしまい、とりかえしのつかない事態になっていきますが・・・。

人外×少女のハートフル&ガールズラブな漫画『ぼっち怪物と盲目少女』が7月18日より発売中です!

鋭い爪、片方だけの角、背ビレに鱗に尻尾、そして獣の耳。
人型をしているけれど、人とは大きく姿の違う怪物は、普通の人間からも他の怪物からも仲間外れにされ、独り寂しく森で暮らしていました。

ある日、怪物は森の中で人間の少女に出会います。
普通は怪物の姿を見て、人間は逃げていくものなのですが、少女は怪物を見て怖がりません。

・・・というより、少女は盲目で、怪物の姿が見えていなかったのです。

普通の人間のように少女に話しかけられた怪物は、「友達になってくれるかも」と淡い期待を抱いてしまいます。
その気持ちを抑えられなくなった怪物は、少女に「自分は旅人だ」と嘘をついてしまうのでした。

それから頻繁に会うようになった怪物と少女。
森からほとんど出たことが無い怪物は、少女に嘘の旅の話をして自分の事を誤魔化しますが、そのたびに罪悪感に苛まれます。

そして、二人の関係を変える決定的な事件が発生するのですが・・・!

※ ※ ※

全四話のうち、前半の二話はお伽話風の展開で、後半二話は百合っぽい展開になります。
あらすじから想像するところとは結構違った感じの展開になるので、ぜひ一読することをオススメします。

怪物こと「ヒース」は、鱗やヒレがあったりして海洋生物っぽい外見なのですが、頭に生えているのは「獣耳」だと作者からも解説されていますので、ケモミミ作品として紹介させていただきました。
陸上生物と水棲生物のキメラ的なところが「怪物」らしさを高めているといえそうです。

少女よりも怪物の方がグラマーである点とか、いろいろギャップ萌え・カップル差萌えの多いガールズラブ作品ですので、そのあたりが好きな人はぜひ。



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馬耳&狐耳アニメの感想~『セントールの悩み』第2話/『縁結びの妖狐ちゃん』第3話

注目している今期ケモミミアニメの感想です。

●『セントールの悩み』第2話
「美しさって、諸刃の刃ナノであった。」
「水に生きる水人(みずのひと)、陸に生きる山人(やまのひと)ってまんまじゃん。」

原作の単行本に収録されている順番にやっていくわけではなくて、前後したり抜けたりするんですね~
TVアニメでやるにはちょっと過激なネタ(原作第0話)や、原作発表当時の時事ネタで今では少し分かりにくくなった話(第4話)が飛ばされる傾向にあるのかな?

「水に生きる~」の話。
アニメが放映されている今が夏真っ盛りなのに、真冬の新春号に収録されていた「第七話」をアニメでやるのは変な感じだ、と思いつつも、ちゃんと夏らしい話に繋がるのでエピソードのピックアップの仕方が巧いなあと思ったり。

話の流れはアニメも原作もほぼ変わらないのに、アニメは印象がかなり変わっている感じがするので、やっぱりアニメと漫画の表現の差異って凄いのだなと改めて実感させられます。

※ ※ ※

●『縁結びの妖狐ちゃん』第3話 誓いの宝物

1話、2話がスラップスティックな展開だったので何が起きているのかよく分からない・・・とりあえずスース可愛い、という感じだったのですがここでようやく、何が目的になっている話なのかぼんやりと見えてきました。

・人間と妖怪には寿命差がある。
・寿命を超えて共に居続けるために「転生の縁結び」をする必要がある。
・妖怪砂狐のハン王子と、人間のレキ将軍は「転生の縁結び」により現代で結ばれるはずだったのだが、何らかの事情で妨害されている。
・「転生の縁結び」を成就させようとしているのが塗山スース。そこに首を突っ込んで何か報酬を得ようとしているのが自称「史上最強の道士」白月初。

・・・という感じでしょうか?
寿命差や転生のすれ違いは好きなテーマなので、これからの展開にさらに期待ですね。

※ ※ ※

スースは狐で、ハン王子も狐の妖怪のようですが、耳の形がそれぞれの一族で違うのがちょっと気になる描写。
「同じ動物の獣耳だけど、一族ごとに形の違いがある」というのは、このアニメ以外だと『グランゾート』くらいしか例が無いです(月の住民は皆ウサミミだけど、部族ごとに微妙に形が異なる)。




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過酷な迷宮の数少ない癒し系ウサミミキャラ(でも圧死する)。『ジェノサイド・リアリティー 異世界迷宮を最強チートで勝ち抜く』1巻

レトロゲーム(3DダンジョンRPG)の世界に教室ごと転移するという異変が発生!
そのゲームをやりこんでいた真城ワタルは一人で密かにダンジョンの攻略を進めて、他の人間に対する圧倒的アドバンテージを得ようと画策しますが・・・!

小説家になろう発のデスゲーム・ファンタジー『ジェノサイド・リアリティー 異世界迷宮を最強チートで勝ち抜く』、書籍版1巻が7月14日より発売中です!

突然の地震により、1年F組は教室ごと異世界の薄暗いジメジメしたダンジョンの真っただ中に転移しました。
凶悪なトラップやモンスターによりクラスメートが次々と犠牲になる中、真城ワタルはこのダンジョンが古い3DダンジョンRPG『ジェノサイド・リアリティー』、通称『ジェノリア』と全く同じであることに気づきます。

攻略サイトを作るほど『ジェノリア』をやりこんでいたワタルは、このダンジョンのレアアイテムやレアイベントが限定された数しか存在しないと仮定すると、真っ先にダンジョンを攻略した人間が圧倒的なアドバンテージを得るはずだと考えます。

他のクラスメートたちが一応安全に見える「街」への拠点づくりに奮闘する中、ワタルはクラスメートたちを欺いて、一人、ダンジョンの奥深くへと足を踏み入れますが、、、

※ ※ ※

ゲームに似た異世界に行ってゲームの知識で無双する、という近年よく見かけるタイプの設定ではありますが、本作はデスゲーム要素が非常に色濃く織り込まれているのが独特です。

主人公のワタルも「みんなで協力して脱出する」などとは少しも考えない、かなり利己的な人間として描かれますし、過酷な生活を続けるうちにクラスメートたちの人間不信や異常性もどんどん高まってくるような描写がされています。

Web版を読んだ印象では、この書籍版1巻より少し後の章からデスゲーム的な雰囲気が増してきて面白くなる感じです。

※ ※ ※

作中で描かれるRPG『ジェノサイド・リアリティー』のモデルは『ダンジョンマスター』+『ウィザードリィ』のようです。
特に呪文と階級システムはほぼダンマスですね。

少し前の記事で「そろそろMMO-RPGネタの小説は若い読者が分からないかも」と書いたけど、レトロゲームネタの方が(リメイク作などで話題になったりする機会がある分)むしろ通じるかもしれないのか、、、

※ ※ ※

『ジェノリア』の世界に住むNPCとして「ラビッタラビット」と呼ばれる兎系種族の少女、アリスディア・(中略)・ディアナが登場します。

本名がとても長いため、ワタルからは「ウッサー」というかなり適当な名前で呼ばれます。
(このあだ名も実は『ダンマス』の人外キャラの一人「ヒッサー」からとってるのですかね?
 ちなみにヒッサーは「ラノベ初(唯一?)のリザードマン系主人公」であったりします)
 
小説 ダンジョン・マスター (電撃文庫)
幸田 佳子
メディアワークス
1993-08


天然っぽい性格で、「~デス」「~マス」と語尾がカタカナになる、この過酷なダンジョン小説では数少ない癒し系キャラなのですが、『ジェノリア』ゲーム中イベントでは罠によってあっさりミンチになってしまうらしく、無事生き残ることができるのか心配ですね、、、



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