ケモミミ生活 ~獣耳作品情報ブログ~

獣耳のいる生活をはじめてみませんか?
獣耳キャラクターに関連する最新情報と懐かしい情報を織り交ぜて紹介していきます。

※世界で唯一(?)の獣耳評論サークル・S猫出版部のブログです。
※『総解説・猫耳史』『総解説・狐耳史』『総解説・兎耳史』等を頒布しています。
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猫又の駅長さん!『クロミケ妖奇譚』1巻

電車の運転士になりたかったのに、鉄道会社の険悪な事務方に回されて、精神を壊してしまった男。
自殺しようと決意した彼は、死に場所を探して乗り込んだ列車で不思議な場所に降り立ってしまい、そこで奇妙な猫耳少女と出会いますが・・・。

鉄道妖怪奇譚『クロミケ妖奇譚』の初単行本が9月12日より発売中です!

宮沢ジョウジ31歳は、子供の頃から電車の運転士になるのが夢。
夢のために鉄道会社に入社したものの、運転士ではなく事務方に回された上、嫌味な上司から毎日パワハラを受けて完全に精神を病んでしまいました。

思い悩んだジョウジはついに自殺することを決心し、死に場所を探して鉄道を乗り継いでいった末に、田舎の無人駅に辿り着きます。

そこで彼は猫耳娘のコスプレ?をしたゴスロリ着物の少女を見かけるのでした。

どうしても気になって彼女の行く先についていくと、そこはもう一つ別の駅で、「特別夜行列車・猫又駅行」と案内が掲げられた、謎のEDR型電気機関車が停まっています。

子供のような駅員や集まっていた周囲の人々に促されるがままに「猫又駅行」の電車に乗り込んだジョウジ。
そこには、あの猫耳コスプレ少女もいました。
ジョウジは現実とは思えない幻想的な夜の車窓に心を奪われ、死にたい気分もだいぶ薄れていくのですが、、、

しかし、ジョウジは行先の「猫又駅」がどういう場所であるのか、何も知らなかったのです・・・!

※ ※ ※

「猫耳娘」と「鉄道」がテーマになっている物語で、この組み合わせでは他に『てるみな』『異世界駅舎の喫茶店』という作品がありますが、それぞれ切り口がだいぶ異なっています。

異世界駅舎の喫茶店 1 (MFC)
神名ゆゆ
KADOKAWA / メディアファクトリー
2017-05-22


『てるみな』がいわゆる「乗り鉄」の視点、『異世界駅舎の喫茶店』が駅グルメの視点で描かれているのに対して、本作『クロミケ妖奇譚』は運転士や鉄道運営の視点に若干寄っています。

あとは観光業で成り立っている妖怪の隠れ村、という点から、妖怪村おこし漫画『【急募】村長さん』とも共通点が見られますね。


本作『クロミケ妖奇譚』は上に挙げた作品群よりも、妖怪要素やダーク要素が強くなりそうな雰囲気があって、最終的な着地点はかなり異なった所になる可能性があります。今後の展開に注目ですね。

※ ※ ※

本作の最大の魅力は「~ちゃ」「~やっちゃ」みたいな富山弁で喋るツンデレ猫又娘のクロミケ。
ジョウジはなぜか彼女に「飼い主」認定されるのですが、猫にとっての「飼い主」は「自分の世話をしてくれる下僕」の意味らしく、ジョウジはさんざん振り回されることになります。

下のコマのように猫耳娘の髪をブラッシングするというのは、個人的にかなりツボに入るのですが、こういう描写のある猫耳作品は意外と少ないので貴重です!
photo_1080





















『クロミケ妖奇譚』1巻P72(ロクザキ/小学館)


懐かしの猫耳ギャルゲー『ひざの上の同居人』には「グルーミング」というコマンドがあったのですが、その後の猫耳ゲーでそういった機能が実装されているのを見たことがないので(「撫でる」は多いのですが)、「猫耳娘をブラッシングする」という描写を好む人はあまり多くない、ということなんでしょうね~

この『クロミケ妖奇譚』を起爆剤として、普及すれば良いと思います、、、




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ふくねこが見えなくなる日。『ふくねこ』2巻

福猫町に引っ越してきた女子中学生・海子のもとにやってきた、どう見ても女の子にしか見えない不思議な猫「ふく」。

どうもふくは、海子のことを亡くなった曾祖母と勘違いしているようなのですが・・・。

ほっこりする不思議な猫耳漫画『ふくねこ』の2巻目が9月12日より発売中です!

東京から「都内から電車で一本」という微妙な田舎・福猫町に引っ越してきた中学二年生の海子。
彼女はそこで、おかっぱ頭で猫の耳が生えた女の子「ふく」に出会います。

どうやらふくは他の人には普通の黒猫にしか見えないらしく、海子は不思議に思いつつも「こういう猫なのかな?」と現状を受け入れることに。

もともと「友達がいない場所だから」とあまり引っ越しに気乗りしていなかった海子は、ふくとの出会いによって他にも「猫が人に見える」同級生と出会うことになり、人とのつながりが増えていきます。

だいぶ新生活にも慣れてきた海子ですが、ひとつ気がかりなことが。
それは、ふくが自分のことを亡くなった曾祖母と勘違いしているらしいこと。
いつか本当のことを言わなければと思いつつも、ついつい言いそびれてしまうのですが・・・。

※ ※ ※

1巻では猫の擬人化なのか本当に人型をしているのかはっきりしなかったのですが、2巻では福猫町にリターン就職した美術部の顧問・沖虎之介の話から、「ふくねこ憑き」と呼ばれる状態にある人間が「ふくねこ」と呼ばれる猫を人型として見て、会話することができる、という事情が明らかになります。

つまるところ、ふくも含めた「ふくねこ」たちはみんな真の姿は猫なので、行動は完全に猫のそれです。
下のコマのように突然大声を出してふくねこの集団に近づくと、まさに猫らしく、一斉にバッと逃げ去ってしまいます。(一番右端の、普段はハイカラお嬢様な雰囲気のふくねこ「あずき」も、こういう場面での行動は猫です)
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『ふくねこ』2巻P78(松沢まり/双葉社)


本作のふくねこたちの姿の特徴として、尻尾をみんな上に向かって立たせているという点があるのですが、これはおそらく本物の猫が尻尾を立てて歩いている姿を、そのまま二足歩行の姿に写しているからなんでしょうね(つまり、ふくねこたちは人としての性質よりも猫としての性質の方が強い)。



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意外な感動を呼ぶ、アナログゲーム漫画最終巻!『チェックめいと! 魔王さん手番ですよ!』3巻

「どうだね勇者よ・・・我と共に世界の・・・・・・アナログゲームで遊ぼう!!」

アナログゲームが大好きだけど対戦相手がいなくて寂しいお子様魔王は、世界征服よりもゲームがしたい!
でも、なぜ魔王はそんなにゲームにこだわるのか。
そこには重大な秘密が・・・!

実在のアナログゲームで戦うゲーム漫画『チェックめいと! 魔王さん手番ですよ!』の最終巻3巻目が9月12日より発売中です!

王国歴78年。
魔王とのアナログゲーム勝負で再びやられてしまった「勇者」は、剣を奪われてしまい、魔王の城に入ることさえできなくなってしまいました。

これまで色々協力してくれた「猛獣使い」は、自分を差し置いてお姫様にこだわる勇者にヤキモチを焼いたのか、勇者を叩きのめして自分だけで魔王と遊ぼうとします。

もはやゲームで遊ぶことが目的になりつつある勇者・魔王&蝙蝠猫・お姫さま・猛獣使いの面々。
そんな中、本当に魔王を倒すべく、とある人物が魔王城にやってきて、愉しいゲームの時間が終わりを告げようとしていました・・・!

※ ※ ※

ひきつづきアナログゲーム対決が繰り広げられます。
ドラゴン絵合わせカードゲームの『ダンシングドラゴン』、ローカルールの大富豪『小貧民』、鬼ごっこ型スゴロクゲーム『ヒューゴ』、そして最終話を飾る連想カードゲーム『ディクシット』が今回のネタです。




これまで通り、ゲームで遊ぶ魔王たちの姿を見るだけで「このゲームやってみたいなあ」と思わせてくれる漫画なのですが、3巻は『ディクシット』のカードの絵からお姫様や勇者、猛獣使い、そして魔王やの心境を連想させるという手法により、単なるゲーム漫画の枠を超えた感動的な物語に仕上がっています。

キツネたん魔王にあんな秘密が隠されていたとは・・・。

あと、猛獣使い(3巻ではついに「猛獣」という変なあだ名をつけられてしまう)がヤキモチを焼くところは、前作『EとT。』で培われたラブコメの手法が生きている感じですね!

※ ※ ※

本作は、ケモミミ尻尾を持つケモミミ娘たちがゲームをやる時のメリットについてきちんと描いている点で、ケモミミ漫画としても秀逸な作品です。

『ダンシングドラゴン』というゲームは、「ドラゴンのカードが揃ったことを、敵方に知られないようにパートナーにサインを出す」ことが重要なゲームなのですが、蝙蝠猫と魔王は下のコマのように獣耳と尻尾を使ってサインを出すことができるんですよね!
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『チェックめいと!』3巻P5(猫砂一平/小学館)


この時点で、身振り手振りくらいしかサインが使えない普通の人間よりも、サインの自由度が高い点でケモミミ娘たちの方が有利に見えます。(実際、ゲーム中でも巧く利用しています)

こういう、「本当にケモミミ娘がいたらどういう行動をするか」を丁寧に考えて描いているかどうかが、ケモミミ作品としての良さを決めるのだと思いますね。



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