ケモミミ生活 ~獣耳作品情報ブログ~

獣耳のいる生活をはじめてみませんか?
獣耳キャラクターに関連する最新情報と懐かしい情報を織り交ぜて紹介していきます。

※世界で唯一(?)の獣耳評論サークル・S猫出版部のブログです。
※『総解説・猫耳史』『総解説・狐耳史』『総解説・兎耳史』等を頒布しています。
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最強師匠&ちびっこ弟子で戦う! 物語が加速する『女騎士とケモミミの子』4巻

過酷な魔物討伐に身を投じる女騎士に付き従う、戦場には不釣り合いな獣人の子。
その子は実は、女騎士の立派な「弟子」なのでした!
力強い師弟が、囚われの獣人女性を助けるために奮闘する『女騎士とケモミミの子』、単行本4巻目が3月8日より発売中です!

幼い頃に家族同然で一緒に暮らしていた獣人・ルナと再会した女騎士オリビア。
かつての師匠の獣人カトレア、姉弟子のララとともに生活していたルナですが、戦争の混乱でそれぞれ離れ離れになってしまい、8年ぶりの再会となったのでした。

心優しかったルナは厳しい世界を生き抜く中ですっかり屈強な戦士として成長しており、オリビアは再会を喜びますが、ルナは何やら不審な人物たちと関係を持っている様子。
それを心配し事情を訊ねようとしたオリビアの前に、「魔女」を名乗る不気味な女性が現れ、ルナを連れ去ろうとするのでした!

異様な術によって獣人の子ノアを盾にされ、最大のピンチに陥った女騎士オリビアは――

※ ※ ※

師弟モノ&疑似親子モノの作品ですが、ここにきてファンタジー・バトル要素もかなり強くなってきました。
数奇な運命に囚われた獣人ルナを巡って、女騎士オリビア&弟子ノアが邪教徒たちと戦う場面が徐々に増えてきています。
邪教徒たちは他作品でもなかなか見ないような独特のグロテスクさがあって、バトル描写もリアリティがあり秀逸です。

3巻でも猫獣人のマオが尻尾でバランスをとって変幻自在の拳法を見せるシーンがありましたが、4巻も「クロスボウを馬上で巻き上げる」等のファンタジーな存在ならではの戦闘が繰り広げられる場面が多く、読んでいて飽きません。

※ ※ ※

本作、獣人の姿についてもディテールが巧みに表現してあって、例えオリビアがノアを撫でるシーンでは「耳を押さえてみる」という、犬猫に対してやりがちな仕草が描かれています。
耳が「ぷるっ」と戻る感じを丁寧に描写しているのが面白い。
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『女騎士とケモミミの子』4巻P77(たーぼえんじん/新潮社)


他にも「ノアが寝ぼけて若干野生に戻ってしまって本気噛みしそうになるシーン」など、犬猫を飼っていたら「あるある」な場面を、しっかりケモミミの子たちの仕草に落とし込んでいる点が、本作の魅力の一つでもあります。


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ムスッとした猫娘シューが可愛すぎる!『S級鑑定士なのにパーティー追放されたので猫耳娘と農業スローライフしようと思います。』コミカライズ版2巻

ダンジョンで拾得されるアイテムや食材の鑑定を行い、冒険者パーティーの安全な行程をサポートする「鑑定士」。
主人公ソルトはS級の肩書を持つ敏腕鑑定士ですが、元のパーティーから追放されてしまったため、冒険者を引退して相棒の黒猫シュー(注:人の姿に変身できる)とともに気ままなスローライフを送るつもりでした。
しかし、少なからずソルトの能力を頼って来る人々がいるため、なかなか冒険者たちとの関わりを断つことができません。

今回は努力してスローライフ生活を推進しようとするソルトですが・・・。

『S級鑑定士なのにパーティー追放されたので猫耳娘と農業スローライフしようと思います。』のコミカライズ版2巻目が3月12日より発売中です!
前回、冒険者ギルドと関わったために面倒事に巻き込まれたソルトは、今度こそスローライフ生活に移行しようと、これまでの利益を元手に牧草地を購入しようとします。
まったり生活を希望するシューからも、もうギルドとは関わらないで欲しいと釘を刺されていたソルトですが、美人のギルド員・ミーナに、鑑定士の関わる悪徳事件の捜査に協力する「顧問」になって欲しいとお願いされた結果、断り切れずに引き受けてしまいます。

シューからは「鼻の下伸ばして」と嫌味を言われ、自身もギルドとのかかわりはこれ限りにしようと決意を固めるソルトですが、調査の過程で彼のパーティ追放の原因をつくった元・ギルド受付嬢のゾーイと再会したことで、さらにややこしい事態へと発展していくのでした・・・!

※ ※ ※

カクヨムで連載されている原作の、第27話『報復(1)』の前半部までが漫画化されています。タイトルの「スローライフ」に反して、わりと波乱万丈な事件が繰り広げられるところが本作の特徴ですね。

ソルトは女難の相が出ているのではというほど、いろんな女性から頼りにされる=トラブルに巻き込まれるのですが、なんだかんだで常に猫耳娘シューが一番身近にいる所は(ケモミミ好きとしては)好印象。
「複数ヒロインハーレム物ではケモミミヒロインはサブ扱いになる」法則があるのですが、本作ではシューのメインヒロインの座は揺るがなさそうですね。

※ ※ ※

漫画版ならではのシューの魅力の一つが、「物言わず訴えるようにじっと見つめる仕草」。
シューはこの仕草をしばしばするので、外見だけでなく雰囲気的にも猫感が増しています。ワガママだけど放っておけない、世話してあげたくなる猫のイメージ。

女性キャラが大勢出てくる作品だけど、この仕草だけでシューの魅力が一段ずば抜けているように感じる・・・。
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『S級鑑定士なのにパーティー追放されたので猫耳娘と農業スローライフしようと思います。』2巻P91(うたしま/小狐ミナト/フレックスコミックス株式会社)


一方でお酒好きだったり、温泉に入るのが苦手ではなかったりと、よくいる猫耳娘キャラには見られない特徴を持っている点も、またシューの魅力だったりします。

※ ※ ※

「うたしま先生のケモミミっぽい」特徴であるムッとした不機嫌な表情のシューは今回も豊作で、2巻では本編だけでなく各話の幕間ページにも不機嫌なシューが描かれているので、先生の描くケモミミっ娘が好きならぜひ単行本読みましょう!



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キツネ耳アニメの感想。『戦国妖狐』第7話~第10話

実はまだ原作5巻目前半くらいしか進んでいないのが驚きの、見どころ盛りだくさんのアニメ版!

●第七話 火岩と芍薬

第一部の山場の一つ!

以前の記事でも書きましたが、アニメ版は寂しげなシーンを演出するのが巧いので、灼岩がやられる場面もかなりしっとりとした印象になっていて、原作とはまた違った余韻を感じます。
原作はもう少し無機質的・断片的に場面が進行する感じで、あちらはあちらで凄く印象に残るシーンなのですが。

考えてみると芍薬は本作の登場人物の中でも随一の癒し系なので、彼女がこの段階でいなくなることが、その後の修羅界のごとき物語の展開を決定づけたといえそうです。


●第八話 魔剣士
灼岩の事で真介が闇堕ちして「おかしくなってしまった」雰囲気の描写がとてもよい感じ。

たまはこの話からもみじ模様の羽織をまとうように。
たまは要所要所で印象に残る衣装替えをするキャラクターですが、主要登場人物のうち彼女だけ物語の最初から最後まで精神面がブレない(成長しない)タイプなので、この衣装替えが他の仲間と一緒に「ちょっとずつパワーアップしている」感を出しているんですよね。


●第9話 山の神(前)
ついに「くずのは」の話題がでてきた。
真面目なたまからすると「自分の母親が恥ずかしいことしていて恥ずかしい(動転)」という感じなんだろうけど、漫画だとヤレヤレ感が強いのに対して、アニメでは超恥ずかしがっているのがカワイイ。

そしてタヌ吉朗の注目シーンも、展開は原作と同じだけどアニメ版ならではの演出が良い感じ!
原作だとなんかタヌ吉朗が人間の女になりきれてない(ヤクザの男衆みたいな態度)のに対して、アニメはかなり色気があってだいぶ化け能力が上がっています。

あとアニメでもちゃんと「にくきゅ・・・」を再現してくれたのも二重マル。


●第10話 山の神(後)

タヌ吉朗に続いてたまもすっぽんぽんに!

・・・そこは良いとして、このたまの修行の話で好きなのは「主観時間で10年間瞑想する」をさらっとやってのけてしまうところなんですよ。二百年近く生きている人外の存在の凄みが出てる。
たまはこういう時間感覚とか精神面がブレない(頭が固い・頑固ともいえる)点が、見た目と設定だけの凡庸なロリババァとの格の違いを見せつけています。

白熱のバトルシーンも満足だな~
山の神の声を担当する高垣彩陽さんの演技が、いかにも不敵で胡散臭い(褒め言葉)感じでとても良い。人の意のままにならない日本的な荒神っぽさがよく出ています。

 
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