ケモミミ生活 ~獣耳作品情報ブログ~

獣耳のいる生活をはじめてみませんか?
獣耳キャラクターに関連する最新情報と懐かしい情報を織り交ぜて紹介していきます。

※世界で唯一(?)の獣耳評論サークル・S猫出版部のブログです。
※『総解説・猫耳史』『総解説・狐耳史』『総解説・兎耳史』等を頒布しています。
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狐娘の勇者と、村人の少年の物語。『逆成長チートで世界最強』1巻

世界中に魔物がはびこり、誰もが戦わなければならなくなった時代。
女神の加護によって戦闘力が決まってしまう世界で、勇者の力を得た幼馴染の狐娘と、村人にしかなれなかった少年の、過酷な戦いの記録が綴られます!

狐娘もいるWebファンタジー小説『逆成長チートで世界最強』の書籍版1巻が4月28日より発売中です!

魔王に率いられた魔物が人間の国を蹂躙するようになってから長い年月が経った頃。
少年フォンシエと狐獣人フィーリティアは、魔物の侵略を受け崩壊する都市アルマトから一緒に逃げ出して以来、ずっと共に助け合って生きてきました。

そんな二人も15歳になり、ついに女神マリスカから「加護」を与えられる時がきました。

女神の「加護」によって、人それぞれの魔物と戦うための力を授けてもらえるのが、この大陸の習わしなのでした。剣士の「加護」を得れば膂力が上がり、魔術師の「加護」を得れば魔力が増えるという感じです。

愛する人々を護るために戦いたいと思っていたフォンシエが得た「加護」は・・・・・・戦闘力の無い「村人」としてのクラスと「レベル上昇1/100」という意味不明な力(スキル)。

その一方で、フィーリティアは女神に真に選ばれし者である「勇者」の加護を得ていました。

勇者としての義務を果たすために本格的に戦いの道を行くことになったフィーリティアと、戦う道を閉ざされて道を見失ったフォンシエ。長い間一緒だった二人は別々の道を歩み始めます。

戦う能力が無くなったと思い込み失意に暮れるフォンシエ。しかし、実は意味不明だったスキルが、驚くべき潜在能力を秘めていたのです・・・!

※ ※ ※

女神マリスカによって大陸全土の人間の職業が15歳で固定されてしまうというやや理不尽な設定や、イラストを手掛けているのが『幼女戦記』の篠月しのぶ氏であることから、女神と対立するような話になるのかなと思ったんですが、公開されているWeb版を読んだかぎりでは、王道的な魔王との戦いがメインっぽいですね。

不利な出発点からひっくり返していく、というタイプの話ですので、『盾の勇者の成り上がり』といった作品が好きな人にオススメです。

Web版の第一章にあたる部分が収録されていますが、かなり展開が違ってますので、Web版を読んだ人も一読する価値があるかと思います。

※ ※ ※

『転生魔術師の英雄譚』『魔物と始める村づくり!』といった作品で狐娘ヒロインにこだわってきた佐竹アキノリ氏の作品だけあって、今回もヒロインは狐娘です。
転生魔術師の英雄譚 2 (ヒーロー文庫)
佐竹 アキノリ
主婦の友社
2017-02-27




ただ、他の作品が狐娘ヒロインとイチャラブする場面が多いのに対して、本作『逆成長チート~』は全体的にシリアス。フィーリティアとも一旦離れ離れになったりと、他作品と少し雰囲気が異なっている点に注目です。



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「お前ふわっふわやんけ・・・!」( byケモナ―マスク)『けものみち』1巻

獣人もいる異世界に召喚されたのは、変態的なまでに獣を愛するプロレスラー!
あまりにも変すぎて召喚した王家からも見捨てられたプロレスラーは、紆余曲折の末、異世界でペットショップを開くことにしますが・・・。

『この素晴らしい世界に祝福を!』の暁なつめ氏が原作を担当し、『バカとテストと召喚獣』のコミカライズを手掛けたまったくモー助氏&夢唄氏ペアにより描かれる、とっても変な新感覚異世界転移物語『けものみち』の初単行本が4月25日より発売中です!

プロレスラー「ケモナ―マスク」、本名・柴田源蔵は武道館での試合の直前に異世界に召喚されていまいました。

召喚した王家のお姫様は「異世界で最強の者」を勇者として呼び寄せ、王国を脅かす魔獣や魔王を退治してもらうつもりでいたのです。

しかし「最強の者」として召喚された源蔵は、勇者として戦うことを拒絶します。大の獣好きである源蔵は、魔「獣」を悪く言うお姫様の方を「悪」と認識したのでした!

勢い余ってお姫様にスープレックスをかけてしまい王国から追われる身となった源蔵は、紆余曲折の末に自由都市クラスタに流れ着き、そこで異世界初のペットショップ「けものみち」を開店することになりました。

ペットを飼うという概念の無いこの世界で、愛情をかけて育てた魔獣をペットとして販売することで、人と魔獣が分かり合える世界を作るというのが源蔵の理想です。

しかし、源蔵がペットを手放したがらなくて商売になってない状況に、店員の狼少女シグレと、なぜか店に居候している竜人・花子&吸血鬼カーミラは、ペットショップを臨時休業して店の赤字を埋めるための金策に走るという、どうしようもなく本末転倒な行動をすることになりますが・・・。

 ※ ※ ※

主人公の源蔵をはじめとして、登場人物がみんな残念な性格の人物ばかり、という暁なつめ氏らしい作品となっています。

源蔵はあまりにも獣好きすぎて、男女構わず獣人にセクハラしまくる(本人は「愛」に基づいているつもりで至って真面目)というヒドイ変態になっていますし。

作中では一番常識人っぽい狼少女のシグレも、たまに変なことを口走る時があります(商人ではあるようですが、まだ経験が足りないのか、あまり巧い商売ができているとは言い難い)。

 ※ ※ ※

最近の作品(例:『箱庭王国の創造主サマ』『放課後アサルト×ガールズ』)で時々見かける、犬科の獣耳を見ただけで何の動物か判別できる、というシーンが本作にもあります。

源蔵がシグレを初めて目にするシーン。シグレが犬ではなく狼であることを一発で見抜きます。
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『けものみち』1巻P124(まったくモー助・夢唄/原作・暁なつめ/角川書店)











源蔵は狂的な獣好きなので、犬と狼の区別がすぐにできても不思議ではなさそうです。

実際、犬の獣人も登場しますが、狼獣人であるシグレとは耳の形が少し異なるように描かれています。

見田竜介氏の80年代狐耳娘。~『月刊PCエンジン』1989年11月号「PC小町倶楽部」

見田竜介氏は過去から現在にいたるまで同系統の絵柄のクリエイターが存在しない、といえるほど独特の美少女絵を描かれる方。
また、今ようやくメイドラゴンやFGOで一大ジャンルを築きつつある「竜娘」ジャンルの先駆となる、『ドラゴンハーフ』を描いた方でもあります。

(現在は「はながたみ あや」名義で漫画を描かれています)

ゲーム関係の仕事も多い見田氏ですが、小学館のゲーム雑誌『月刊PCエンジン』のイラストコーナーにて、講評・挿絵も担当されていました。
【中古】ゲーム雑誌 付録無)月刊PCエンジン 1990年2月号
【中古】ゲーム雑誌 付録無)月刊PCエンジン 1990年2月号

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『月刊PCエンジン』1989年11月号P72(見田竜介/小学館)


もともとこの雑誌の創刊号(89年1月号)から『ミスPC小町』という女性写真紹介ミニコーナーがあり、それが女の子キャラのイラストを投稿する『イラスト版PC小町』という1/2ページのコーナーに変化したのですが、イラスト投稿がかなり多かったらしく、89年11月号からまるまる1ページを占める『PC小町倶楽部』という形に大発展しました。

その時から見田氏のイラストと講評が掲載されるようになり、コーナーの看板娘として「コンコン」というキャラクターが登場するようになりました。

注目は、この子が(たぶん)狐っ娘であること!
狐耳漫画が片手で数えるほどしか無かった80年代末に、RPGっぽい恰好をした狐耳娘、というのは時代の先取り感が凄まじいです。

※ ※ ※

90年代に入ってから、急に小中学生向けの雑誌・メディアで獣耳キャラが増える、という現象がみられるのですが、本コーナーにおけるコンコンもその流れに一役買っていた可能性があります。
(『月刊PCエンジン』は『コロコロコミック』の増刊から発展した雑誌なので、小中学生の読者は多かったはず)

この頃の獣耳キャラに洗礼を受けて、獣耳キャラを描くようになった人も多いと思うので(ゼロ年代の作品は特に)、80年代末~90年代初頭の流れは獣耳史的にとても重要ですね!



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